座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

令和4年夏越大祓式 斎行

2022年06月30日 | 神社祭事

青空が澄み渡る快晴の中、夏越大祓式が斎行されました。

この数年、夏越大祓式の神事は感染拡大に伴い、神職のみで行って参りました。

本年は感染症陽性者数の減少に伴い、感染症対策を講じながら例年通り皆様とお預かり人形ともに茅の輪をくぐり、半年間に知らず知らずのうちについた罪・穢れを祓い清めました。

但し、本殿でも祈願祭につきましては、入場を制限させて頂いてのご奉仕となりました。

今年の梅雨明けも早く、夏本番といった天候の中、多くのご参列を賜り、祭典をご奉仕致しました。

これから暑い日が続きますが、皆様方が大神様のご加護を頂き健やかに、また平穏にお過ごしになられます事を心よりご祈念申し上げます。


大祓のご参列について

2022年06月29日 | 神社祭事並びに行事予定

今日も快晴で、多少風はあるものの身の危険を感じるほどの暑気に満たされています。

写真では気持ちの良い青空、ですが今日も気温は37度まで上がりました

祭典を期して紙垂も換えました

さて、再三書いております通り明日15時からの『夏越大祓』は屋外で行う前半部分に限り参列自由とさせていただきます。

ただ明日も今日と同じように猛暑日となることが予想されます。

神事ではありますが日傘や帽子の着用、冷たい飲み物や手ぬぐいの携行など、ご参列をお考えの方は充分に暑さ対策をしてご来社されますようお願い申し上げます

また境内の茅の輪は大祓後も少なくとも一週間は境内に設置しておりますので、少しでも体調に不安のある方は後日ご来社されるのもよろしいかと思います。

大祓は無病息災を祈念する神事です。皆様もご自身のご健康を最優先にしてご参加いただければと存じます。


茅の輪のくぐり方

2022年06月28日 | 神社知識・作法・歴史

夏越大祓は人々の心や身体に色々な良くない事が起こる原因を取り除き、幸福と繁栄を迎えるために諸々の罪穢を祓い清め清明心を自己の内に培う神事です。

夏越大祓では茅の輪をくぐる風習がございます。境内にも25日から茅の輪を設置しておりますが、その由来は素戔嗚尊の神話から来ております。

素戔嗚尊が日本の国土に住む人たちの平和と産業の発展のために日本を廻っている時に蘇民将来(そみんしょうらい)という人が貧しいにもかかわらず、暖かい待遇をしてくれたことに感謝し、「チカヤをもって輪を作り腰の上にかければ悪病から免れる事が出来る」と教えました。教えを守った蘇民将来は難を逃れ、それ以来、無病息災を祈願するために茅の輪を腰に付けていたものが現在のようにくぐりぬけるように時代と共に変化していきました。

茅の輪にはくぐり方がございますのでブログの方に載せさせて頂きます。

①.茅の輪の正面で一礼し、左足から茅の輪を跨ぎ、左回りで正面に戻る。

②.茅の輪の正面で一礼し、右足から茅の輪を跨ぎ、右回りで正面に戻る。

③.茅の輪の正面で一礼し、左足から茅の輪を跨ぎ、左回りで正面に戻る。

④.茅の輪の正面で一礼し、参道を進み、お参りをする。

茅の輪の横にもくぐり方が記載された看板がございますので、そちらをご参考にお参りください。


猛暑日

2022年06月27日 | 境内の様子

ここ数日、大変暑い日が続いています。

どうやら関東地方も梅雨明けしたようで、向こう一週間ほどは晴れの予報が出されています。

神社は木陰も多く他の場所より涼しそうな印象があると思いますが、今日は格別の暑さで社務所から本殿に至るわずかな間にも汗が吹いているのを実感するほどです。

各所で言われている事ですが、皆様も水分や塩分をしっかり補給し、こまめに休憩ができるようお気をつけ下さい。


烏帽子の修理

2022年06月26日 | 神社知識・作法・歴史

個人的な話で恐縮ですが、手持ちの烏帽子を一つ修理に出そうと考えております。

烏帽子は神職が狩衣などと共に着ける黒い帽子の事。幾つも種類がありますが、写真のような『立烏帽子(たてえぼし)』が一般的です。

立烏帽子

昨年の大祓の様子。祭員は浄衣と共に烏帽子を着用しています

現在の立烏帽子は江戸時代頃に形が定まったもので、和紙を重ねてシワを付け、漆を塗って固めた帽子です。

とても軽く、また漆塗りのため堅いながら少々の柔軟性もあり、意外と丈夫です。しかし頻繁に被るものですので陽射しや湿度の変化に晒されて、次第に傷や割れが出てきてしまうものです。

 

写真の烏帽子は遠目にはわからないのですが、中央を走る峯の芯と烏帽子本体との間に剥離が始まっています。

こうした装束を着けると後ろめたさといいますか、純粋な気持ちで御神前に進むことができません。大きな祭典も近いので、こうした身の回りの事にも気を付けて参りたいと思います。


夏越大祓の茅の輪奉製

2022年06月25日 | 氏子青年会

今日も朝からとても強い日差しが降り注いでいて、日中の気温も35度を超える猛暑日となりそうです。

夏越大祓の準備を徐々に行っていますが、今日は当社の氏子青年会員により茅の輪の奉製が行われました。

午前7時半頃神社に集合した氏子青年会の会員は約25名ほどで中には会員のお子さんも奉仕に参加してくれました。

先ずは、茅を取りに行く班と境内で木製の木枠を設置する班とに分かれて作業を開始しました。

昨年までは園芸業者にお願いして奉製していましたが、伝統文化を後世に伝える事を一番に当社の氏子青年会の方々がその担い手となって今年から奉製していただける事になりました。

事前に茅を採取する場所を下見し、量や長さなどを確認の後、当日の奉仕となりました。

当日は風が強く吹き茅を採取するのみ一苦労となり、木枠設置班が作業を終えた後に茅を採取する班に合流して奉製に見合うだけの量を取り終えました。

採取した茅は手首ほどの太さで束ね、神社にお帰ってからは茅の輪用の鉄枠に茅を巻き付けてゆく作業に取り掛かりました。

今日は日差しも強く湿度もあったため熱中症の危険も考慮しながら神社に帰ってからはなるべく日陰を利用しての奉製となりました。

昨年に奉製された茅の輪をもとに作成した手引書をもとにひとつひとつ確認するように会員の方々が奉製し、昨年より幾分太い立派な茅の輪が出来上がりました。

お昼頃には参道に設置された木枠に付けられて今年の茅の輪が完成し、昼食後には余った茅で茅の輪に付ける注連縄も奉製して下さいました。

午後2時過ぎ頃作業を終了し散会となりました。本日はご奉仕有難うございました。


七夕笹竹の飾りつけ

2022年06月23日 | 境内の様子

今月末の夏越大祓が終わると、7月7日の七夕を迎えます。

数年前から当神社でも本殿前の両脇に七夕のための笹竹を飾っています。先日採った笹竹を所定の位置に据え付け、今日はその飾り付けを行いました。

笹竹の近くには七夕短冊記入所を設置いたします。お参りに来られた際にはご自由にお願い事を記入して、笹竹にお付けください。

この笹竹と短冊は7月7日夕刻頃に本殿にて、皆様のお願い事をご祈願した後にお祓いをする予定です。この「七夕短冊記入所」は防犯上本殿を開いている朝9時~夕方4時半にだけ出しております。ご了承くださいませ。


今年の夏越大祓について

2022年06月22日 | 神社祭事並びに行事予定

雨は今朝早々に止み、時折雲間から顔を出した太陽が参道を焼いています。すっかり夏らしくなり、来週は最高気温が30度を超える真夏日も珍しくなくなるようです。

神社ではあと一週間ほどで『夏越大祓』。祭事の準備を進めつつ、事前に持参していただいた人形(ひとがた)も段々と社務所の辛櫃に集まってきました。

以前の、コロナ禍前の夏越大祓の様子

前半部分はこのように本殿前の斎庭にてご参列いただけます

当神社ではここ2年ほど新型コロナウイルス感染症の影響で大祓行事への一般の方のご参列はご遠慮いただいておりましたが、今年は協議の結果、

 “屋外で行う前半部分(お祓い~茅の輪くぐり)まではどなたでも参列自由、後半部分(本殿内にて祝詞を上げる祈願祭)は参列をご遠慮いただく”

という形式で執り行う事となりました。

当日また行事の中でご説明させていただきますが、どうぞご理解とご協力のほどよろしくお願い致します。


夏至

2022年06月21日 | 

本日、6月21日は夏至。一年で最も昼の時間が長くなる日となっており、関東の地域での日の入りは19時頃だそうです。

最近は湿度も気温も高く、蒸し暑い日々が続いており、段々と夏の盛りに近づいてるのを実感します。

地域によっては夏至ならではの風習があり、静岡県では冬瓜を食べたり、大阪近郊ではタコの足のように稲の根が広がりつくように願って、タコを食べたりするそうです。

神社では夏越大祓式、例大祭と夏のお祭りに向けての準備に動いております。漏れが無いように気を引き締めて日々の奉仕につとめて参ります。


紫陽花が見頃を迎えました

2022年06月20日 | 境内の様子

梅雨の合間の晴れ間、今日は朝から気温が高く蒸し暑い一日となっています。

境内の紫陽花も色付き、青色、ピンク色と咲いていましたが、どちらも青色に変わりつつあります。

今年の紫陽花は良く咲いて色も鮮やかです。

手前はピンクで奥は徐々に青色に変りつつあり

紫陽花の花は植わっている土が酸性だと青色になりアルカリ性だとピンク色になるそうで、雨が降ったりして土の性質が変わると花の色も変わってくると言われています。

関東は暫くの間、曇り空の蒸し暑い日が続くそうです。 半導体の不足などでクーラーや扇風機が品薄になっている様です。

電力の供給量もこの夏は不足するとの事。夏本番になる前にご自宅のクーラーなど作動するか確認して早目の暑さ対策をお願い致します。


榊花

2022年06月19日 | 境内の様子

境内の榊が白い花を付けていて、花にはミツバチや蝶が蜜を吸いに集まって来ていました。

神社では、神事の際にお祓いで使用する大麻、お参りの際に神様にお供えする玉串を奉製する時に榊を使用致します。通常、玉串は「榊」が用いられますが、地方によっては「樫」「松」「杉」「樅」なども用いられており、沖縄ではガジュマルを使用した玉串が見受けられます。

この『榊』は木・神と書くぐらいですから、古くより神社と榊が深く関りがあった事が伺えます。お参りの際には榊花をご覧になってはいかがでしょうか。


風鈴

2022年06月18日 | 境内の様子

小さな話で恐縮ですが、毎年この夏詣の時期になると社務所外に幾つか風鈴を下げております。

特に行事とは関係なく季節のものとしての風鈴です。社務所は南側が開けていますので、今日もよく風を受けて鈴の音が響いています。

風鈴は古代中国で竹林に吊るし風の強さや向きで占いをする「占風鐸」がそのはじまりで、それを僧侶が日本に持ち帰り魔除けの「風鐸」として寺院や貴族の邸宅などに吊るされるようになったということです。それが徐々に小型化し庶民にも広まって、江戸時代中期には当神社でも吊るしているようなガラス製の風鈴が作られるようになります。

元々季節は関係ないはずですが、いつのまにか夏の風物詩として定着しているのは興味深い所です。

 

この鈴鹿明神社も名前に「鈴」が入っていますが、これには「涼し=清らか」という意味があると言われております。

段々と蒸し暑さを肌に感じるようになってきました。皆様も季節のものを取り入れて、気持ちを新たにしてみてはいかがでしょうか。


砂利敷き

2022年06月17日 | 境内の様子

先日、境内に新しく砂利を入れていただきました。

特に参道の石畳が新しく敷かれてからは人の足や車によって砂利が片寄ることは少なくなりましたが、それでも徐々に散逸してしまうのか地肌がむき出しになってしまっている部分もちらほら見えるようになってしまいました。例大祭が近づいてもおりますので、今が整備するにちょうど良い時期です。

境内の砂利には雑草が生えないように、水溜りが出来ないようになどいろいろな役目があります

新しい砂利が入って境内も少し明るくなったように感じます。

これから夏越大祓、例大祭、風神祭と夏のお祭りが続きます。綺麗な境内を維持できるよう努めたいと思います。


バケツ稲

2022年06月16日 | 境内の様子

御田植祭で植えた苗を頂戴し、今年も境内で育てていきます。

境内の中でも、特別日当たりのいい枝垂桜の前に場所を用意致しました。

この稲は、秋の実・収穫の感謝の気持ちを奉告する新嘗祭に懸税(かけちから)としてお供え致します。

昨年の懸税

今年もしっかり神様にお供え出来るよう、しっかりと育てていきたいと思います。


水無月十五日月次祭

2022年06月15日 | 神社祭事並びに行事予定

本日、7時より国の隆昌と氏子崇敬者のご多幸と弥栄を祈念申し上げ斎行致しました。

滞りなく斎行されました

今日の月次祭が終わるとこれからは、6月30日夏越大祓式・7月7日七夕祈願祭・8月1日例大祭と準備に慌ただしくなってまいります。

これからは暫く雨が続くかと思いますが、これからの季節は食中毒や熱中症等には十分にお気を付けください。