シネマと虎とグルメたち

犬童一心監督作品に「ジョゼと虎と魚たち」があった。オイラは「観た映画が面白くて、美味いもの食って阪神が快勝」を望んでる。

鯉の群れ

2019年06月27日 | グルメ・他
僕が子供の頃の遊びの一つが、家の前を流れる寝屋川での魚釣りだった。
その頃は釣り上げた鮒を甘露煮にして食べていたが、今はそんなことをする人はいないし、第一、今は護岸工事がなされて魚釣りは出来ない。
人間という天敵がいなくなったせいか鯉が繁殖している。

小川と合流する地点ではものすごい数の鯉が群れている。
川の水がきれいなら釣り上げて料理したいものだ。
多分、入れ食い状態だと思う。
会社勤めをしていた頃、写真仲間と近江八幡へ行ったことがあるが、そこで食べた鯉の煮つけは美味かったあ~!
鯉の洗いも長い間食べていないなあ。
酢味噌で食べた味を忘れてしまっている。
子供の頃にはご馳走と思わなかったものが、今では高級食材となっているものが随分とある。
振り返ると、農薬で侵された食材も随分と食べていたような気がするけど・・・。
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陶芸展

2019年06月26日 | グルメ・他

ご近所の女性が陶芸展に出品されている。
陶芸教室の発表会だが2年ぶりの開催だった。
一時期焼き物に興味があり、ぐい呑みを何点か買い求めていた。

こういうものは好き嫌いがあり、備前や丹波が好きな僕は絵付けのないものに目が行く。

知り合いの作品はそのようなもので、人気投票が行われていたが、名前が伏せられていてもその作品を選んだと思う。


この景色はどのようにして出したのかと尋ねると、糊をつけて砂を張り付けて焼くとこのようになるとのこと。
知らない技法があるものだ。

作者は同年配の女性で、町内でもいろんな役を引き受け活躍されている。
お嬢さんがアメリカにおられるので28日にはロスに向かって旅立たれる。
G20で関西空港のチェックは厳しいことが予想され、いつもより早めに行くそうだ。
関空への荷物の宅急便依頼もギリギリで間に合ったとか。
大阪におけるG20の影響は想像以上だと実感した。
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大祓式

2019年06月25日 | グルメ・他

運動&散歩で四条畷神社を訪れると、茅で作られた大きな輪っかが鳥居の前に設置されていた。
横手に6月30日に行われる大祓式の案内と説明が記された看板が立てられていた。
大祓とは神社で6月末、12月末に行われる神事で、「生活の中で知らず知らずに身についた、罪や穢れ、災厄をお祓いする」とのこと。
調べてみると、その歴史は古く1000年以上も前から行われているそうだ。
6月に行われるのを「夏越の大祓」と呼ぶらしく「なこしのおおはらえ」と読む。
「祓へ給へ 清め給へ 守り給へ 幸へ給へ」と唱えて輪くぐりをするらしい。
神事って色々あるんだなあと、また一つ知った。
陛下も大変なんだろうなと思いをはせる。
コメント (4)
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田んぼはどこへ

2019年06月24日 | グルメ・他

その昔、我が家の周りには田んぼが広がっていたのだが、すっかり宅地化されて消えてしまった。
目の前の中学校は池を埋め立てて建てられた。
農耕器具などを積んで小舟が漕がれていた小川はグリーン道となって整備されている。
田んぼは豪雨の時の貯水機能をはたしていたり、猛暑の冷却機能も果たしていたと思うのだが、その機能はなくなっていると言うことだ。
蛙のうるさい鳴き声だけはしなくなり、安眠妨害からは逃れられた。
わずかに残った田んぼでは田植えが終わっていた。
子供の頃には田植えを手伝ったものだが、そんな子供をもう何十年も見かけていない。
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絵画展

2019年06月23日 | グルメ・他

家人の知り合いが展覧会に絵を出展しているというので見に行った。
東京の美術館で教育委員長賞を受賞された作品を展示されたこともある方である。
皆さんなかなかの実力の持ち主で、その才能はうらやましい限りである。
絵画展は久しぶり。
僕は故人を含めた画家の中では佐伯祐三が一番好きで、したがってその作風に似た絵が好みである。
その昔、幼稚園にも行っていなかったころの娘を連れて、小さな美術館で開催された「佐伯祐三展」に行ったことを思い出した。
招待状を頂いていたので出かけたのだが、来館者は私たちぐらいだったように思う。
こじんまりしていて雰囲気の良い美術館だった。
梅新の交差点近くにあったその美術館はもうない。
記憶が定かではないが、もしかすると梅田画廊さんが運営されていたのかもしれない。

さて今回の方は何でもやられるスゴイ方で、ボーリングでは299点がハイアベレージ。
カラオケも上手で、発表会での歌声もYouTubeで聞いたが大したものだ。
バレーボールやソフトボールの経験もあるとか。
すごいおばちゃんも居るものだ。
負けちゃおれないな。
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長いお別れ

2019年06月19日 | 映画
一日に1回だけの上映になっているのでもうすぐ終わるのだろうと思い、「湯を沸かすほどの熱い愛」の中野量太監督作品「長いお別れ」を近くのショッピングモールにある映画館まで身に行く。
9:30 からなので9時頃に車で家を出た。
到着は7分前でピタリと予定通り。


「長いお別れ」 2019年 日本


監督 中野量太
出演 蒼井優 竹内結子 松原智恵子
   山崎努 北村有起哉 中村倫也
   杉田雷麟 蒲田優惟人

ストーリー

2007年秋。東京郊外の東家の母・曜子(松原智恵子)は、離れて暮らす娘たちに電話をかけ、父・昇平(山﨑努)の70歳の誕生パーティーに誘う。
長女・麻里(竹内結子)は夫の新(北村有起哉)の転勤で息子・崇(蒲田優惟人)とともにアメリカに住んでいる。
次女・芙美(蒼井優)は、スーパーで働きながら、カフェ経営の夢も恋人(松澤匠)との関係もうまく行かず、思い悩んでいる。
久々に顔を揃えた娘たちは、中学校校長も務めた厳格な父が半年前に認知症になったことを母・曜子から告げられ、動揺を隠せない。
2009年夏。移動ワゴン車でランチの販売を始めた芙美は売り上げが伸びず悩んでいた。
一方、夫の転勤でアメリカ暮らしの長女・麻里は、いつまでたっても現地の生活に馴染めず、思春期の息子のことも気がかり。
麻里は夏休みを利用して崇とアメリカから帰省する。
昇平は「帰る」と言って家を出て行ってしまうことが増えた。
崇が昇平を探しに行くと、昇平は芙美の中学時代の同級生・道彦(中村倫也)と一緒にいた。
そこに移動ワゴン車の芙美が合流し、父の思わぬ行動でお客さんが列をなした。。
昇平が生まれ育った家に帰りたがっているのではないかと考えた麻里は、両親と崇を連れて昇平の生家に向かう。
そこで、東京オリンピックの年に出会った両親の思い出を聞く。
2011年春。芙美は同級生でバツイチの道彦(中村倫也)と付き合い始め、道彦の母親(倉野章子)も店を任せても良いと道彦との結婚を望むような発言をする。
しかし、離婚した妻と娘と楽しそうに過ごす道彦の姿を見て終わりを悟る。
ある日、再びいなくなった昇平を、持たせていたGPS携帯を頼りに探しに行く。
昇平は遊園地で、知らない子どもとメリーゴーランドに乗っていた。
曜子は、その昔遊園地で娘たちと遊んでいると、雨が降りそうだからと昇平が迎えに来てくれたことを思い出す。
2013年秋から冬。芙美は再びスーパーで働き始めていた。
そんな折、曜子が網膜剥離で入院することに。
昇平の世話を買って出た芙美だったが、想像以上に大変だった。
曜子の手術は成功し、順調に過ごしているかのように見えたある日、昇平が骨折して同じ病院に入院する。
麻里は反抗期の崇(杉田雷麟)や、家族の問題に無関心な新との関係に疲れ切っていた。
ほどなくして昇平の容態が悪化し、麻里は帰国する。
母・曜子、長女・麻里、次女・芙美が揃ったところで医師(小市慢太郎)から人工呼吸器をつけるかどうかの選択を迫られた。


寸評
認知症のことを「長いお別れ」ということを崇の先生が最後に教えてくれる。
映画「長いお別れは」認知症を扱った作品だが、認知症の深刻さや悲惨さを前面に出した内容ではない。
むしろ笑いが満載の映画と言っても良い。
認知症になった昇平の言動が笑いを生み出す。
昇平の学生時代からの友人だった中村が亡くなり、芙美と一緒にお通夜に行った昇平は死んだ人が友達の中村だとは分かっていない。
同じく参列していた友人の荻原は弔辞を昇平に頼むが、昇平が認知症だと知り「やはり俺がやる」というくだりは笑わせるが、その後で涙を誘うシーンが用意されている。
昇平は柔道部で一緒だった中村の位牌に向かい「1本!勝者、中村!」と叫ぶ。
参列者はあっけにとられるが荻原だけは拍手を送る。
僕は男の友情を感じて泣けた。

昇平は認知症だが天然ボケともいえるのが明るい妻の曜子である。
何かといえば子供たちを頼り、長女の麻里がアメリカに居るのでしわ寄せは次女の芙美に及ぶ。
頼りなさそうな曜子だが、夫を信頼し尊敬しているらしく認知症が激しくなっても昇平に優しく接している。
その様子は幸せな夫婦生活を送って来ていたのだと思わせるに十分なものだ。
記憶を失った昇平が、もう一度曜子にプロポーズするシーンは感動ものである。

しかしアメリカ暮らしの長女・麻里は、いまだに英語が理解できないこともあって、現地の生活に馴染めず夫との関係もギクシャクしている。
夫が家庭に無関心なのは父親と同じようなのだが、どうも無関心の本質が違うようだ。
判断能力のなくなった父親に悩みを打ち明ける場面には胸が詰まった。
次女の芙美はカフェを開く夢を抱きながらも恋愛につまずくが、行方不明となった昇平を見つけてくれた道彦との新しい恋に出会う。
認知症の昇平が娘に力を与えたということだ。
ところが芙美は厳しい現実を突きつけられる。
4歳の子供が会いたいと言ってきたので出かけた道彦は別れた妻と楽しそうにやっている。
オマケに道彦との結婚を持ちかけてきていた母親も、離れていた孫娘と出会い嬉しそうなのだ。
家族のきずなの強さを見せつけられ、芙美もまた父親に心の内を吐露する。
娘たちは父親が認知症になっても、やはり父親が頼るべき存在なのだ。
認知症にもかかわらず、いやそれだからこそ、娘たちは父の前でありのままの心情をさらけ出すことができたのだ。
いい家族なのだ。

「長いお別れ」は認知症のドラマではなく、家族の再生と絆のドラマなのだ。
死はけっして終わりではないということだ。
昇平がもたらした家族の絆は次の世代にも受け継がれていくことだろう。
新の思いやりによる麻里との修復、芙美に届いた大畑雄吾からのジャガイモがそれを暗示している。
崇は認知症の昇平と心を通わせていたのだろう。
昇平は崇にお別れの手を挙げたのかもしれない。
崇はきっと両親と打ち解け、自分の道を歩んでいくのだろう。
この映画のキャストはいずれも素晴らしい。
特に山崎努と松原智恵子の両ベテランの演技は必見。
竹内結子と蒼井優の姉妹はうらやましいくらいの関係を見せてくれている。
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昨夜は冬瓜で

2019年06月18日 | グルメ・他
昨夜は情報交換を兼ねた懇親会。
私はシステム開発の進捗状況を報告しておいた。
あとはワイワイガヤガヤで、長老からは私の知らない昔の話が聞けて時間の経つのも忘れる。
市政に通じた方からは色んな話が聞けて興味深い。

酒の肴は冬瓜、土生姜が効いて美味い。
茄子の味噌田楽に酢の物。
刺身の説明も受けたが魚の名前は忘れた。
枝豆、ちくわもあった。
例によってアルコール類は豊富である。
ビールに日本酒、焼酎。
日本酒は飲みかけの久保田を頂いたが口当たりは良かった。

家人の淡路島の友人Oさんが淡路島たまねぎを贈ってくれていた。
御礼にAmazonで素麺を注文し送っていたのだが、その送り状に送り主の名前が記載されていなかった。
Oさんのご主人は誰からの贈り物か分からないので調べてほしいと受け取られていなかった。
そのことが判明したので私の方から運送会社に連絡し再配達してもらった。
どこのミスなのか?
私が連絡しなかったら、記載されていない送り主をどのようにして調べたのだろう?

夜半帰宅するとその件で家人とOさんが電話で盛り上がっていた。
どうやら私の悪口も言われていたみたい。
言われても仕方がない最近の私のボケぶりである。
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ヒマワリにはまだ早い

2019年06月15日 | グルメ・他
関西もそろそろ梅雨入りしそうな雰囲気である。
今年は東から梅雨入りするという変な気候だ。

それでも夏はもうすぐやって来る。
公園ではヒマワリが植えられ夏を待っている。
まだまだ背が伸びないといけないし、黄色い花はまだつけていない。
青々とした葉っぱが広がっている。

今日は防犯委員会の総会。
週明けは役員懇親会があり、月末には特別委員会がある。
来月早々には町内の面々とレストラン席からの野球観戦が予定されている。
映画は毎日ビデオを見るだけになっているが、そろそろ映画館にも行きたくなった。
気持ちとしては多忙感のある今日この頃である。
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僕たちは希望という名の列車に乗った

2019年06月08日 | 映画
先日久しぶりに映画館で映画を見た。

「僕たちは希望という名の列車に乗った」 2018年 ドイツ


監督 ラース・クラウメ
出演 レオナルド・シャイヒャー  トム・グラメンツ
   ロナルト・ツェアフェルト  ヘルマン・レムケ
   ブルクハルト・クラウスナー レナ・クレンケ
   イシャイア・ミヒャルスキ

ストーリー
まだベルリンの壁が建設される前の冷戦が続く1956年の東ドイツ。
スターリンシュタット(現在のアイゼンヒュッテンシュタット)にあるエリート高校に通い、青春を謳歌していたテオとクルト。
ある日、西ベルリンを訪れ、映画館に入った2人は、ニュース映像でハンガリーの民衆蜂起を知る。
市民に多くの犠牲者が出たことに心を痛めた彼らはクラスメイトに呼びかけ、授業中に2分間の黙とうを敢行する。
自由を求めるハンガリー市民に共感した彼らのささやかな行動だったが、ハンガリーと同じくソ連の影響下にある東ドイツでは、たちまち社会主義国家への反逆とみなされ、政府が調査に乗り出すほどの大問題へと発展してしまう。
当局の調査が入り、人民教育相自ら生徒たちに一週間以内に首謀者を明かすよう宣告。
従わない者は全員退学と宣告されてしまうのだった。
大切な仲間を密告してエリート街道を進むか、信念を貫き進学を諦めて労働者として生きるか、生徒たちは人生を左右する大きな決断を迫られる。


寸評
僕たちは言論の自由と思想の自由を当然のこととして受け止めているが、それを維持することは実は大変なのだと思わされるし、民族が一つの国家で過ごせることは幸せなことなのだと感じさせる映画だ。
日本も先の大戦中には言論統制を受けていたのだし、間違えば北海道が占領されて民族が分断されていたかもしれないのだ。
30年目を迎えた天安門事件も思い出す。

1956年のベルリンではまだ壁は出来ておらず、検閲が厳しいものの東西ベルリンは行き来が出来ていたようだ。
テオとクルトは西ベルリンに行きハンガリー暴動のニュース映画を目にする。
ハンガリー暴動は1956年にソ連のスターリン批判後にハンガリーで起こった自由化を求める暴動である。
ソ連軍によって弾圧され、指導者ナジ=イムレは処刑され、この動乱で数千人が死に、20万人が難民となって亡命したと言われている。
彼等は若者の純真さで犠牲者に哀悼の気持ちから黙とうをささげるが、それが当局から国家への反逆だとみなされ、首謀者を追及される羽目になり、かれらの動揺と対応ぶりが描かれていくのだが、同時に父親たちの闇の部分もあぶりだされていく。
それを見るとドイツ国民にとって一度はヒトラーを指示したことがあると言う事実の呪縛があるのだなと思わされる。

テオは労働者の家庭で育ち、父親は製鋼所で働いている。
国民教育大臣と面識があった父親は、息子を守るために直談判に行くが、彼らのやりとりからは、父親が1953年の市民暴動に関わっている不満を抱えた労働者とみなされていることがわかる。
1953年のことと何度か語られるが、それは1953年6月に冷戦時代の東ドイツの東ベルリンで、ソ連のスターリンの死をきっかけに自由を求めて起こった市民暴動のことだ。
ソ連軍が出動し鎮圧したが、1400人ほどが投獄され、約20人が処刑されたと言われている。
父親は体制に反抗する息子の気持ちがわかるが、家族の悲願である進学の機会を失ってほしくないという気持ちがある。
やがてテオは、父親が劣悪な環境で酷使されていることを知る。
西へ一緒に行こうとテオは言うが、父親は故郷を捨てることが出来ない。
僕はこの父親の気持ちは分かる。

クルトの父親は市議会議長で、息子が西ベルリンに墓参りに行くことを快く思っていない。
そこに眠るのは母方の祖父で、彼がナチスの武装親衛隊だったからだなのだが、彼はそのことで母親まで蔑視している。
彼にはナチスという悪との間に一線を引くことで自己を正当化しようとする姿勢が垣間見える。
そんな家族の関係はやがて崩れていくのだが、この家族関係は映画としてはよくある関係だ。
母親の子供への強い愛を感じる。
最後に親子が固い握手を見せ父親の愛も感じさせるが、その後父親の母親への態度は変わったのだろうかと思った。

エリックは体制寄りで、級友たちと距離を置いているところがある。
父親はこの世になく、母親は聖職者と再婚している。
亡くなった父親はドイツ共産党の準軍事組織RFB(赤色戦線戦士同盟)の一員だったので、エリックにとっては英雄でもあるその父親を心の拠り所にしている。
だが、冷酷な郡学務局員からある真実を告げられ、自分を見失い暴走していく。
彼が一番の犠牲者かもしれない。

そして取り調べるソ連側の人間もかつてナチスによって拷問を受けた経験を持っている。
彼等にとってはドイツ人は全てナチの生き残りだ十見えたのだろうと想像させる。
子供たちとその親たちが、切迫した状況のなかで過去と向き合い、それぞれがそれぞれの行動を選択していく様は、まさに「過去の克服」だったのだと感じる。

子供たちの反逆だけだったら薄っぺらい作品になっていたっと思うが、父親たち過去を描くことで考えさせられる作品に昇華している。
僕はテオが可愛がっている弟たちと別れていくシーンが泣けた。
いつの時代にあっても肉親との別れはつらいものがある。
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マリーゴールド

2019年06月07日 | グルメ・他
今日はあいにくの雨模様。

散歩は取止めだが公園ではマリーゴールドが咲き誇っている。
マリーゴールドと言えば「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」という映画もあったなあ。

縁日の金魚すくいでもらってきて長年飼っていた金魚が死んで一匹もいなくなった。
三代目の金魚だった。
甕で飼っていたメダカをそちらに移す。
5月の連休時に孫がすくってきたオタマジャクシは一匹もいなくなっていた。
カエルになって飛び出して行ったのかもしれない。
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