さて遠征して見た木下恵介作品の「女の園」だが、やけにフェード・アウト、フェード・インが多い映画で、随分とローアングルのシーンが多い映画だなあと感じた。
音声と絵が時々飛んで、少し雨も降ったりして、懐かしい場末の三番館で見ているようなノスタルジーを味わせてもらった。
僕が最高の女優と思っている高峰秀子さんに加えて、高峰三枝子、岸恵子、久我美子、田村高廣、金子信雄、東山千栄子、望月優子など豪華なキャスティングだ。
この映画の高峰三枝子さんは良かった。
こんなにいい役者さんだったんですねえ。
原作がそうなのだろうが、絶対的な善人が存在しない中で、それぞれの自由と理想をを求めてぶつかり合う姿に迫力が有り、セリフも非常に面白いものがあった。
学園の自由は現在でも存在するテーマだとは思うが、今では作ることが出来ない内容の作品だ。
京都、奈良、姫路のロケ地は全体の雰囲気を写し取ってはいなかったけれど、でも失くしてしまった貴重な景色を感じさせて、美しい風景があったんだなあと感慨深いものがあった。
古い作品を見るときの楽しみの一つである。
そう言えば「木下恵介アワー」なんていうテレビ番組があって見ていた記憶だけはある。
だけどどんなドラマが放映されていたのかの記憶は全くない。
でも、そんな冠番組を持つぐらいだったので、やはり一時代を築いた監督だったのだろう。
音声と絵が時々飛んで、少し雨も降ったりして、懐かしい場末の三番館で見ているようなノスタルジーを味わせてもらった。
僕が最高の女優と思っている高峰秀子さんに加えて、高峰三枝子、岸恵子、久我美子、田村高廣、金子信雄、東山千栄子、望月優子など豪華なキャスティングだ。
この映画の高峰三枝子さんは良かった。
こんなにいい役者さんだったんですねえ。
原作がそうなのだろうが、絶対的な善人が存在しない中で、それぞれの自由と理想をを求めてぶつかり合う姿に迫力が有り、セリフも非常に面白いものがあった。
学園の自由は現在でも存在するテーマだとは思うが、今では作ることが出来ない内容の作品だ。
京都、奈良、姫路のロケ地は全体の雰囲気を写し取ってはいなかったけれど、でも失くしてしまった貴重な景色を感じさせて、美しい風景があったんだなあと感慨深いものがあった。
古い作品を見るときの楽しみの一つである。
そう言えば「木下恵介アワー」なんていうテレビ番組があって見ていた記憶だけはある。
だけどどんなドラマが放映されていたのかの記憶は全くない。
でも、そんな冠番組を持つぐらいだったので、やはり一時代を築いた監督だったのだろう。