猫 周公のコラム

スケッチとエッセイ

来年は政治の大変革があるように思います

2007年12月31日 | Weblog
今年最後のブログとなりました。
皆さんはどんな大晦日をお過ごしでしょうか?

自分は久しぶりで、人物デッサンを描いてから、先ほどまで自分の部屋の大掃除をしていました。
特に時間が掛かったのは、ほんの整理です。
かって読んだ本を眺めてみると、自分の思考の歴史がなんとなくわかるような気がします。
いつのまにか、こんなことを考えていました。

今年は政治の世界は大変革の予兆を暗示させる一年でした。
参院選で民主党が過半数を獲得したことや、防衛省の守屋問題が発覚したことで、自民党もこのままではリーダーを取ることが出来ない状況になってきています。
特に防衛省の問題は根が深いと思います。
官僚組織や考え方そして税金の無駄使いなど、抜本的に改革せざるを得ない問題だからです。全ての省に共通するのです。

政界再編成は時間の問題となってきたようです。
福田首相は再編成を乗り切って新たなリーダーシップを発揮するはずです。

民主党の小沢党首は国連中心主義で国際関係を築いてゆこうという考えですが、国連はロシアや中国とアメリカとの政治バトルの場であることから、国連の決議に従ってゆくのはかなり危険があります。
このことは今日の日経で中曽根さんが言っています。

かって、日本の金融機関が国際化の波に洗われてきたように、政治も国際政治の波に洗われるときがきたようです。
どうも、日本がリーダーシップを取らなければいけないようです。
イラクやパキスタンでの宗教紛争はアメリカのようなキリスト教社会の考えでは、解決が難しいと思います。
仏教国である日本の出番ではないでしょうか?

この絵は鉛筆デッサンです。
毎日、どんなことがあっても、手を動かしていこうというのが目標なので、暫くは結果をブログにも載せてゆきます。


少子高齢化で経済は衰退しない

2007年12月30日 | Weblog
最近のニュースで興味を惹かれたのは、「トヨタが国内の生産コストを海外での生産コストに負けないような体制にする」という記事がありました。

海外の安い人件費にどういう風に対抗するのかというと、ロボットを使うということだそうです。
既にオールロボットでの生産実験をしているそうです。
結果は塗装工程で問題があるので、まだ本格化していないそうです。

しかし、多くの工程でロボットを増やしており、これにより既存の工場より生産コストを{確か)20パーセントダウンさせているそうです。

この話を聞いて思ったことは、日本は中国を初めとする東南アジアに生産拠点を持っていかれてしまうので、日本の産業は衰退するのだというように思っていたが、必ずしもそうではないということです。

さらに、日本の技術は世界の技術水準のトップレベルにあり、新幹線の技術とか宇宙開発の技術は日本の技術が支えているそうです。
そんなことを考えると、日本の産業の将来は学者や評論家の言うように、何も悪い方に考えることはないと思います。

また、少子高齢化時代が来ているからといって、経済が衰退するようなことを言う人があるようですが、これもおかしいと思います。
日本の平均寿命は伸び続けており、定年も延びて働ける年齢は65歳から、まもなく70歳になろうとしています。
労働力人口が減ることはないのです。
むしろ、技術や頭脳を使うためには、経験がものをいう高年齢層が必要なのです。
そういう方面の労働が増えるので、労働人口は減ることはないし、それどころか高いレベルの労働者が増えてくるのではないでしょうか?

だいたい経済学者や評論家が、将来の姿を当てたということはあまり聞きません。
具体的に経済に携わっている、経営者や労働者の方が実体経済の動きを身体で感じており、流れを見る眼は正しいような気がします。

写真は我が家の蝋梅の花です。
我が家の庭には25年位前から蝋梅が毎年花を咲かせます。
一時水のやりすぎで枯れてしまったのですが、数年前から復活して今では立派な花を咲かせてくれます。
蝋梅は地味な花で、なにかひたむきに咲いているような感じを受けます。

20年後の予測 90歳老人は当たり前、100歳老人も珍しくない

2007年12月29日 | Weblog
世の中何が変わったかというと、情報革命といわれるように、電子技術の発達が恐ろしいほどのスピードで変化してきています。

携帯電話が普及し始めたのが僅か10数年前のはずです。
自分が携帯電話を持ったのが10年前で、当時の普及率はかなり低かったと思います。
パソコンは随分前からありましたが、中小企業にまで普及してきたのは10数年前くらいではなかったのでしょうか?

それが今では携帯電話は1億台となり国民全てに普及してきており、パソコンは会社に入ったら必須条件であり、操作できるのが当たり前の社会となっています。

10数年前には、メールがこれだけ普及するとは誰もが考えていなかったと思います。
10年から20年後はどういう社会になっているのでしょうか?
おそらく誰もが予想も付かない、社会になっているはずです。

経済がグローバル化しすべて英語で会話(翻訳機器の普及)するとか、顔を見ながら話す携帯電話、行き先を指定すれば勝手に行ってくれるクルマ、交通網や交通手段の発達で国内なら何処へでも日帰り旅行が出来る、医学と医学機器の発達でほとんどの病気が発見できるし治る、平均寿命が延びて90歳や100歳の老人があたり前となる、等々が予測できます。
しかし、日常生活は今みたいに老いも若きも携帯電話を持っているように、予測も付かない、まったく違った様相になることは間違いありません。

知多半島師崎港の猫達

2007年12月28日 | Weblog
知多半島師崎港でスケッチをしていたら、3匹の猫が寄ってきました。
同じ模様をした、親子猫のようでしょうか?

お母さんらしき猫が、近づいてきてさかんに餌を要求していました。
後ろでは二匹の子供達が、じっとお母さんの様子を見ながら待っていたのが、なんともいじらしかったです。

豊浜港スケッチ

2007年12月27日 | Weblog
知多半島に豊浜港があります。
さかな広場があり活気に満ちています。
ここではスケッチロケーションがとてもいいので、お薦めです。

さかな広場の中の雰囲気を描こうと思いましたが、時間がなかったので次の機会に譲ります。

知多半島師崎

2007年12月26日 | Weblog
今日は絶好のスケッチ日和でした。
新スケッチ紀行の第一回は知多半島です。

久しぶりのスケッチなのでなかなか筆が進まず、やっとのことで三枚描いてきました。
師崎から少し行った、豊浜の「活魚の味里」さんの駐車場から描いたものです。

味里さんは中部国際空港にも出店しているという有名な「まるは」さんの隣にあります。
昼食は1400円の鯛のあらいとエビフライの定食にしました。
これが実に美味しかったのです。

味里さんは店の雰囲気もいいので、リピート客になりそうです。
なんといっても、海側に面しているため、スケッチをするには絶好の場所にあります。
それに、豊浜魚市場が近くにあって、スケッチと観光ロケーションは抜群でした。

次回は師崎港で描いたスケッチを載せたいと思っています。

2025年にリニア新幹線 でもゆっくり生きます

2007年12月25日 | Weblog
先ほどブログに「ゆっくり鈍行の旅」を楽しもうと思って書いた矢先に、「東京~名古屋間にリニア新幹線を走らせる・2025年に完成し所要時間は40分」というニュースを知りました。

最もビジネス用の弾丸列車なので、我々には用のないことかもしれません。
それに2025年というと、生きていられるかどうかわかりません。
とにかく、自分にとっては現実味のない話です。

「ビジネスはスピーディーに、そして生活はゆっくりと」という時代になってくるような感じがします。

自分はビジネスのスピードとは関係ない生活をしているので、あくまでもゆっくりと自然を友として生きてたいと思っています。

読むブログから見るブログへ

2007年12月25日 | Weblog
最近、友人達から「お前のブログは、理屈っぽくて疲れるよ」と言われてしまいました。
確かにそのとおりで、最近はブログを描いている自分も、少々くたびれています。

というわけで、明日からはこのブログの原点である、「スケッチ紀行」に戻ります。(本当は来年からといいたいのですが、来年のことを言うと鬼が笑うといいますので)

「世界の車窓から」ではないけれど、「日本の車窓から」と洒落て鉄道列車の旅をします。
出来るだけ途中下車をして、その町特有の風景を描いてきます。
12月は知多半島(クルマ)、2月は浜名湖、3月は小豆島と決めています。

このブログを始めた当初は、外国旅行や身近な風景や静物などのスケッチを掲載していましたが、次からは焦点を絞って、旅の風景をスケッチし載せます。

名古屋の街づくりと人間賛歌 フランス映画-ここに幸あり-を観て

2007年12月24日 | Weblog
フランス映画「ここに幸あり」をみてきました。

映画のストーリーは、パンフレットにはこう書いてありました。
「--人生ちょっとひと休み--ある日突然失職した大臣、ヴァンサン。仕事とお金を失い、妻は愛想をつかし、住む家もなくなって・・・。とはいえ気のあう仲間とワインを飲んで歌を歌えば、この世はたのしい。ほんとうの幸せは、いつだってすぐそばにある。」

フランス人は「人間賛歌」という考え方が日本人より余程身体に沁み込んでいると思いました。
日本人は先を憂いたり心配ばかりしていて、今を楽しめない国民です。
それに対して、フランス人やイタリア人などは、今の生活を楽しめないで何が人生なのか?という考えをしています。
だから、服装にしても家にしても、街中にしても全てが明るいのだと思います。
その原因は風土や歴史から来る文化の違いもありますが、なんといっても国や県や市のリーダーの考え方が「人間賛歌」の思考を持っているかどうかということです。

映画を観てから今池のガスビルの二階にある喫茶店「サンモリッツ」でお茶を飲みながら、今池交差点を眺めていました。
先ず気付いたことは、車の色にしても歩いている人たちの服装にしても、実に暗い色をしているので、街自体がくすんで見えるということでした。

バスやタクシーにしても黄色や緑色や赤系の明るい色を使うべきだと思いました。
建物や広告は中間色を使って、落ち着いた雰囲気の街にすべきです。
人間の心が明るく楽しくなってくるはずです。
もちろん社会福祉政策も大切ですが、先ずは街を明るい雰囲気にして「生きていることを楽しむ」ような街にしたいと思いました。

そういうことから、今の名古屋市長が提案している「広小路通りの歩道を広くして、ここに小川を作る」という考え方は大賛成です。
名古屋市は「人間賛歌」という点では先を行っているのではないでしょうか?

世界の車窓から

2007年12月23日 | Weblog
DVD「世界の車窓から」をみています。

旅は「ハレ」の最たるものなので、大いに楽しみたいですね。
まったく未知の世界に行くことで、自分が普段考えている事とはまったく違う体験をするのだから、脳の活性化にいいはずです。

特に鉄道の旅は比較的安全であるし、乗客との交流や人々の生活が眺められるというところがとても魅力的です。
DVDの映像は車内の人びとの風景が頻繁に撮影されていて、実に味のあるものになっています。
出来れば、先ずは海外の列車の旅を体験してきてから、このDVDを見ると新たな感動が湧き上がってきます。

自分としては外国旅行は、なんといっても列車の旅が最高だと思っています。
欲を言うなら、国内の列車の旅「日本の車窓から」も出てきても良いのではないでしょうか?

この本は既に3冊出ていますが、来年の6月までに毎月2回発行することになっています。