座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

神籬(ひもろぎ)の奉製

2015年06月12日 | 神社知識・作法・歴史

神社ではお祭りの中で多く榊(さかき)を用います。

単に装飾とする事もありますが、祭具としては 1.お祓いをするための『大麻(おおぬさ)』 2.御神前へお供えする『玉串(たまぐし)』 3.境内の外で神様をお招きするための『神籬(ひもろぎ)』 などに榊が必要になります。

明日の御田植祭は境内を離れ田圃の前で行うものです。 そのための神籬を奉製しました。

境内の榊から大枝を選んで切り取ります

葉を拭き、紙垂を下げて神籬とします

神の籬(まがき)と書いてひもろぎと読みます。 「籬」とは竹や柴で編んで作った垣根という意味で、つまりは“神様の場所”という事です。

神霊の宿る常緑樹を模したものですが、読み方の由来には「霊守木(ひもるぎ)」「生諸木(おひもろぎ)」など諸説あるようです。

 

つい先日まで弱い新芽が多く、榊を採るのに気を遣ったものですが、もう成長して立派な葉になりつつあります。 この季節のせいか或いは榊の生命力の強さなのか、どちらにしろ明日植える御米も力強く育って欲しいものです。


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