明日から月が替わり、6月になります。毎月、1日と15日は7時より月次祭が斎行されますので前日準備を行いました。
午前までは雨が降っていたので止むのを待ってから境内の注連縄と紙垂を取り換えました。また、高圧洗浄機で参道や手水舎を清掃致しました。
6月30日には夏越大祓式を執り行いますので、より一層、境内美化の意識を高めて清掃に取り組んで参ります。
明日から月が替わり、6月になります。毎月、1日と15日は7時より月次祭が斎行されますので前日準備を行いました。
午前までは雨が降っていたので止むのを待ってから境内の注連縄と紙垂を取り換えました。また、高圧洗浄機で参道や手水舎を清掃致しました。
6月30日には夏越大祓式を執り行いますので、より一層、境内美化の意識を高めて清掃に取り組んで参ります。
この数日、気温がぐっとあがり陽射しが肌にささるような日が続いております。
境内では大きな百日紅(さるすべり)の木がございます。こちらは6年程前にご奉納いただいたものです。
この百日紅は、幹肌がツルツルとしたなめらかな質感で、サルが登ろうとしても手や足がかからずに滑ってしまいそう。そこから『さるがすべるき』→『さるすべり』と言われるようになったといいます。
また、漢字で百日紅と書くのは初夏から秋までの凡そ三ヶ月もの長い間の開花時期がある事が由縁と言われております。
ご奉納頂いた当初の百日紅
年を重ねる毎に大きく成長している様子が、見て伺いえます。
百日紅の周りも木陰が増えて、今日みたいに暑い日は気持ちが良いものです。
これかも大切に百日紅を見守って参ります。
今日はたっぷりの日差しのもと朝から気温がぐんぐん上がっていき、30℃を超えた今年初の真夏日となりました。社務をしていると自然と汗が出てきましたが、時折、風が吹くと涼しくも感じました。
天気が良いからか初宮詣や交通安全の御祈願をお受けになる方が多くいらっしゃいました。これから雨の多い季節から夏本番を迎えることになります。なかなかご苦労の多い季節ですので、体調管理には十分お気をつけてお過ごし下さい。
神社でのお祭りは祝詞を奏上するのに加えて、神饌や幣帛を奉り、楽を奏じたりするのが中心的です。その中にあって奉幣や奏楽の無い祭祀はあっても、献饌(神饌をお供えする)が省かれる事はありません。また、祭の語源は「たてまつる」「仕えまつる」「供えまつる」の「まつる」から来ており、祭の本義は神様をもてなし、様々なお供え物を奉ることでございます。それほど神饌は神社の祭祀において重要視されております。
大きな祭事は勿論のこと、本殿での御神前には毎日神饌をお供えしております。また、先日奉納をして頂いたもち米を神職の方でついて、お餅も御神前にお供えしました。
実はこの神饌、基本的な決まり事がある他は品目等に定めがございません。
その決まり事とは“米・酒・塩・水を優先する事”、“葱やニンニクなどの臭気の強いもの、芋やドジョウなどの泥物はできるだけ避ける”というものでございます。 神社によって伝統的にお供えするものが決まっている、という所も多いかと思います。
自宅にお祀りする神棚では色々お供えするのが難しい所ではありますが、下の図のように少しでも日を決めて忘れずに神饌を奉るのが良いとされております。
これから少しづつ祭事の増える季節になりますが、その心を忘れずにご奉仕できるよう努めて参りたいと思います。
今日は朝から雨が降るのと同時に風も強くなり、台風のような荒れ模様になっています。
前線の通過により今日の昼頃までこのような天候が続くようで、境内には葉や梅の実、枯れ枝などが落ちてきています。
境内にはイチョウなどの葉が徐々に落ちてきています。
駐車場や参道には枯れ枝などがたくさん落ちてきています。
午後には天気も回復してくるようで、土日はまた晴れ間も出て気温が30度を超える真夏日になるとの予報です。
午後には雨も風も止んだので境内を清掃
駐車場や参道も清掃しました。
もう少しで6月になり九州地方から順番に梅雨入りしていくようです。関東地方も今月末か来月初旬には梅雨入りのようです。
今年の梅雨は雨の量が多めとの事。晴れの時間を有効に使って憂鬱な時期を乗り切っていきましょう。
神社の参拝では“御賽銭箱の前で鈴を鳴らして二礼二拍手一礼”が普通ですので、本殿の内側がどのようなものかご存知でない方も多いかもしれません。
本殿はほとんどの場合『神様のお鎮まりになる御神座』と『人が入って感謝や祈願を申し上げる場所』とで構成されています。
拝殿
幣殿
本殿
当神社の本殿は一見大きな一つの建物ですが、手前から拝殿・幣殿・本殿の三つに分かれています。
『拝殿(はいでん)』…例大祭をはじめ年間の恒例祭典や日頃の祈願祭などで参拝者が入る所。胡床(こしょう)という独特の椅子が並べられています。
『幣殿(へいでん)』…神様へのお供え物や威儀物を置き、神主が祝詞を上げるなど神事の中心となる所。幣とは元々お供え物の布を表す言葉です。
『本殿(ほんでん)』…御神座のある所。写真には薄黄色のカーテンのような御簾(みす)が写っていますが、この奥に更に登る階段と一番上に扉が一枚あります。御簾の内側は例大祭など決められた時に入ることがありますが、一番奥の部屋は不可侵の神域。神社そのものの遷座や再建でもない限りこの先も開けることはないでしょう。
殿内の威儀物や文様にもそれぞれ意味がありますが、それはまた別のところで載せることに致します。
ご参拝の方が本殿に入ることができるのは厄除けなどの御祈願の時と、月次祭(つきなみさい)の時。
月次祭は毎月1日と15日(1月1日と8月1日を除く)、朝の7時より参列自由にて執り行っております。ご興味のある方はお気軽にお尋ねください。
本日は午前中から陽射しが強い夏日になりました。3日連続で夏日になるのは今年で初めてだそうです。いよいよ本格的に夏へと変わりゆく頃なのかも知れません。
去年は5月28日頃に境内の梅を回収しましたが、今年はまだピンポン玉ほどの大きさにはなっていません。しかし、梅の木を見ると実を多く付けておりますので今日のような暖かい陽射しを浴びて大きくなり、収穫の時期を迎えるかと思います。
気温が高い日が続いておりますので、この時期でも熱中症には十分お気を付けてお過ごし下さい。
この頃は、季節の変わり目のせいか気候が落ち着かない日が続いております。
さて、5月21日からは暦では『小満』(しょうまん)と言われる時期に入ります。
この小満とは万物の成長する気が徐々に強くなり、天地に満ち始めるという意味があるそうです。
またこの時期は、秋に蒔いた麦が穂をつけ農家の方が、ほっと一安心出来る頃です。
梅雨入り前の、この陽気の内に外に足を運び万物が成長する気を感じてみてはいかがでしょうか?
眩しい青空と気紛れな雨が続いて夏の雰囲気が強まってきましたが、神社の中庭では早くも紫陽花(あじさい)が咲いておりました。
まだ白い花に薄青色が差し込まれていて、他の場所の紫陽花はまだ開いていませんから本当に咲いたばかりなのでしょう。段々と色を変えることから“七変化”と呼ばれる紫陽花ですが、この最初の時期の可憐な美しさは格別のものです。
参集殿受付から見える中庭の紫陽花
社務所前の紫陽花は参拝の方にも見やすい位置ですが、こちらはまだのよう
『紫陽花の 八重咲く如く 弥つ代にを いませわが背子 見つつ偲はぬ(川原虫麻呂、万葉集)』
雨の時期の花という印象のある紫陽花ですが、実際は盛夏の手前まで長めに花を咲かせてくれます。
境内には中庭以外にも幾つか紫陽花が植わっており、もうすぐ皆様にも咲いたところをお見せできるでしょう。
今日は朝から雨模様。時にはザーッと強く降る時間もあり少し肌寒く感じます。
今日は戌の日。土曜日という事もあって大勢の方がご祈願にお越しになりました。
今月の戌の日は今日で最後。6月は2日(木)、14日(火)、26日(日)の三日間です。
ご祈願にお越しの際は新たに購入された腹帯がございましたらご持参いただき、受付時にお渡しくださいますと御札等と一緒にお祓いさせていただきます。
6月初旬には梅雨入りする予報です。雨の量も平年より多いとの事。
明日もにわか雨が降りそうですが、晴れ間も出て今日より少し気温も高めになるようです。
日々の天気や気温の変化が体調を崩す事の一因にもなっている様ですので、体調管理に気を配り健やかにお過ごし下さいませ。
昨日と本日は天気も良く気温も夏日となり日差しには暑さを感じる日和となっています。
2月に花を咲かせた梅の花が実をつけて徐々に大きくなってきました。
4月初旬には一円玉位の大きさのものがこの時期になると500円玉位までになってきました。
実の成長は気温や日照時間、降水量なども関係しているようです。
今年は沢山の実がなっていましたが、ここまで成長するのに多くの実が間引かれるようにどんどん落ちていきました。
今年の梅雨入りは少し早まるようで、予想は6月4日。 梅の収穫は梅雨前になるか後になるか大きさがピンポン玉位までになる時期を見て行われます。
毎年恒例の事ではありますが、職人の方に境内樹木へ消毒液を撒いていただきました。
虫が付きやすいと言われる桜の木を中心とした消毒作業です。ちょうど今朝は天気も良く風も穏やかで、車の出入りが少ない内に手早く作業を終えられていました。
思えば植木職人の方の仕事というのは大変なものですね。
こうした消毒・剪定といった木の手入れから、木を植える・伐採する、また作庭や高所の枝下ろしなどどれも力仕事でかつ季節や天気、樹木の種類などを考慮しつつ行わなければならない。
その上近年は開発によって住宅が大木や街路樹に近接している為、放っておけない木々が増えていると聞きます。
しかし自然と共生していくためにはなくてはならない仕事で、植木職人のお仕事が無くなった時が本当に大変な時なのかもしれません。
昨日まで続いていた梅雨のような天気ではなく、今日は青空が広がり久しぶりの晴天となりました。
肌寒かった昨日一昨日と異なり今日は25度前後まで上がるようで日中は少し汗ばむ陽気となりそうです。
初夏を迎えたこの頃の境内ではつつじやさつきが咲き、次にシャクナゲにカラタネオガタマと季節が進むごとに彩りを見せてくれます。
これから梅雨入り前までにはあじさいや榊が咲き始めます。
カシワバアジサイは少しずつ花を広げ始めています。
真榊はつぼみを膨らましています。
真榊は香りも強く境内にある多くの榊から漂う芳醇な香りが漂うので咲き始めると直ぐにわかります。
新緑と共にそれぞれの花を見つけながらの参拝もいかがでしょうか。
幾度かに分けて神社の建物について書いてきましたが、次はいよいよ本殿についてです。
本殿については長くなりますので今回は外観についてのお話しになります。
本日撮影した本殿
本殿は正殿(せいでん)とも云い、御祭神のお鎮まりになる建物の事です。
神社で最も神聖な場所で、例祭を始め各種祭典が執り行われる所でもあります。御祈祷などでたびたび人の出入りする建物ですが、言わば神様の家に当たる場所ですから言葉や立ち振る舞いには気をつけなければなりません。
竣工間もない頃の本殿。屋根や木材の色は今昔どちらもその良さがあります
当神社の本殿は“平成の大造営”として平成4年5月に竣功したものです。
令和2年8月には石畳参道と太鼓橋が完成したことで更に参拝しやすくなりました。
建築様式は『権現造り』ですが石の間にあたる部分が低くないので『入母屋造り』の方が正確かもしれません。
今は新緑が雲のように屋根にかかっています
神社建築の趣の主たるものは屋根であると言われます。
当神社の本殿は正面から見ると手前部分しか見えませんが、横から見ると本殿・幣殿・拝殿に当たる部分を屋根で繋いだ構造であることが分かります。木々で覆われて見難いのですが、本殿には神社特有の千木・鰹木が載っています。
屋根の下側を支える垂木(たるき)も風格の一部です
ごく大雑把に言って奈良時代以前の建築様式は屋根が直線的で、それ以降の様式では屋根に反りがあるものが多くなります。
この反りの深さや屋根の角度、建物と屋根のバランスなどで“優美”“軽やか”であるとか“重厚”“荘厳”であるなどと形容します。
この鈴鹿明神社の屋根は浅い反りに唐破風・千鳥破風を重ねたもの。皆様にはどのように見えるでしょうか?
今日5月16日より、暦では『竹笋生』という期間に入ります。
字の通り筍があたまを出し始める。その様な意味がございます。
遅いようにも感じますが、筍にも種類があり主に
①孟宗竹(もうそうだけ)中国原産のもの
②真竹(まだけ)国産
孟宗竹は3月中旬頃、真竹は5月頃に旬を迎えます。この事から、竹笋生は真竹の事だと言えます。
筍の旬は短く10日程といわれております。一月を上旬・中旬・下旬と10日間に分けているのも、この筍の旬から来ているそうです。
また雨後の竹の子と言われるように、竹の成長は早く、お子様の成長を祈願する初宮詣や七五三詣の祝詞でも「若竹の如くすくすくと」等といった表現もします。
竹には60程の節があると言われ、それは筍の時から変わらず。
それぞれの節に成長点があり、それらが同時に成長する為、あの早さでの成長が出来るみたいです。
筍の旬は過ぎ去りつつありますが、その時期の旬の物を食し体に取り入れてみては如何でしょうか?