Tabi-taroの言葉の旅

何かいい物語があって、語る相手がいる限り、人生捨てたもんじゃない

過去最強寒波襲来

2023年01月25日 | 日記
10年に一度の過去最強寒波が日本列島を襲っています。
それは日航機が御巣鷹山に墜落した大事故(1985年8月12日)の翌年のことでした。ドイツ・ロマンチック街道の添乗から戻った私に目を疑う映像が飛び込んで来ました。ケネディ宇宙センターから打ち上げられたスペースシャトル、チャレンジャー号が大勢の観衆が見守る中、打ち上げから73秒後に爆発したのです。7人の貴い乗組員の命が奪われました。1986年1月26日のことです。
ロケット結合部の“Oリング”の不具合は以前より指摘されていました。特に気温が零下になったときに結合部の気密性が保てるかには懸念の声もありました。その日のフロリダは、何年来の異常寒波に襲われていました。打ち上げ時のケネディー宇宙センターの気温は零下を記録していたのです。
事故後のロナルド・レーガンの言葉です。
~この数か月、我々は失敗に立ち向かい誤りを正す勇気を持つことを学んだ。険しい道のりではあるが、7人が目標としていたものに向かって我々は宇宙計画を継続していく。悲劇を経験し挫折を味わった7人が教えてくれた不屈の精神で・・・~
その言葉通り、米国の宇宙計画は再開されました。
1988年9月29日、あの悲劇の場所から再び2年8か月を経て打ち上げられた宇宙船の名前はディスカバリー号でした。
皆さま、寒波に負けずどうぞご安全にお過ごしください\(^o^)/