座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

明日は月次祭

2020年09月30日 | 神社祭事並びに行事予定

本日で9月も最終日となりました。明日から10月となり午前7時より月次祭を斎行致します。今日は明日に向けて、境内の紙垂(しで)をお取替え致しました。

神社におきましては、毎日祭典が行われます。祭典は大きく分けて大祭・中祭・小祭と3つに分類されます。当社での大祭は、例大祭・祈年祭・新嘗祭。中祭は歳旦祭。小祭は風神祭、宵宮祭、月次祭、日供祭などとなります。

小祭の中でも毎日ご奉仕するのが日供祭となり年間で341回、月次祭は毎月1日、15日に行い(8月1日は例大祭のため無し)23回の御奉仕となります。

神社では国の隆昌や氏子崇敬者の弥栄、五穀豊穣、神恩感謝などその時期時期で様々な祭典を行っております。祭典の様子はブログ等でお知らせ致しますのでご覧いただけたら幸いです。

本殿前

座間市戦没者慰霊堂

神輿殿

鳥居

稲荷社

道祖神

厳島神社

鐘撞堂


神棚・古人形等のお祓い

2020年09月28日 | 御祈祷・授与品

当神社では古い御札・御守を社務所横の古札納所でお預かりしているのとは別に、古い神棚や人形も直接窓口にてお預かりできます(お焚き上げ料をお納めいただいています)。

ただ昔と違ってお預かりしたものを境内でお焚き上げはできません。そのため一所に一度集めた後に、専門の所に依頼して焼いていただきます。またお預かりした時にお祓いをしていますが、持って行っていただく前にも改めて祝詞を上げてお祓いを行っています。

まだ先の話ですが、例年冬になると大掃除などで古い人形等が出てくるのか、こうしたお焚き上げの依頼が増えるように感じます。基本的に窓口の開いている時間ならば神棚や人形のお預かりができますが、中にはお預かりできないもの(仏具類やガラスケースなど)もありますので、事前にご確認いただければ幸いです。


氏子青年会研修会開催

2020年09月27日 | 氏子青年会

鈴鹿明神社氏子青年会では、年に一度のペースで会員相互の親睦を図りまた神社や伝統文化について学ぶことを目的として研修会が開催されています。

今年は新型コロナウイルス感染症流行の影響がある中ではありますが、審議の結果、席同士の距離の確保・体温管理・消毒の徹底などを踏まえた上で例年通りに執り行う運びとなりました。講師は当神社の古木宮司が勤め、題目は“神社の基礎知識”です。

どうしてもしばらくはあらゆる行事が縮小となってしまっていますが、やはりコロナ後の事も考えなければいけません。各種対策はとりつつ、段々と元の様に行事が開催できるようになると良いですね。

研修会前の正式参拝

研修会に先立ち会長挨拶

研修会、講義の様子

とはいえ例年に比べると少人数での開催になりました


雨の一日

2020年09月25日 | 境内の様子

今日は朝から弱い雨が降っていて、時折強く降る事も。やや強い風に気温も20℃と少しひんやりししていて肌寒く感じます。

風と雨で落ち葉や木の実が境内のあちらこちらにいっぱい落ちてきています。

こちらはカヤの実

緑の包みの中からアーモンドの様な種子

カヤの枝にいっぱい付いています。

昔はこの種子から食用や灯火用の油を取っていたそうで、包みが割れて種子が出ると木材独特の爽やかな香りがします。

拝殿左側のスロープ周辺にこの時期沢山落ちています。

お越しの際はカヤの実の香りをお参りの際に少しでも感じていただけたらと思います。


台風過ぎて

2020年09月24日 | その他

心配されていた台風は進路が逸れたのか、幸いにも境内に被害をもたらすことはありませんでした。少し風は強いものの、雨も殆ど降らず落ち葉の掃除もいつも通りにできたほどです。

思えば一月前はちょうど風神祭が行われた頃でした。今年は出店も余興も自粛となりましたが、風神祭は“田畑に台風などの風雨の害が無いように”と祈るお祭りです。昨今の台風は田畑だけでなく家や樹木にも被害を与えるほどですから、御神慮によるものか今回は直撃とならず大変喜ばしく思います。

先日までの予報とは裏腹にここでは湿度もなく気持ちの良い風です

神道のお祭りは稲作を中心にしているとよく言われますが、それと同時に“災いが無いように”と祈るのもお祭りの大きな役目ではないかと思います。

『神道事典』の国家祭祀の項だけを見ても『風神祭』のほかに『大忌祭(豊作とそのための風水の利、風神祭に同じ)』『大殿祭(宮殿に災害が無いように)』『鎮花祭(疫病の流行が無いように)』『鎮火祭(火災が無いように)』『道饗祭(都に鬼や疫神が入らないように)』と数々の災い除けの祭事があるのが分かります。

またこの鈴鹿明神社で古くに行われていたという通称『龍神いじめ』という神事も、“日照りの害が無いように雨を呼ぶ”という意味でここに連なるお祭りと考えられます。上記のお祭りを見ると今も昔も願う事というのはそれほど変わりはないのではないでしょうか?

 

悪天や災害は無い方が良いに決まってはいますが、季節の事となれば避けられないものでもあります。時に祈りつつ、皆様もどうか無事に一年を過ごしていただければと思います。


台風12号に備え

2020年09月23日 | 境内の様子

皆様もご存じのとおり台風12号が太平洋側を北上する予報が出ております。

上陸する恐れは無いようですが、座間も今晩から雨が強くなり、翌日には風も強くなるそうですので可能な対策を行って参りました。

摂末社のひとつ稲荷社の眷属(けんぞく)と手水舎の柄杓の数を一つにして社務所へ避難致しました。

進路の予報をみると上陸はせず、少しずれておりますが念には念をという事で対策を行いました。

何も被害が出ない事をせつにねがいます。

皆様方も予報を確認しながら、くれぐれもお気をつけてお過ごしください。


秋分の日

2020年09月22日 | 

今日は秋分の日であり夏至と冬至の中間点、昼夜の長さが等しくなると言われる節目の日です。

しかし「国民の祝日に関する法律」によると『祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ』日とされていて、単に暦上の区点ではなくお彼岸の内の重要な一日である事が伺えます。

午後はずっと曇天で太陽は見えませんでした

先日書いた通り太陽が真東から真西に移動するため“西方浄土”の考え方からこの日が先祖祭りと結びつけられたと言われていますが、仏教が入ってくる前から日本では先祖祭りが行われていたという説もあります。

どちらにせよ大昔から人は太陽や月を読み、一年の行事を組み立てていたという事ですね。

今は台風が近づいているとの予報で、このように落ち着いた天気の一日はしばらく無いかもしれません。連休最後の日でもあります。皆様も今晩は平らかにお過ごし下さい。


山茱萸(さんしゅゆ)の実

2020年09月21日 | 境内の様子

朝から過ごしやすく秋を思わせる陽気となっています。

4連休の三日目で敬老の日。この連休で実家へ帰郷されている方もいらっしゃれば、新型コロナを考慮して自粛されている方もお電話などで様子を窺ったりして今年の敬老の日を迎えていらっしゃるかと思います。

数日前まで寝苦しかった夜が今は解消され朝晩も20℃前後まで下がってきて秋を感じられる季節になりました。

秋と言うと実りの季節でもあります。

境内の山茱萸は3月に黄色い花を咲かせます。

その山茱萸が秋を迎えて赤い実をつけています。

この赤い実は漢方薬の一種のようで滋養強壮の効果があるそうです。

どのようにすると薬になるのか定かではありませんが、昔はこれも秋の実りとして重用されたいたかと思われます。

栗や梨、ぶどうはもう収穫が終わりこれからは柿や林檎が本番になって来ると思われます。

美味しいものが美味しく食べられる季節となってきましたが、コロナ禍の中食べすぎには充分注意して下さい。


そろそろ七五三の季節

2020年09月20日 | 七五三詣

カレンダー上は11月15日が七五三の日とされていますが、当神社では11月に限らず七五三の御祈祷を受付しております。

そのため毎年、夏の雰囲気が引いたこの9月下旬頃が七五三の季節の始まりと言えるでしょうか。お日柄が良い事もあり今日も数組のご家族が七五三詣でいらっしゃいましたが、このように涼しい中であれば着物姿でも安心ですね。

境内にも七五三の看板が出されるようになりました

最近聞かれるようになったのが、御祈祷の際に新型コロナウイルス感染症への対策はどうしているのか、という事です。

現在ご来社の皆様にはマスクの着用と神社に設置してある消毒液の使用をお願いしていますが、御祈祷に関しては今のところご家族以外の方とそれほど密集状態にはならないと判断して、人数制限などは行っておりません。

また御祈祷受付も今まで通りご予約なしで来ていただいて大丈夫です。

ただし10月後半以降は例年であれば七五三のご家族が多くいらっしゃる時期です。現在検討中ではありますが、場合によっては『本殿へ入れるのは一度に○○組のご家族だけ』のように制限を設けさせて頂く可能性がありますので、ご了承下さい。


彼岸入り

2020年09月19日 | 

暦の上では今日から彼岸入りです。お彼岸は春分の日・秋分の日を中日とした前後3日間のことを言います。今年の秋分の日は9月22日になりますので、今年のお彼岸は9月22日を中日とした前後3日間9月19日~9月25日になります。

この彼岸の由来は、もともと極楽浄土が西方にあり、昼と夜の長さが一緒になる春分・秋分は太陽が真東から登り真西に沈みます。

真西にある太陽を拝むことにより極楽浄土に思いをはせていたそうで、それが始まりなのではないかと言われております。

また、日本後記には延暦25年(806年)に早良親王のために、春分の日・秋分の日を中日とした前後3日間、お経を読ませた。とあります。

お彼岸にお墓参りに訪れるのは日本だけで、他国にはない習慣だそうです。

日本には古来より、太陽信仰や祖先崇拝が強い国でありました。この太陽が真東からのぼり、真西に沈むお彼岸を特別な日と感じていたのかもしれません。

「暑さ寒さも彼岸まで」と言うように、季節の変わり目。暑さも和らぎ段々と涼しい気候へと変わっていきます。夏の疲れが出やすい時期とも言われてもおりますので、くれぐれもお身体ご自愛頂きながらも、ご先祖様に感謝をされて過ごされてみてはいかがでしょうか?


境内樹木に除虫剤

2020年09月18日 | 境内の様子

本日、いつも来ていただいている職人の方に依頼をして境内の樹木に除虫剤を撒いていただきました。

春先には及びませんが秋も虫に注意が必要な時期です。現在虫がついているというより予防の意味が強いですが、桜の木を中心に散布作業が行われました。

早い方はもう七五三のお祝いにみえる季節です。人出の穏やかな内に撒いてもらえて安心いたしました。

散布後少しの間は木の近くで除虫剤独特の匂いがする事がありますが、害はありませんのでご了承下さい。


9月15日月次祭斎行

2020年09月15日 | 神社祭事

本日朝7時より、恒例の月次祭が本殿にて執り行われました。

段々と残暑も和らいで雲の形も夏の隆々とした雲から秋の柔らかな雲へ変わりつつあるようです。日中に至るとまだ蝉の声が聞こえますが「暑さ寒さも彼岸まで」、次の月次祭の時にはより秋らしい風景になっていることと思います。


月次祭準備

2020年09月14日 | 神社祭事

明日9月15日は7時より本殿に於いて長月十五日月次祭を斎行致します。

月次祭(つきなみさい)は毎月1日、15日に氏子崇敬者の皆様のご繁栄と国の隆昌をご祈念を申し上げ斎行しております。

この月次祭に向け、境内各所の紙垂の交換と当日摂末社にお供えするお供え物の用意を行います。

毎月、毎月同じ事の繰り返しになりますが、準備を含め決しておろそかにはせず、変わらぬ真心を持ちてご奉仕させて頂く事に意味があるのかと思います。

この月次祭は朝7時迄に本殿にお越し頂けたら、どなたでもご参列頂けますのでお時間ある方は是非ご参列下さい。


令和2年 長嶋神社・金山神社 例祭斎行

2020年09月13日 | 兼務神社

兼務神社の内、昨日土曜日に長嶋神社、本日日曜日に金山神社にて今年の例祭が斎行されました。

両社とも相模原市南区上鶴間本町に鎮座する神社です。やはり御神輿の出御などは控え本殿の中での神事のみを行う形での例祭になりました。

昨年、令和元年の長嶋神社例祭の様子

こちらも昨年の金山神社例祭

寂しい限りですが、神社には普段の例祭を比較的小さく行い、数年に一度“本祭り”と称して盛大にお祭りを執り行う、というところもあります。今年はそういうものとして、来年は大きなお祭りができるよう努めたいと思います。