神頼み

早朝の散歩は気持ちが良い。
静かで空気がピンと張りつめているような感じがする。
通称「野崎観音」の今朝の境内は人っ子一人いなかった。
お賽銭をあげてお祈りをする。
お祈りと言うより願い事を心の中でつぶやく身勝手な行為である。
子供や親類縁者の健康をお願いした。
この週末は孫たちの運動会で、双子の兄弟は共にリレーの選手に選ばれているので、彼らが活躍できますようにともお願いした。
境内には神社もあるので同様のお願いをする。
都合の良い時だけの仏頼み、神頼みで、けしからぬ奴だとお叱りを受けそうだ。

筍と鱒

今月のＩ邸での飲み会。

７時前に訪ねるとＩさんが餃子を焼いているかと思いきや、横に筍の皮が並べてあったので、なんだ筍を焼いていたのかと笑ってしまった。
出来上がりは味噌を添えてなかなか美味かった。
千早赤坂村で釣ってきたというマスを天婦羅にしてくださっていた。
Ｉさんはかなり大きな魚までさばけるのでマスは何てことないらしい。
酒盗を使ったあえ物もあった。
例によって飲み放題。
皆でレストラン席から野球を見るのに行こうとの話が出た。
こちらも楽しみである。

初夏

間もなく雨も上がりそうで、午後からは初夏の日差しが戻って来るそうだ。
先日の朝の散歩で神社を訪れると境内は若葉の木々で覆われていた。

次の日の散歩は花博の記念公園まで出かけると、バラ園のバラが満開の見頃を迎えていた。

小鳥のさえずりも賑やかになって来ていて初夏を思わせる。

もう寒い日はやってこないだろう。

感染症のような症状が出ていたが、それも治ったよう。
やがて暑い夏がやって来る。
乗り切る体力をつけておかねばならない。

体調不良でも

先輩のＫさんが６月早々に再びヨーロッパへ３か月ほど遊びに行くので、その前に一杯とお誘いを受けていた。
ところが私は先日から少々体調不良。
前日までは発熱もあったのだがそれも治まったのでお誘いを受けた。
いつもは泉の広場にある立ち飲み屋の「七津屋」さんで１軒目をやるのだが、あいにくと泉の広場は改修が開始されてお店は閉鎖中。
ここは安くて美味いので、大阪駅前第４ビルにある同店を探して訪れた。
３時半ころだったので店は空いていた。
私はどて焼きと牛コロッケで先ずはビール。

Ｋさんは後期高齢者に入る年齢だが、世界の若者と触れ会えると言うことでユースを泊まり歩くそうだ。
日本円で1,500円～3,000円くらいだそうだ。
移動手段もバスとか各停の電車に乗ると安くつくそうだが、お金はともかく３ヶ月も家を空けて単身で旅行できる身分が羨ましい。
例のごとくスカイダイビングを楽しみながら、たまにレースの仕入れ先を探し、各地を観光してまわるそうだ。
前回は「シェルブールの雨傘」を見たので、現地に行ってみたと聞いたので、同じ監督が「ロシュフォールの恋人たち」という映画を撮ってますよと伝えたら、その映画を見て今回はそのロシュフォールを訪ねるそうだ。

話も弾みお代わりもしてやっているうちに、病み上がりの私は立っているのがつらくなり２軒目へ。
２軒目は座れる居酒屋ということで、第３ビルの「徳田酒店」へ。

出し巻き卵とエイヒレで締めのビール。
いつもＫさんの奢りである。
体調不良が復活してきていたようなので、早々に切り上げてもらった。
それでも３時間ばかりの楽しいひと時を過ごせたのだった。
帰宅すると案の定熱が出ていたが、一夜明けた今日は平熱で元気が戻ってきた。
昨夜のアルコール消毒が効いたのかもしれない。

１０連休回顧

私にはあまり関係のないことだったが、10日間の大型連休が終わった。
我が家では孫たちが２８日から東京からやって来ていた。
その為、遊び相手も含めて結構多忙なゴールデンウィークだった。
特に令和となってからは毎日何らかの行事があった。
１日は義姉のお宅を訪問し、過日に他界した義兄を偲んだ。
娘は従姉妹にあたる娘さんとは久しぶりの再会であった。
彼女の子供たちは皆男児で、彼等は従甥と言うことになるのだろうが普段の交流はない。
しかし今どきの子供たちで、ゲームを与えると意気投合、途端に静かになり大いに盛り上がっていた。


２日は１つ駅向こうのお祭り「野崎参り」に１番下の子を連れて縁日を冷やかした。
天候に恵まれ、とんでもない人出であった。
Ｔは縁日が楽しいらしく、スマートボールを２回、輪投げ、ボール掬い、おもちゃの魚掬い、オタマジャクシ掬いなどを次々こなしていくが、一生懸命な姿がいじらしかった。
子供は守らねばならない。


３日は公園までバーベキューに出かけたが、１０時前に到着したら第１、第２のバーべキュー広場はすでに満席。
食材を持って帰るわけにもいかず、なんとか中央あたりに場所を確保。
好天の下で飲むビールは格別で、運転が代わってもらえる私は心行くまで飲んだ。

４日は３人をスーパー銭湯へ連れていく。
そちらのレストランは高いので途中のピザ・パスタの店で昼食をとる。
思ったよりピザが大きかった。
上の双子は何回も来ているので慣れたもの。
年中のＴは初めてだったが、ジェットバスと冷水のお風呂が気に入ったみたいで帰ろうとはしなかった。


５日は天皇陛下のご即位を祝って町内の地車を曳行した。
Ｔは初めて地車を引っ張るので、貸し出し用の法被を着て参加。
頭に日の丸の鉢巻き、手には日の丸の小旗をもって綱を引っ張る。
大人には途中に４ヶ所ある休憩所で酒と肴が振舞われる。
子供たちにはお菓子が配られるのだが、彼等はたくさんもらっていた。

終わると打ち上げの祝宴。
その後、近所のＡさん宅が祭りの後の酒をふるまってくださった。
15,6人の参加で賑やかなものだった。

長い休暇を終えて６日の日に東京へ帰っていった。
早めに家を出たので、運よく新大阪発の「のぞみ」に座って帰れた。
私はこれが今生の別れとなるかもしれないと思うとちょっと寂しい。
彼等のにぎやかな声と笑顔が浮かんでくる。
自治会長が「あんたは幸せそうな顔してる」と言ってくださったが、本当に幸せな１０連休だったのだ。