シネマと虎とグルメたち

犬童一心監督作品に「ジョゼと虎と魚たち」があった。オイラは「観た映画が面白くて、美味いもの食って阪神が快勝」を望んでる。

聖地巡礼

2019年10月29日 | 映画
3年に一度の映画仲間との集まり。
今回は呉を訪問し、映画「孤狼の血」の撮影場所巡りをすることになった。

関西組だけでなく、東京、福井、岡山からも参集。
新大阪駅で弁当、ビールなどを買い込んで広島に向かう。
買い込んだ缶ビール500と350が足りなくなったぐらいペースアップ。
広島駅で11名全員が合流し平和公園へ。
広島を訪れるのは半世紀ぶりぐらいになる。
当時走っていた市電は変わっていた。

原爆ドームから資料館に向かう。
悲惨だ。

原爆投下は無差別殺人のとんでもない行為だったのだと痛感する。
資料館には我が村の隣村の小学生が修学旅行に来ていた。

宿泊はドーム前の「相生ホテル」で大浴場からも原爆ドームが見渡せる絶好の立地であった。
近くのコンビニで買い出しを行い早速の酒盛り。
夕食は松茸の土瓶蒸し、ステーキがメインの会席料理で呑み放題。
H君が深夜に入浴に行くと、男女の浴室がすでに入れ替わっていて、どうしたわけか浴室は真っ暗だったそうだ。
入れ替えに気が付かなかったH君が入るとうら若き女性が一人、入浴中で「こちらは女性になっています」と言われたとのこと。
慌てて飛び出したH君はルームキーを浴室に置き忘れ、翌朝に「鍵がない」と大騒ぎ。

翌日は呉線に乗って軍港の町、呉に向かう。
クルージングは天候に恵まれ爽快だった。

元自衛官の説明が面白くて1500円の乗船料は高くはなかった。
海上自衛隊の艦船が数多く停泊していて、色んなことを教えてくれた。
横には戦艦大和をメインにした大和ミュージアムもある。


昼食は料理屋さんの「塚本」で。

幹事が予約していたので部屋を占有して特別料理を頂く。
交渉しての特別料理だけに美味かった。
この旅行で一番おいしかった。
一番はメバルのから揚げで、頭からしっぽ迄食べることができた。
もちろん刺身は新鮮だったし、小鯛の煮つけ、アジカマも美味かった。

食後は聖地巡礼。
映画に登場した黄ビルと楓橋。

真木よう子さんが座った喫茶店「ぶらじる」でアイスコーヒーを注文。

松坂桃李がここに居たとか、真木よう子さんがこんなセリフを言ったとか大盛り上がり。
役所広司が言った「警察じゃけえ、何をやってもええんじゃ」がギャグとして頻繁に飛び出し、石橋蓮司が言った「びっくり、どっきり、〇〇トリス」も大笑いしながら度々発せられる。


最後は新大阪構内の居酒屋で反省会。
最後までアルコール満杯の二日間であった。
次は2年後か、3年後。
それまで皆、元気でいられるか・・・。
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50年も経つと

2019年10月26日 | グルメ・他
早朝の散歩兼ジョギング。
久しぶりに遠出をして、母校の高校前を通った。

私たちの頃の駅からの通学路は田んぼ道だったが、さすがにその道はなくなっていて、田畑は住宅地になっていた。
通学していたのは50年以上も前だから当然の変化と納得する。
校舎も建て増しがされて雰囲気が変わっているが、文化財ともなっている本館の入り口は健在のようだ。
校舎の前にあった保健所は病院に代わっていたが、グランドの周りを流れる小川は当時のままだった。
悪天候で散歩を2日間休んだし、明日からは映画仲間との1泊旅行の大宴会なので今日は30、000歩に挑戦。
行った以上は家に帰らねばならず、何とか目標を達成。
がんばりました。
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孤狼の血

2019年10月22日 | 映画
3年に一度の映画仲間とのOB会がもうすぐ開かれる。
今年は広島、呉の方になった。
僕たちの世代にとっては「仁義なき戦い」が思い出される町だ。
最近では白石和彌監督の「孤狼の血」の舞台でもある。
感じからはそれを見ておけとの指示があり、ロケ地巡りをするらしい。
というわけで、TUTAYAでDVDを借りてきて見たのだが、これが面白い作品だった。


「孤狼の血」 2017年 日本

監督 白石和彌
出演 役所広司 / 松坂桃李 / 真木よう子
   滝藤賢一 / 音尾琢真 / 駿河太郎
   中村獅童 / 竹野内豊 / 伊吹吾郎
   ピエール瀧 / 田口トモロヲ
   石橋蓮司 / 江口洋介

人気作家・柚月裕子が東映やくざ映画の金字塔「仁義なき戦い」へのオマージュを込めつつ書き上げたベストセラー小説を映画化した衝撃作。
暴力団同士の抗争が激化する広島のとある地方都市を舞台に、暴力団が絡む事件の解決に乗り出したマル暴刑事が己の信念のみに従って進める法律無視の過激な捜査の行方を壮絶なバイオレンス描写とともに描き出す。
2018年度キネマ旬報第5位。

暴力団対策法成立直前の昭和63年。広島の地方都市、呉原。
そこでは地場の暴力団“尾谷組”と、広島の巨大組織“五十子会”をバックに進出してきた新興組織“加古村組”が一触即発の状態で睨み合っていた。
そんな中、呉原東署に赴任してきたエリート新人刑事の日岡秀一(松岡桃李)は、凄腕ながら暴力団との癒着など黒い噂が絶えないマル暴のベテラン刑事・大上章吾(役所広司)の下に配属される。
大上はヤクザの組織にどっぷり入り込み、警察からもヤクザからも一目置かれていて、捜査のためなら旅館に火を放ち、警察署の中で女(MEGUMI)にいかがわしい行為をさせてしまうような男であり、「警察じゃけぇ、何をしてもいいんじゃあ」と決めゼリフを言うような男である。
日岡の赴任早々、加古村組系列のフロント企業の経理担当が失踪する事件が発生。
暴力団絡みの殺人事件と睨んだ大上は、さっそく日岡を引き連れ捜査を開始する。
大上の理解者なのが、クラブ「梨子」のママ・里佳子(真木よう子)なのだが、彼女の店はヤクザがたむろし、彼女自身も若いヤクザを恋人に持っているがゆえ、徐々に抗争に巻き込まれていく。
小さな組・尾谷組を支えるのは若頭・一ノ瀬守孝(江口洋介)で、彼に仕える永川(中村倫也)はクレイジーな鉄砲玉として抗争に身を投じる。
尾谷組に執拗な嫌がらせを続けるのが、加古村組の若頭・野崎康介(竹野内豊)で、彼の配下の構成員・吉田(音尾琢真)は股間に仕込んだ“ごっつい真珠”が自慢で、里佳子を我がものにしようとしている。
大上は非合法な方法で捜査を続けていくが、彼の過去に関するネタを握った新聞記者(中村獅童)が現れ、大上は苦境に立たされ、ついに・・・。


寸評
舞台は広島の呉原市となっているが、それが架空の都市であっても呉市であることは容易に想像がつく。
広島の呉と言えば、我々の年代の者は直ちに「仁義なき戦い」を思い出す。
原作者の柚月裕子さん自身が「仁義なき戦い」へのオマージュを込めて書いたとおしゃっているから、映画も「仁義なき戦い」へのオマージュとなっている。
暴力団同士の抗争を背景にしているが、「孤狼の血」はむしろ警察内部に重心を置いて描いている。
そのまた中心が大上で、彼の捜査方法は無茶苦茶でヤクザから小遣い銭も受け取っている。
その大上とコンビを組んでいながら対極にいるのが若い日岡である。
日岡は正義感にあふれているが、見ているうちにそれぞれの正義感で動いていることが分かってくる。
日岡の正義感は分かりやすいが、大上は大上なりの正義から行動しているのだ。
殺された男が無人島に埋められていることを突き止めた大上が、島へと向かう舟の上で大勢の刑事たちの中でただ一人手を合わせる姿に彼の中にある正義を垣間見る。
大神が守ろうとしている正義の矛先は一般市民である。
ヤクザ同士で殺し合いをやっているのは構わないが、一般市民に手を出すことは許せないのだ。

組織の中の個人は弱い存在だ。
ヤクザたちは組を守るために身代わりとなって刑務所に入らねばならない。
暴力団には権力に守られ強い態度でいる大上も組織による抹殺を恐れている。
大上の属している組織は警察である。
彼等も自分たちの権威を守るためにでっち上げの発表をする。
大上は悪徳刑事の役回りを引き受け弱者を守っているのだが、彼はあくまでもダーティだ。
広島から大組織の暴力団が進出してくることが分かると、仲間の刑事たちは大上がいないことで打つ手が分からない。
目を覚ました日岡の変身振りは見事である。
日岡を引き立てるための大上を演じた役所広司は年齢を感じさせない迫力で「さすが!」と唸らされる。
白石和彌のバイオレンス描写もスゴイ。
男の自慢する真珠を取り出す場面などは、ここまでやるかというシーンになっている。
石橋蓮司の親分が発する「どっきり、びっくり、〇〇〇〇〇」なんてよく思いついたもので、笑ってしまう。
懐かしい東映実録路線が帰ってきたという感じで、嬉しくなってしまう作品だ。
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秋祭り終了

2019年10月21日 | 映画
恒例の秋祭りが終了。
祭りには酒がつきもので、昨日はたっぷり飲んだ。
19日は神社へ宮入り。

我が村の神社は分社されたもので、隣村にある本来の神社へ何十年か振りの宮入。
兄弟だんじりと言われている2村の地車が揃った。
夜は宵宮で夜曳き。
婦人会の模擬店で提供されている焼きそばを食べて夕刻から町内を曳行する。
途中でビールでのどを潤す。
帰ってくると自治会主催の抽選会。
1等の2本は自転車。
雨が心配されたが何とか持ちこたえた。


20日は本宮で、午前と午後にコースを変えて曳行。
早朝より区長宅と地車保存会会長宅へお迎え太鼓がやって来る。
鐘と太鼓による祭囃子の演奏で、両宅では酒と肴が用意されている。
早朝のことでおにぎりとか豚汁とかおでんとかも用意されている。
もちろん、ビール、日本酒、焼酎、水割りなどはたっぷり用意されている。

お神酒を頂いて曳行の開始。
あちこちで休憩するが、そのたびに酒と肴がふるまわれる。
夕刻に帰って来て、祭りの幟を撤収し打ち上げ会。
そこでも寿司とビールと肴があてがわれる。

夜は日本と南アフリカのラグビーをテレビ観戦。
前半の頑張りを見て勝てるかと思ったが甘かった。
南アの修正能力は高かった。
ラインアウト、モールとスクラム戦で後手に回ったのが響いたが、でもよく頑張ってくれた。
いきなりベスト4は望み過ぎ。
次回の楽しみに残しておこう。
姫野新キャプテンに頑張ってもらいましょう!
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阪神1位指名は西純矢

2019年10月17日 | 阪神タイガース

ドラフト会議、阪神の1位指名は創志学園高校の西純矢投手。
来年の開幕投手が約束されていると言っても良い西勇輝投手とは親戚らしい。
2位指名は履正社高校の井上広大選手。
井上選手は幼い頃我が家の2軒隣に住んでいた。
家人は生協を一緒にしていて、お母さんが「広ちゃん、広ちゃん」と可愛がっておられるのを目にしていたらしい。
応援するで!
3位は及川雅貴投手、4位は遠藤成内野手、5位は藤田健斗捕手、6位は小川一平投手。
皆、ガンバレ!!
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ジョーカー

2019年10月05日 | 映画
公民館の開錠、施錠をWebでやるシステムの説明を受けるために北新地の会社を訪ねた。
ちょっと行き過ぎて道に迷った形になったが昔の東映会館の跡地だった。
打ち合わせを終えて午後から久しぶりに映画を見る。
オーサカステーションシネマで見た映画は封切初日の「ジョーカー」。


「ジョーカー」 2019年 アメリカ


監督 トッド・フィリップス
出演 ホアキン・フェニックス
   ロバート・デ・ニーロ
   ザジー・ビーツ
   フランセス・コンロイ
   マーク・マロン
   ビル・キャンプ
   グレン・フレシュラー
   シェー・ウィガム
   ブレット・カレン
   ダグラス・ホッジ
   ジョシュ・パイス

ストーリー
大都会の片隅で、精神を病んでいる母と2人でつつましく暮らしている心優しいアーサー・フレック。
母親から「どんな時も笑顔で人々を楽しませなさい」と教わった彼は。コメディアンとしての成功を夢みながらピエロのメイクで大道芸人をして日銭を稼いでいたが、行政の支援を打ち切られたり、メンタルの病が原因でたびたびトラブルを招いてしまうなど、どん底の生活から抜け出せずに、辛い日々を送っていた。
そんな中、同じアパートに住むシングルマザーのソフィーに心惹かれていくアーサーだったが、周囲から冷たい反応や暴力を受け、しだいに精神を病んでいった彼は、自ら施したピエロメイクの悪“ジョーカー”へ変貌を遂げる。

寸評
僕はバットマン・シリーズを見ていないのでジョーカーがいかなる悪役なのかを知らない。
しかしそんなことは関係なくこの作品を見ることができた。
アーサーはサンドイッチマンの仕事で糊口をしのいでいたが、彼には緊張すると笑いが止まらなくなる持病があり、それが原因のトラブルが絶えない。
いつかコメディアンになりたいとの夢を持ち、最下層の暮らしの中で頑張っているが、福祉補助を初め彼ら親子を支えていたものを次々と失っていく。
映画はそんなアーサーを通じて貧富の差がもたらすゆがんだ社会の姿をあらわにしていき、アーサーはジョーカーへと変身していく。
泣きながら笑っているような表情、持病の笑いに当初は嫌悪感を抱かせていたのに、徐々にアーサーへの同情や共感を誘い出していく。
やがて共感は誰もがジョーカーになり得るのだと言う警告を僕たちに発してくる。
群衆が同じピエロのお面をかぶって不満を爆発させることがその表れだ。
上流階級はアーサーと別世界にいる。
市長候補は大豪邸に住んでいるし、テレビのキャスターはアーサーを見下したような態度を見せる。
舞台では売れっ子芸人が堂々たるトークで人々を笑わし、お客はそのジョークを堪能している。
アーサーは彼等の前で「子供の頃にコメディアンになると言ったら笑われたが、コメディアンになった今は笑われない」と自虐ネタを披露するしかない。

アーサーは町では少年の暴行を受け、職場では上司にけなされ、家の帰れば精神を病んだ母親の世話をしなければならない。
弱い者だけが我慢して被害を受けていると言っているようである。
自分はピエロと我慢してきた虐げられてきた人々が目覚めた時、社会はあっけなく崩壊していくのかもしれないのだ。
タクシーの上で息絶えたかと思われたアーサーが見事に復活する姿はまるでキリストの復活だ。
エリート社員の3人を殺したアーサーは群衆にとって英雄なのだ。
アーサーはおざなりな態度を見せる社会福祉士のような女性も殺したのだろう。
靴に血糊をつけて踊りまくる。
映像と音楽も素晴らしいし、どこからがアーサーの妄想なのかもわからなくなる描き方にも唸らされた。
傑作だと思う。
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消費税

2019年10月01日 | グルメ・他
消費税が変わる。
ややこしい制度だ。
これだけ軽減するなら消費税を上げなきゃいいのにと思ってしまう。
リポビタンDとオロナミンCの税率が違うなどで混乱しそう。
もっとも物品税の頃はコーヒーと紅茶は税があったりなかったりだったけど・・・。
私は買いだめすることもなく普段と変わらぬ生活である。

朝は散歩を兼ねた軽いジョギング。
公園ではジョギングコースの標識がいつもと変わらず立っている。
2~3周すれば家からの距離を含め10キロぐらいになる。
おかげで出ていたお腹は引っ込んだ。
駅の階段も今のところスムーズに登れている。
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