Tabi-taroの言葉の旅

何かいい物語があって、語る相手がいる限り、人生捨てたもんじゃない

好奇心は止まらない

2019年07月22日 | 日記
洗足音楽大学オープンキャンパスに行ってきました。

洗足学園音楽大学と多摩美術大学が「コジ・ファン・トゥッテ」を共同制作します。
洗足学園は演奏を、そして多摩美は照明・美術・衣装を受け持つ夢の美のコラボです。

公演を来月に控えての公開リハーサル。
同大講師であり演出・指揮の髙田正人さんの熱の籠った指導に感心しました。

曰く
オペラでは登場人物の年齢をはるかに超えた演奏者が歌うことは良くありますが、今回のコジ・ファン・トゥッテでは登場人物の実年齢に拘りました。登場人物を現代のユーチューバーの若者たちと設定して台本を書きました。
オペラには歌手としての要素=Singerと、役者としての要素=Actorの二つの要素が同時に求められます。

その言葉通り、今日のリハーサルも
1.台詞を読み込む
2.台詞に抑揚を付ける
3.それを音楽に乗せる
4.音楽に合わせて表情と演技を付ける
というそれぞれのステップを見せていただきました。
髙田さんのアドヴァイスの何と適切なこと!

総合芸術オペラってこうやって作られていくんですね!
来月の本公演が今からとても楽しみです\(^o^)/

こんなこともあったっけ🙋‍♂️

2019年07月16日 | スイス
私は専任の添乗員ではありませんでしたが、それでも現役時代の海外添乗回数は153回、ご案内したお客様の数は4,800名を数えます。幸運にもその間、人の生死に係わるような大きな事故はありませんでしたが、それでも何回かの「絶体絶命!」を経験しました。今更、人に話すことでもないのですが・・・昨日、お客様からの礼状やらアンケートやらを整理していて自分でも忘れられない一つの出来事の記憶が蘇りました。

2007年、ご夫妻20名をヨーロッパにご案内したときのことです。バスが思はぬ渋滞と不法駐車の車両に道をふさがれ、あわや列車に乗り遅れるかも!というハプニングを経験しました。到着がぎりぎりになることを知った現地ガイドさんが機転を利かせ、たまたま駅で仕事をしていたガイド仲間を総動員し、手分けしてお客様の誘導とスーツケースのリレー運搬を手伝ってくれたお陰で何とか出発には間に合ったのですが、定時運行を誇るユーロスターのドアに手をかけ、お客様が全員列車に乗車できたのは文字通り出発1分前。

昨日整理したお客様からのお手紙の中になまなましい当時の記録を発見し、もしもあの時あの列車に間に合っていなかったらどうなっていただろうと今更ながら身震いしました。
シヨン城~ローザンヌ駅の地図を添付しました。