読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

パーク・ライフ

2015年04月21日 20時13分01秒 | ■読む
吉田修一著、文春文庫刊 吉田さんの作品で二つ目を読みました。本作は、表題作と「flowers」という中編(?)の二作品が収録されています。いずれの作品も、日常を過ごす主人公の体験を、読者が何らかの予断を持って読み進めない点で共通しています。そして、結末で主人公が感じる感情を、直接語ることなく、それまでの細々とした出来事の総体として、ある感慨に到達した場所で終わっています。「パーク・ライフ」の会話の . . . 本文を読む
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