■炎のクリエイター日記

美味しいもの・史跡が持つ歴史のご紹介。お料理はプロ・自作を問わず鮮明な画像で、どんな素材も関西仕立てにクリエイトします。

炎のクリエイター 撮影 & 画像補正

このブログに使用の画像は、殆んどを「iPhone15 pro」で撮り「CANON Power Shot G7XⅡ」と「CANON一眼」などの撮影機器でフォローしています。画像に補正を施せば、とっておきの一枚を奇麗にできます。 ※画像の転載・転用は禁止させて頂きます。 石山寺の秋月祭。紫式部が水面に映える十五夜の月を眺め、源氏物語の構想を練ったと伝わる。画像は後白河天皇以下歴代天皇の玉座とされた「月見亭」で、ここから眺める中秋の名月は、瀬田川の清流に映る幻想的なイメージも含めて、近江八景の「石山の秋月」とされている。2024年は9月17日(中秋の名月)・18日(満月)に、本堂でイベントが執り行われる。

「拳ラーメン」 は、まるで創作料理。

2013年04月30日 00時14分04秒 | ラーメン食べ歩き
以前からマークしていた京都七条の「拳(こぶし)ラーメン」へ。このお店は風変わりなメニューが数々あるので、オーダーするのに目移りがするが、今回のワシのターゲットは「黄金鶏和え麺\900」で、オーダーすると店主は凄い手捌きで調理して行き「アッ!」という間の完成劇となった。



運んできてくれた女性が、たどたどしい日本語で食べ方を説明してくれた。
「混ぜて半分くらい食べるヨ、このキンカン卵を潰すヨ、味が変わって違う味を楽しめるネ」ってな具合だ。黄金鶏和え麺の「黄金」は、キンカン卵黄の醤油漬けからきているんだろう。ラーメンを半分食べた途中で、これをブチュッ!っと潰したら、更に濃厚さが増しまろやかさが加わるラーメン界、味の二段ロケットみたいで、生卵や温玉の働きとはひと味違ったものだった。



【前回クイズの答え】・・・・・と、言う訳で「キンカン卵黄の醤油漬け」でした。非常に近かった「しじみちゃん」と、正解と言っても良いくらいの「tomatoさん」と、大当たりの「まりりんまんしょんさん」でありました。
スープは、かなり色んなものが混ぜ合わさった味で、鶏ガラベースの魚介も感じる味噌味で、クリーミーな粘度と芳醇な風味の濃厚ダレ。これに合うピッタリの麺は、粉風味の高そうなプリプリ感のある平打ち中太ちじれ麺で、スープが絡み易いようにウネウネしている。



また、盛り方がラーメン屋さんのそれではない。具だくさんで豪華に盛っているそのさまは、最近流行の創作料理屋さんのようで、それでいて上の画像のように湯気がアツアツを物語っているので、冷め切ったラーメンではない。トッピングの種類は、鴨ロース・鶏チャーシュー・タマネギスライス・キンカン卵2個・キノコ(たまご茸?)・小松菜・スナップえんどう・カイワレ・白髪ネギ・フライドオニオンで、粗挽きコショウがパラパラされている。



この鴨ロースと鶏チャーシューは厚めに切ってあって、食べ応えがあるって言うことよりも、二種類の鶏でのコラボが面白いし共通する味わいもあって最高。



〆のご飯に「塩釜ユッケ丼\350」をチョイスしたが、叉焼のサイコロ切りに温玉が乗ってユッケとは? ユッケと言うからにはレアな感じを想像していたので、少しガッカリしたが、白紙の心で再び挑戦して見ると、塩が効いていてなかなか美味しい。ラーメンのチャーシューは鶏系だったのだ、豚肉のチャーシューの追加がちょうど良かった。最初不味いと思ったのは、プリンだと言って卵豆腐を食わされた雰囲気に似ている。



■ラーメンのみの評価
奈良のラーメン屋激戦区で育ったワシの独自の判断ではあるが、満点が★★★★★5個の採点で行うと・・・・・。

スープ★★ スープの味は複雑だが、バランスが良い。
★★ 中太ちじれ麺でスープが良く絡む。
トッピング★★★★ 鶏チャーシューや鴨肉も統一感がいい。
総合得点★★★ 星3つ。

総合得点「星3つ」は、トッピングのスパイシーな「絶品鴨肉」と、アッサリと超柔らかい「鶏チャーシュー」とは、鶏のコラボが楽しめる。ラーメンらしからぬ盛り付けと具材はユニークで絶妙に面白いGOOD!。麺に対するスープの量の少なさにやや不満が残るも、「醤油漬けキンカン卵」を割ると味が変わるとの説明だったが、どちらかと言うと二段階にコクが増す雰囲気だった。
こんな評価も、基準としてあくまでもワシの好みで決定するのだが、来々亭が★☆ひとつ半・天下一品が、★ひとつと、一個あれば充分楽しめることは保障する。そんな案外辛口評価がベースなのだが、満点の5個に出会えるのは何時のことだろうか?



■拳ラーメン
京都市下京区朱雀正会町1-16
※判り易く言えば、七条通りの山陰線高架の近所。
電話:075-351-3608
営業時間:11:30~14:30、18:00~22:00
定休日:水曜日
客席:カウンターなど17席


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■クイズ
この「ひょうたん」は、何をするものでしょう? 京都の鴨川辺りではチョッピリ有名なのだが・・・・少し難しいかもしれない。

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ビールは、新鮮なほど美味しい・・・・・

2013年04月28日 00時55分50秒 | 食べ歩き
お酒にも色々あって、特にビールは鮮度がモノを言うのはご存知だろうか? 京都は川原町三条下ル左側に「アサヒビアレストラン」があり、アサヒビール吹田工場より直送される鮮度抜群の生ビールをお昼からでも味わえる空間なのだ。普段は、身を粉にして働くので、たまには平日の真っ昼間からジョッキを傾けられるのも神様の粋な計らいかも。



このお店で「お昼から?」と言う言葉はご法度だ。何故ならOLやサラリーマンのお昼休みの際に、ランチセットの横にジョッキが置かれてあるからだ。アサヒスーパードライを始め、生・黒生・ハーフ&ハーフ・外国ビールなどなど、全9種類の生ビールが待ち構える竜宮城のような場所へ、いつもの焼き鳥屋さんの店長である通称「チョイ悪くまもん」とやってきた。少し以前の4月9日のお話なので出荷されてから3日目のビールを味わったことになる。



いかにもドイツが本場だと言わんばかりの「ソーセージ」を始め、ビールに合いそうな食材が多数幅を利かせている。ベテランシェフが腕によりをかけて、いろとりどりの料理を繰り出してくる。「取り敢えずハーフ&ハーフ」の「大ジョッキ」を注文。これは、本来の生と黒生ビールを半々に注いで飲み易さを追求した黒生ビールなのだ。このお店の「小ジョッキ」は、その辺のお店で言う「生中」の大きさになるのだ。勿論中ジョッキは「大」で、大ジョッキは「特大」となる。



■スーパードライ・黒生・ハーフ&ハーフ・ピルスナー
・グラス・・・・・・・ 400円
・小ジョッキ・・・ 600円
・中ジョッキ・・・ 980円
・大ジョッキ・・・1300円
・琥珀の時間(こはくのとき)グラス・・・ 580円
下の画像が「琥珀の時間」少量生産だからできた贅沢工程の生ビール・グラスで味わってみる。



■アサヒビアレストラン「スーパードライ 京都」
京都市中京区河原町通三条下ル大黒町50
アサヒビール京都三条ビル1・2F
営業時間:11:30~22:00 ・ 11:30~14:00(ランチ)
電話番号:075-221-1882 ・ 050-5797-0214



●おつまみ
・チーズの盛り合わせ(カマンベール・スモーク・クリーム・ブルーチーズの4種類) 900円
・にしんのワイン漬け(にしんを香味野菜と共に漬け込み、林檎の入ったクリームソースで) 950円
・ソフトスモークサーモン(桜の香りで燻製・サラダ感覚で) 950円
・生ハム&彩り野菜(熟成生ハムと野菜のハーモニー) 980円
・蛸のカルパッチョ仕立て(北海道産の蛸を岩海苔のジュレと刻み山葵で和風仕上げ)900円
・和風コールドビーフ(薬味野菜とポン酢ソースで) 1,000円
・自家製ロースハム(香草と共に漬け込み丹念に作った自慢の逸品) 850円
・北海道産ポテトのフライ&チョリソ(大地からの贈り物!ソーセージがアクセント) 650円
・若鶏の唐揚げ(骨付きで一度食べたらクセになる味) 800円
・昔ながらのジャーマンポテト(ドイツ伝統の味わいを忠実に再現) 750円
・ミックスピザ(サラミ・ベーコン・ピーマン・チーズの共演) 950円
・白身魚のビールフリッター(ビール入りの生地でふんわりと揚がったもの) 900円
・ビーフカツレツ(懐かしの洋食屋さんの味) 1,200円

●シェフの特撰料理
・真鯛のポワレ(プロバンス風、皮はパリッと身はふっくら仕上げ。彩り野菜のソース) 1,200円
・海老のアヒージョ風(ニンニクとオリーブオイルで焼き上げた殻付の海老を丸ごと) 900円
・帆立貝柱の生ハム包み焼き(茸とガーリックバターを共に包み、トマトソースで) 1,000円
・骨付き豚カルビの香味焼き(ロースをニンニク入りのタレに漬け込み、風味焼き) 1,250円
・米国産牛ロース肉の炙り焼き(直火で焼いたものをオニオンソースで) 1,380円
・タンドリチキンのジャンボ串焼き(二種類の特製カレーマヨネーズで野菜と共に) 1,200円

●おすすめ名物料理
・ビーフシチューのパイ包み壷焼き(牛ばら肉を野菜と柔らかく煮込んだもの) 1,350円
・リンダ・ルーラーデン(ドイツ風牛肉の野菜巻き赤ワインソース煮込み) 1,500円




【クイズの答え】 スーパードライ・エクストラコールドと言って、氷点下(-2℃~0℃)の「スーパードライの専用サーバー」であった。限られた時間のみ氷結温度を楽しめる、最先端のシステムが生んだ「氷結ビール」と言える。ビール大好きの「しじみちゃん」が大正解!





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■クイズ
この琥珀色に輝く球体の食べものは何だろう? これを使うと生まれ変わると言うのが、皆さんに人気がある所以である。次回更新時に答えは判明する。

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「志じみめし」 より 「鯉料理」 を郷土料理に認定!

2013年04月26日 00時05分01秒 | 食べ歩き
先日の「一番丸クルージング」から下船すると、お腹の虫が鳴き出した。お酒もクルージング途中で切れたので、この付近で腹ごしらえをと探していると・・・・・石山寺山門前の瀬田川沿いには、名物の「志じみめし」を扱うお店が数店軒を連ねている。はっきり言って地元の者は、このような土産屋のような店を一切利用しない。と思う。



その中でも抜群の歴史を誇る老舗が「石柳(せきりゅう)」だそうだ。創業寛政11年(1799年)で200年以上もの歴史があり、名物の「志じみめし」は、石柳の店主が考案したと言われている。ここは敢えて「蜆」や「シジミ」と表現せず「志じみ」と歴史を感じる表記となっている※「しじみちゃん」と表記したかったが、ゴチャゴチャになったので敬称は略させてもらった。しじみちゃんゴメンネ!



店内はガラス張りで明るい感じの観光地によくあるようなお店で「志じみめし定食\2100」には、鴨ロース・海老の天麩羅・ゴリの山椒煮・川海老の掻き揚げ・煮物・玉子焼き・ミニ蕎麦・志じみめし・志じみ汁・漬物などが、どちらにどれだけ入っているかは画像を参照して頂きたい。



このセットに、もう一品の料理を追加するかどうかで、このお店でのオーダーが決定する。例えば「志じみめし定食+鯉の煮付け\2415」や、「志じみめし定食+鯉のあらい\2730」などとなる。「鯉の煮付け」は臭みがまったく無く、甘辛く上手に煮込んであって卵の味が濃厚でたんぱくな旨み。「鯉のあらい」は、酢味噌と食感のコリコリ感がたまらなく美味しい。





食いしん坊のお客さんには「鯉のあらい」と「鯉の煮付け」の両方を楽しめる、超豪華判「志じみめし瀬田川定食\3150」もあるのでご心配なく。地元だから行かないみたいな意地を張らず、こんなことなら早めに来ておくんだった。そして石山寺へ来られる予定の皆さんにもお薦めしておく。





このお店での「志じみめし」は、オーダーを受けてからひとり釜で炊くために20分ほど時間を要するが、炊きたてのご飯にシジミがたっぷりで、山椒も効いていた。これはシジミを生姜と山椒で炊いた「しぐれ煮」を混ぜ込む混ぜご飯形式であるため、そんなにシジミの出汁が利いている訳でもなく、ご飯自体に感動は無かった。量は茶碗にたっぷり2杯はあるようだ。ついでに「志じみ汁」も出汁が出切っておらず、これでは名物「瀬田しじみ」が地元の特産だけに、他の産地のシジミを使っているようで少々ガッカリした。「志じみめし」 より 「鯉料理」 を郷土料理に認定!



【前回のクイズの答え】 は、琵琶湖特産の「鮴(ゴリ)の山椒煮」であった。「ゴリ」は、ハゼ科の形をした淡水魚を呼ぶときの地方名で、川底に生息する典型的な淡水魚。飛び出した目、大きな頭部や口などが特徴で、吸盤が付いているので急流の場所でも平気で棲み付く。大抵の種類が全長数cm程度の小型魚で、山椒がピリリと利いた煮込みが最高に美味しいので、日本酒を注文せずにはいられなかった。



■石柳(せきりゅう)
滋賀県大津市石山寺3-1-12
電話:077-537-0002
営業時間:10:00~17:00
休日:なし


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■クイズ
京都のお昼時、とあるお店で見かけた物体・・・・・さてこれは何でしょう? ヒントはとっても冷たいもので、答えは次回の更新で判明する。
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瀬田川~琵琶湖クルーズ 「一番丸」 に乗船

2013年04月24日 00時27分12秒 | 街角風景
明治2年にびわ湖で「一番丸」が就航し、内陸部である滋賀県にも蒸気船の時代が到来したのは、湖国の人々に近代化を実感させる出来事として充分であった。やがてその蒸気船経営は町人をはじめ個人の手にもゆだねられて栄えたが、国鉄の東海道線全通により蒸気船は役割を終える歴史があった。





今回、その時代のレプリカ的存在の「一番丸」は、かつて明治時代にびわ湖を航行していた蒸気船を、外輪汽船として1997年に造船されたもので、全長18.7mの幅4.6mで定員は100人だそうだ。琵琶湖より唯一流れる瀬田川の「石山寺港」から、目前に美しい山門や景色を見ての出港となる。「瀬田の唐橋」を頭を打つかのようにスレスレでくぐると「びわ湖」へと出て行くクルーズなのだ。





やがて、びわ湖に住みつく「ゆりかもめ」が餌をねだって飛び交うようになるので、かっぱえびせんの販売もしているようだ。これがユリカモメちゃんだけだったら良いが、チョッピリ怖い「鳶(とび)」の大好物らしいので手渡しで与えてみるも、周囲を気にしながらで・・・・なかなか難しい。お酒を飲みながら挑戦していると、まるでゲームのようだ。





どのポイントで眺めても、あの安藤広重が描いた近江八景のなかの「瀬田の夕照」「石山の秋月」の舞台を「一番丸」からの視点で眺める景観は、川縁から見るのとはまた違った感動がある。



周辺には、紫式部で有名な「石山寺」や、その「山門」を始め、近畿の命の水を支える「南郷洗堰」や、武家政治時代は「唐橋を制する者は天下を制す」と言われた「瀬田の唐橋」、本能寺の変のあと、明智光秀の安土城入りを阻止した山岡兄弟の「瀬田城跡」、1200年以上もの時を刻む近江一ノ宮で頼朝公縁の「建部大社」などがある。天下を目指す武将達によって繰り広げられてきた壮絶な過去の争いを頭に浮かべるのを楽しむ・・・・絶好の地でもあるのだ。



それぞれの季節の景観を醸し出す「瀬田川~琵琶湖クルーズ」は、今日も出航し続けている。湖面に一番丸が通った軌跡(画像から判断できますか~)を残して。



■レークウエスト観光株式会社
・乗船料
大人(中学生以上) 1,300円
小人(小学生) 700円
小学生未満無料(団体乗船の場合は小人料金)
石山寺拝観とセットされたお得な料金 1,500円
※障害者・団体さんには割引もあるようだ。
・火曜日定休
・受付TEL:0120-077-572(8:30~17:30)




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炎の人 「ゴッホ展」 を鑑賞・・・・

2013年04月22日 00時09分59秒 | 街角風景
今の時代にあってワシの鈍感になった感情を呼び起こす画家がひとりいる。その人の名は「フィンセント・ファン・ゴッホ」。彼は実に鋭く視覚的にとび込んでくる絵画を、既に1800年代に完成させていたことが好きになった理由だろうか? やや自慢になるがワシの初作は、花瓶の花を描いて賞を戴いたのだが、それぞれの人から「ゴッホみたい」とか言われたので、その時に彼のことが気になって隅から角まで勉強したことがあった。



今回、京都市立美術館に待望の「ゴッホ展」がやってきた。「ひまわり」や「カフェテラス」や「晩年の自画像」などの有名どころが欠けていたが、まだまだ知らなかった部分も絵から感じ取れたとともに、諸説明からその絵に纏わる背景にあった「ゴッホ(以降フィンセントと記す)」の生活も感じ取れてしまう、ワシにとって至高の時間だった。



初期のフィンセントの絵には、写実主義からモダニスムへの転機があったようで、ありのままに表現するよりも色やタッチに重きをおいた絵へと試行錯誤しているのだ。そんなパリ時代以前の作品に、「鳥の巣」や「秋の夕暮れ」などの代表作があり、実にダイナミックなタッチで、絵の具の盛り方に立体感さえ感じられる荒々しいものだった。



その後、作品を売却しないと生活がままならない時期がやってきたフィンセントは、淡い絵の具遣いに拘った「石切り場の見えるモンマルトル」を描き上げ、雲の質感表現に開眼したと見え、グレーの空の中にも渦巻いたものが隠れていて「モンマルトルの小道」の繊細さが、今までと較べ妙にデリケートなタッチで、この時代に薄い塗り方で表現したようだ。
「花瓶」や「カーネーションを生けた花」などは、視覚的に見た写実派ではなく、グリグリと輪を描いたものが花であったり、荒々しい中にも、全体を通した見た目に纏まった構図を勝ち得ているので、むしろ花びらの形などは、今は必要ないと言いたげにグリグリで圧倒してる色彩重視の作品達でもあった。



ここまでの、古いタッチと新しいタッチの融合を感じたのは、「パイプをくわえた自画像」で、厚い絵の具のぬり方から、同じキャンパス内での薄い塗り方が融合しているのだ。これは何らかの転機を迎えているようで、同時期の「アブサンのグラス」は、水彩画の如く淡い色遣いと薄い絵の具の盛り方だが、ワシ自身はこう言う油絵は好まない。しかし「炎の人ゴッホ」とは親近感も覚えるではないか・・・・・。
「森の小道」や「セーヌ川岸」、「グレーのフェルト帽の自画像」は、絵の具のぬり方を線で重ね塗りしている。これは点で描く点描、線で描く線描などの影響からであり、これが晩年までのゴッホの技となりえた技法で、ここまで感じた薄い・濃い・盛っているなど、絵としての技の答えは一つではないと言いたげだ。



パリ時代以降は「耕された畑」や「あおむけの蟹」1886年2月からの二年間は、サンピエール広場の絵が多く、その辺りから見た「パリの屋根」は数知れず、色とりどりのカラフルな屋根より、むしろ空や雲の描き方で自分の感情を表現しているかのように、楽しい空模様もあれば、非常に哀しい空模様もあるのが見て取れる。



ここには画像がないが「麦畑」で飛び立つ野鳥を「ヤマウズラ」か「ヒバリ」かで論議を呼んだようだが、その低空の羽ばたき方と大きさから、ヤマウズラと断定されたようだ。ハッキリ言って「どちらでも良い」と言う意見がワシの見解だ。



ここで、「フィンセント・ファン・ゴッホ」が数々の自画像を描いているのは誰でも知るところで、この時代は特にフェミニスト的な雰囲気だと思っていたが、あれは総て自画像ではなかったのだ。実はパリでは弟の「テオ」と同居していて、よくよく見ると耳の形や髭の色が微妙に違うのが数点あるのだ。この髭の色の茶色い方が弟の「テオ」であったと判明し、フィンセントと大変よく似ていたということだ。自画像の局部的なパーツが違うことも、たくさんの自画像があるミステリーも、同時に解決した形となった。



気に入らない絵の上から重ねて描く事もあり、X線での検証の結果判ったようだ。そんな大切に使った素材だが、普通は布(キャンパス)・板・厚紙(カルトン)に描かれることが多いところ、フィンセントは板を半分に切ったものを多く用いていた。「海老とムール貝」の作品当時は、オイリングアウトと言う技法(板にニスを塗り生乾きのうちに描く技)を用いたようで、おこがましいが、ワシが絵の具で描いたあと、教師の「油も使え」の一言で、後から油を塗りたくったのが、よく似たタッチとなったのだった。



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知っておきたい重要なことは、「フィンセント・ファン・ゴッホ」と言う画家は、多くの方が思い描くような「無計画・衝動的・天才肌」ではない。彼の絵の下層部分には、肉眼で入念に見ても解らないほどの色彩豊かな細い線での下描きがあったようだ。これは「印象派」の画家達を模ってのもので、ち密なデッサンと色使いも計画のうえ、まるで設計者のような「努力家」であったことが判明したのが収獲であった。


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絵はあくまでも書いている事を補足できるように、印刷物から複写しました。
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今年の鰤(ブリ)は、もうこれが最後のようだ。「刺身」と「カマの塩焼き」と「頭の塩焼き」と「切り身の照り焼き」のフルコースを楽しんだ。これはもう日本酒が一番。

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特大 「しい茸」 で嬉しい茸・・・・・

2013年04月20日 00時03分31秒 | 創作料理
ジャムおじさんから、大型の「しい茸」を戴いた・・・・・「嬉しい茸」と言うサバンナのギャグがあるが、「いつやるの?今でしょ!」と同じくらいに耳から離れない。歴然と見て大きいと判るくらいの特大サイズ「しい茸」は、肉厚過ぎてそのままは焼けないのが難点。大きさはこんなにある。



「しい茸」には、血圧降下作用があるのは有名で「乾燥しい茸の戻し汁を毎日飲んで血圧が下がった」なんてお話は良く耳にする。これはコレステロール低下作用と同じように「エリタデニン」という成分の働きで「乾燥しい茸」を戻す時に、水に溶け出し易いため、戻し汁に多く含まれる図式なのだ。あと悪玉コレステロールを減少させ「動脈硬化」も防ぐと言うので非の打ち所のない食べ物のようだ。



その他、身体の抵抗力も高める「しい茸」は、インターフェロンの生産を促進させ「免疫力」を高める効果があり、ウィルスなどの外敵を攻撃して健康を守る働きがあるので、現在ワシが勤務する会社ではインフルエンザが蔓延しているから予防にもなる。



普通に塩焼きでそのままの持ち味を楽しむが、焼きすぎるとパサパサになって「悲しい茸」に。実は、このデカい「しい茸」は、いつもの焼き鳥屋さんの店長「くまもん」に焼いてもらったのだが、しい茸自体は美味しいけれど、肉厚過ぎて火が通らないらしく、大きさを把握出来ない見映えになったことが残念!


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こちらは「くまもん」作の「とん平焼き」で、ビールに非常に良く合う。まかないを作る途中でワシの分のも無理を言ってお願いした。もともと「くまもん」はお好み焼き屋さんだったのだ。ソースは、味噌と豆板醤とをブレンドしたもので、完成形はオムレツのようだ。



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美味しい雑草 「スベリヒユ」 の魅力・・・・・

2013年04月18日 00時04分21秒 | 創作料理
今週の月曜日からの新番組で「ガレリオ」がスタートした。ヒロイン役刑事が柴崎コウさんから吉高由里子さんに変わっただけで、お馴染み科学の力で難解な事件を解決していくシリーズドラマの中で、「料理」についての理論を、主演を演じるガリレオこと福山雅治さんが、以前に述べた言葉がある・・・・・



「料理は、材料の切り方で起こる切断面の変化。調味料を添加して混合するタイミングと順番。その量、加熱や冷却の加減。それらの組み合わせ方による処理条件で味が変わる。」それを上手に組立てる人が料理上手と呼ばれて、そうでない人は下手なのだ。
こんなことを男前でもないワシが言うと修羅場に・・・・・それはさて置き、雑草に料理を試したらどうなるか? 勿論、食べられると判っている草のお話で、その名を「スベリヒユ」と言う。熱湯でサッと湯掻いて「お浸し」を試してみる。



大きくジャンル分けすると今回の撮影はお仕事で、同時に味見もさせて頂いたので、今注目のこの野菜を紹介したい。この植物は畑をされる方はよくご存知で、抜いても抜いても次々に新しく生えてくる「美味しい雑草」と認識があるようだ。しかし、ヨーロッパでは「プルピエ」と呼ばれ、高温に強い野菜なので、ギリシャ・中近東で人気があると言う。「雑炊」にして、更に梅干も追加してみた。



しかし今回は、食用としても「水耕栽培」で研究されていて、販売を視野に入れておられるのだ。キノコの栽培みたいな清潔さがあり大いに期待できそうだ。既に人気のギリシャ・中近東では、サラダや料理に使われており、生は「シャキシャキ」と感じ、熱を加えるとモロヘイヤのような「ぬめり」が味わえる。葉っぱを千切って「グレープフルーツとのサラダ」を試してみる。



今回特筆したいのは、「スベリヒユ」の成分から見た人体への影響で、グルタチオン濃度が「ほうれん草」の1.5倍も含まれていて、肝臓で作られる栄養素の一種であるから「老化防止」や「放射線障害予防」で注目されている。他に「血圧・心臓冠動脈病予防」などの血管系への作用や、「子宮頸がん予防」としても有効な健康食材なのだ。「お粥」に千切った葉と細かく切った茎を添えてみる。



近頃聞いたお話によると、平成8年度の野菜から採取した種を撒くと、ひと味美味しく栄養豊富な野菜が出来て商品としてはヒッパリダコとなったらしい。しかし、その8年度の種で実った野菜から種をとると、ごく最近の野菜と何ら変わりは無かったと言う。知らず知らずに野菜が土壌になじんで、逞しく生きようとするあまり、栄養素や瑞々しさを犠牲にしている節が有ると言うのだ。人間の舌もまた変異に気づかず、そこにある味に徐々に馴染んで、その違いに気がつかなかったようだ。ある日突然昔の野菜を食べたら、美味しく栄養も豊富だったと言うことは、「スベリヒユ」のような野菜にこそ、今日求められる栄養素が含まれるのかも知れない。そんな変り種の植物であるが、ネーミングも新たに「塩生プルピエ」・・・・・栽培の成功と販売が軌道に乗るようお祈りする。


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こちらも土手で収獲した「土筆(つくし)」だが、左から順に「穴子との酢の物」「明太子和え」「白和え」で、季節の美味しい雑草を楽しんだ。

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タケノコは 「筍」 でも山城産 ~木津川市山城町~

2013年04月16日 00時30分27秒 | 創作料理
この時期の京都の台所「錦市場」には、旬の贈りものである京都山城産の小さな可愛い「竹の子」が店先に並ぶ。あえて竹の子と書いたが、竹がんむりに旬と書いて「筍」と表現した方が情緒があってシックリくるかも知れない。



ひと口に竹がんむりと言ったが、竹林の世話っていうのは究極に大変なことなのだ。京都府の南「山城」では、農家の方が何度も山に入り、間抜き・草引き・置き土などと丹精込めて竹林を整備している。 ご存知の通り、竹は繁殖力が旺盛で放り出しておくと荒れ放題の竹林と化してしまうのだ。





ワシのイメージの竹は、その繁殖力から他の山林まで地茎を伸ばし、葉を広げ日光を遮蔽し、他の樹木を枯渇させる現象を引き起こし、自ら陣地を拡大し続ける「武田騎馬隊」のようだ。その「竹」の持つ精力の強さに昔の人は憧れてあやかろうとしたのだろう。







京都府でとれる筍を、昔の一帯の地名である山城から「山城産」と言われがちだが、ブランド感覚では現在の「木津川市山城町」で産出するものだけが「山城産筍」と呼んでも良いのだ。その世話に携わる方々の苦労を知れば、こんな可愛い「筍」でも今の時期は目が飛び出るくらい高価なのも納得のいくところ。









ノーマルに「炊き込みご飯」や「煮物」や「蒸し焼き酢味噌」や「うま煮」や「お吸い物」を味わったが、その食感の異質なところが狙いの「筍麻婆豆腐」も面白いし、栄養的にも合い挽き肉が入ることでバランスが取れているのではないだろうか? 料理そのものは豆腐が崩れて大失敗!




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「筍」の外側の硬い皮の部分を刻んだ「筍キンピラ」も酒の肴としては一級品の味なのだ。戴き物の「筍」からは、こう言った本来捨てるところを利用するレシピはなかなか生まれてこないが、こんな節約術も高価な「山城産筍」の成せる技なのだろうか・・・・・。
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強者どもが夢のあと 「将軍塚」 ~京都東山~

2013年04月14日 00時02分17秒 | 史跡・歴史巡り
一般的には、京都を一望できる「夜景」や秋の「紅葉」を楽しむカップルのスポットとされている「将軍塚」は、京都の東山の頂き付近にあり、春の「桜」がやや遅くまで楽しめる行楽地である。山門(福徳門)を進むと木造お寄棟造りで瓦葺のお堂に突き当たる。堂内にあるのは、付近の山中から掘り出された石仏の「大日如来像」が安置されている。



奈良から京都の南方「長岡」に都を移された「桓武天皇(かんむてんのう)」は、天皇家に事故や不可解な出来事が頻繁に起こったことに頭を悩ませる。そんな「桓武天皇」を、京都東山の頂きに案内した「和気清麻呂」の京都への遷都進言に「平安京」が実現されたのだ。下の画像は三条大橋で「石田三成」や「長宗我部盛親」が、六条河原で斬首刑後、三条河原で晒し首にされたとある。言わばとんでもない心霊スポットかも・・・・・。



小さなゲートをくぐると、境内には「大隈重信お手植え松」や、甲冑を着せた人形に太刀・弓矢を持たせた上で埋めたと伝わる「将軍塚」がある。国家や天皇家に災いが起こりそうになると、この塚が鳴動する不思議なスポットとされている。





下の画像のように、直径約10mの円形の「塚」には、甲冑を身にまとった「将軍人形」が西の京都盆地を向いて埋められてあるので、それが由来となり「将軍塚」と呼ばれるようになったと言う。「桓武天皇」が、京都守護のために作らせたこの仕掛けは、怨霊封じのシステムとしても機能しており「保元の乱(1156年)」や、「治承の乱(1179年)」には朝廷の危機を知らせるために鳴動したと伝わる。「太平洋戦争」が起こる直前にも鳴動したそうだ。



ここで出たぁ~!「伝」によれば「和気清麻呂の屍を、棺中に立たしめ、平安京に向ひて葬り、甲冑・刀剣・弓矢と共に埋め、死した後も京の守護をさせた」とあるのだが、一般的には前述したように「土偶に、甲冑・刀剣・弓矢を装着し埋めて守り神とした」とある。残虐な「人柱」などの仕打ちが罷り通った時代に、前者をやわらげ伝えたのが後者の作り話と受け取れそうだが・・・・どうだろう?



岩の割れ目から松が生えている「一念松」は、生命力の強さを改めて知る凄い念で、この塚がパワースポットであることを証明しているものであった。



将軍塚は「強者どもが夢の跡」でもあり、乃木大将・東郷元帥・菊池大麓・大隅重信などのお手植の松が植えられている、やや軍神的な背景もある。各植樹の横には石柱や石碑が、その松と共に残され、偉人達がこの地から京都の町を見下し、豊かな日本国造りを心に誓ったのではないかと想像される。





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境内には二箇所の展望台があり京都市街が一望でき、サスペンスドラマの結末シーンで見覚えある方がおられるかも? 枯山水とそのバックには京都盆地と見晴らしの良いところで、「カンパーニュ」のスライスで仕込んだ「ハムオニオンサンド」を楽しんだ。

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豪快漁師料理は「漁火(りょうか)」 ~真鍋島~

2013年04月12日 00時16分55秒 | 魚介料理
岡山県は笠岡市にある「笠岡諸島」に属する島に「真鍋島(まなべしま)」がある。笠岡港から連絡船に乗って50分くらいで、古い漁村の面影を残した家並みが特徴の島へ。映画「獄門島」や「瀬戸内少年野球団」のロケ地となった瀬戸内にぽっかり浮かぶ島なのだ。



さてさて今回の旅の終着駅は、この真鍋島で本物の漁師料理を楽しめるお店「漁師小屋 漁火(りょうか)」へ。魚が新鮮とか美味しいと定評のある料理宿は数々あれど、これほどに真っ向からストレート勝負に徹してくる魚介料理のお店を経験したことがあっただろうか? あちこちの客席から驚愕の声も聞こえてくるほどインパクトがあるのだ。



最初はピチピチと活きの良い「活け車海老」で、頭を千切ろうとすると猛然と暴れ狂う。そりゃそうだ・・・・誰でも頭を取られるような場面に出くわすと暴れるに違いない。身は締まって甘い感じさえ漂う。この海老は、かつて右画像のカウンターの下の生簀に泳いでいたと言う。



ここの大将が言う「活け手なが蛸踊り食い」は、俗に言う「足長蛸」で醤油を付けるとクネクネと踊りだす。蛸の子供や頭の部分も完全に生きている状態で、再度小皿に戻そうものならくっついて離せなくなる吸盤は、無事口に頬張れても歯にピチッ!唇にピチッ!っとくっついた。4秒の動画なので直ぐに終わるが、ジャムおじさんが持ち上げてくれた。


こりゃもう・・・・・このお料理からは日本酒でしょ? 岡山県の地酒「嘉美心(かみこころ)」の冷や酒を合わすと、更に美味しい海の香りが、口の中で増幅されるように感じられた。



こちらも新鮮な「真鯛の刺身」と、「コチの姿盛り」は、脂のノリが良かったため山葵をお替りしてたっぷりと用いた。得てして脂が乗ってる場合は、山葵が利きにくいので見た目にも多すぎるくらいの量を食べても大丈夫。むしろワシの中では毒消し作用として食あたり予防(こんなに新鮮だと有り得ないが)と言ったところだろうか?





やや浅めに調理した「渡り蟹の蒸し焼き」「車海老の塩焼き」は甘み充分で、シットリとした身と一緒に食べる濃厚な蟹ミソや、海老ミソの風味が口いっぱいに広がる。



少し変わった味付けの「真蛸のもろ味酢味噌」は、普段食べなれた酢味噌に少し手が加えられていてもろ味の香りも楽しめた。「薩摩芋の天麩羅」は、兵庫から来た教員の方達が絶賛していたのが印象的だったが・・・・このお店で芋を絶賛?



パリッと揚がった「蛸のから揚げ」「鰈のから揚げ」って、から揚げが二種も出てしまうのね?





尾頭もついて豪快にぶった切った「コチの塩焼き」は、身がギッシリ詰まっていて食べ応え充分。身が多い焼きの部分では飽き足らず、頭まで真っ二つに割って箸でつっつく。向こうのグループは「鯛の尾頭付きの塩焼き」をまるごとドッカ~ンとテーブルに置かれてあるところから、我々はコチ付いているような気がした。





出汁がたまらなく美味しい「魚のアラと渡り蟹の漁師汁」の時にはご飯も盛られてきた。すると後はデザートを残すのみだが、この「杏仁豆腐」のようなものは、お世辞にも美味しいとは感じなかった。



下の画像はお店のカウンターで、小さな漁船をイメージしている。



更に厨房の中をお許し頂いて撮影した。手前が大将でその後ろに大型のロースター。そして向こう側が奥さん。実に「あ」「ん」の呼吸で動かれていて、無言でも息がピッタリと言うか行動が完全にシンクロしている。大将は耳が遠く大きな声で話さないと、一切無視されるような形になるが悪気はなく、気軽にお話を聞けた。「昔はな、2階にも客を通して頑張ってたけどな、最近はしんどくてな・・・・まぁやれる限りは幸せやし頑張るけど」更に、「テレビの取材がひっきりなしに来よるんよ。これも有り難いと思わにゃなぁ」と締め括られた・・・・・どうやら悟りを開かれているようだ。



■漁師小屋 「漁火(りょうか)
「笠岡港」から出港する三洋汽船の高速船に乗船する。片道990円。
・食堂は海に面した港通り沿いにたち、営業時間は11:00~18:00までランチ営業。
・上記の一人前5000円の「おまかせ料理」がおすすめ。
・民宿は、食堂のすぐ裏手にあって、宿泊客の食事も同じ食堂で用意されるとのこと。



真鍋島の海水の色と、ひなびた船着場を見て、いつまでも変わって欲しくないような懐かしい光景と、島は絵に書き止めたくなるような何とも言えない情緒を感じた。連絡船が来る時間だ・・・・真鍋島を後にして今回の旅は終焉を迎えた。






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鞆の浦(とものうら)ぶらり

2013年04月10日 03時17分01秒 | 街角風景
広島県福山市鞆地区の沼隈半島南端にある港湾及び、その周辺海域のことを指す「鞆の浦(とものうら)」は、「鞆」の港周辺の市街も含めての総称だが、その由来は「鞆にある入り江」という意味であり、鞆港を中心とした海域のことであったのだ。



はるか古の航海時代には陸地を目印とした「沿岸航海」が主流で、瀬戸内海の潮流が満潮時に東西から瀬戸内海に流れ込み、瀬戸内海のほぼ中央に位置する「鞆の浦沖」でぶつかる。逆に干潮時には鞆の浦沖を境にして、東西に分かれて流れ出してゆくのを航海に利用したようだ。古代より潮待ちの港として尾道と共に利用されていた。勿論、新鮮な魚介類ありきの地で街角にも獲れたての魚が販売されている。





この「鞆の浦」を境とし、潮流が逆転すると言うことは、満潮に乗りスイスイと航海して「鞆」で休息し、干潮に乗りスイスイ船出していく地だったのが街の発展に繋がったようだ。沿岸部と沖の島々一帯は「鞆公園」として国立公園に指定されていて、魏志倭人伝に書かれる「投馬国」の推定地で「邪馬台国」が畿内とされる(当然のことだが・・・)有力説の後押しもしている。



たくさんある酒蔵が「保命酒」と言う「養命酒」のようなものを、それぞれが販売している。これは何故だか理解し難いが、聞く機会を失ってしまった。





鞆の浦の港町である「鞆」には古い町並みが未だに残っていて、まるで航海時代の繁栄そのまま開発・発展から取り残されているようだ。過去には都市景観100選や、美しい日本の歴史的風土100選にも選ばれている景観は、江戸時代の港湾施設である「常夜燈」「雁木」「波止場」「焚場」「船番所」が全て揃って残っている理由から。これらは全国でも「鞆港」のみであるのだ。



鞆の浦のシンボル的存在「常夜灯」の画像を撮影していると、地元のおばあさんが説明するためのように近寄ってこられた。上の画像のような階段状船着場の「雁木」は潮の満ち干きに対応する先人の知恵のようだ。下の画像は「常夜灯」の海中の土台に敷き詰めた石を、「亀腹型石積」と言うそうだ。





室町幕府15代将軍「足利義昭」は、織田信長により京を追放された後、殆ど知る人もいないが、実は「毛利氏」などの支援のもとに「鞆」を拠点とし、打倒信長の機会を窺っていたと言う。折りしもその時、光秀謀反で信長が命を落としたとの一報に、かつての自分の家臣である光秀を頼って、将軍職に返り咲こうと言う野望が現実になりかけ有頂天。しかし、秀吉の「中国大返し」で、光秀の「三日天下」と共に足利義昭の「三日有頂天」で終わってしまった逸話はあまり知られていない。



「宮崎駿」は、鞆の浦を気に入り一軒家を借り切って2か月間滞在し、自炊生活をしながら散策する毎日をおくり、「崖の上のポニョ」の作品を執筆して映画化された地でも有名。この下の画像のように「坂本竜馬」の隠れ家も現存していて「隠し部屋」もあるそうだ。



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お店に奥まっていたら売れないと言う理由で、海岸べりまで出てきて販売しておられる天麩羅屋さんのおばさん。鉄腕ダッシュでも登場したそうだ。



この揚げ方も絶妙で、お土産に買ったのだが、酔っ払った席で「この天麩羅をお土産に買って来て」と頼まれて綺麗に忘れていたのが後日発覚した。偶然とは言え、遥か遠方まで行っての的中は素晴らしいものだと言ってお渡しした。
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鞆の浦の 「桜鯛」 豪快調理!

2013年04月08日 00時30分20秒 | 食べ歩き
桜花乱舞の石山寺から、またまたジャムおじさんとの岡山~広島旅行に戻るが、今回は「鞆」のホテルを予約して乗り込んだ。まぁ一般的な観光ホテルであるが、得意の「共同購入チケット一泊二食付き¥6500」で、夕食は地元の野菜・魚料理のバイキング。これがアト一歩の出来だった気がしたのは、鞆の浦名物とも言われる「真鯛」が、存分に顔を見せなかったからかも知れない。





鞆の浦の初夏の風物詩に「観光鯛網」がある。この地に約380年も伝わる伝統漁法をもとにした行事で、古式そのままに網がしぼられ、当時の儀式を後世に伝えるためのものなので、見る人の心に深い感動を与える。時期的には、少し先のことなので経験・賞味出来ないと諦めていたが、この桜花の時期の真鯛は「桜鯛」と表現されるほど素晴らしく諦め切れるものではない。



ホテルの目前に広がる「鞆の浦」の中心となる一番大きな「仙酔島」の手前。祠が見える島「弁天島」の弁財天に祈願して、ここから「観光鯛網」の行事は出漁すると言う。あと「つつじ島」「皇后島」「玉津島」「津軽島」などの島々から鞆の浦は形成されているのだ。画像は「鞆の浦日の出」を待ち構えて撮ったもので「仙酔島」の向こうにご来光。



「桜鯛」を経験できないで意気消沈していると、突然の和太鼓のパフォーマンス。フォーリンラブってやる兄さんと姉さんのような方が・・・ドン!カッカ!ドンカと鳴り響かせて、まるでワシ達のオーダーの如く手がとどきそうな目前で「桜鯛」の豪快な調理ショーが始まった。それは神様の計らいのようにいなせな雰囲気で・・・・・食べ放題は当然のこと。こう言う食べ物の幸運ってワシは普段から恵まれているような気もするが何故だろう?





調理人の親父さんは何処となく魚屋さんの包丁使いであるなぁ~って見ていると、旅行に同行した「とも」の毒舌が始まった。
「あのさばき方荒いです。到底料理屋さんのものではないですね」更に続ける「あの和太鼓の女性、男性と較べると何でワンテンポ遅らせて打つんでしょう? 経験者だったら笑い者ですよ」と言うからには理由があった。彼の親父殿は老舗割烹の板前さんであり経営者で、そんな方が手塩にかけて育てた彼の今は、国立大学生で軽音部の現役ドラマーだったからだ。





外洋の荒波で冬を過ごした真鯛は、初夏に産卵のため豊後水道・紀伊水道を抜けて波穏やかな瀬戸内海中央部の「鞆の浦沖」へとやって来る。潮流に揉まれ身が引き締まって、脂が乗っているのが判る色合いで旨味がある「真鯛」で、いつしか「とも」の毒舌は掻き消された。そんな自慢の親父との腕比べを楽しむ食べ方は、親への尊敬が垣間見えるもので聞き辛くはなかった。きっと彼の料理の原点は自分の親父の腕にあるんだろう。




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地元のお酒3点飲み比べセットを注文すると、左から「賀茂鶴・どぶろく・色おとこ」と並べられた。鯛の白身にあうのは「賀茂鶴」だと判断し、本格的に絞って追加注文を決めた。桜鯛には賀茂鶴・・・・・相乗効果でお互いが相手を褒め称えるような仕事をしてるようだ。
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桜花乱舞と 「桜餅」

2013年04月06日 00時20分20秒 | 街角風景
岡山から尾道への旅を紹介している最中だが、桜の満開が今日限りで吹き飛ばされるような雲行きなので、慌てて「桜」を紹介したい。桜と言えば思い出すのは、ご存知「忠臣蔵」の播州赤穂藩「浅野内匠頭長矩(あさのたくみのかみながのり)」は、分別が付かず大勢の家臣を路頭に迷わせた城主で名が通っているが、実に出来すぎた「辞世の句」を残している。桜はあいにく「石山寺」のものであるが。




風さそう 花よりもなお 我はまた
春の名残を いかにとかせん



意味は・・・・・春風に誘われて散る桜の花びらは名残り惜しいだろうが、それよりも増して春さえも迎えていない自分が、今散ろうとしているのは名残り惜しく、私はいったいどうすれば良いのだろう・・・・・みたいなところだろうか。



シチュエーションとして、田村邸の庭先を借りての切腹は、庭の白砂と風に舞う桜花も寂しく哀れを誘う。短刀を手にした内匠頭の頭上にも桜の花びらが振りかかって、悲しみと無念の矛先が見つからない状態。そんな心中を歌に託したものであるからして、今は桜花乱舞によって、そんな情景が自然と浮かぶ時期、石山寺は桜の真っ盛りであるが、今日からの暴風雨で消し飛んでしまいそうだが、それもまた儚い宿命。





歴史の教科書に「頼朝像」が定かでなくなったため「伝・頼朝像」と表記するようだ。伝わっているが決定的ではないの意味らしいが、その他にも「足利尊氏の騎馬武者」の表記など色々あるようだ。しかし、それを言えば「蘇我入鹿」なんて誰が見た訳でも無く定かであるはずも無いし、上野の「西郷さん像」でも別人らしい。辞世の句に至っては後からさもその人が詠みましたのように見事なものを用意するケースが多々あるなか「伝・浅野内匠頭辞世の句」と表記するようになれば情緒が無い。歴史は総て「伝」で納得しているようなものだから・・・・・。



昨日も「女信長」と言うドラマが流れていたが、最近では信長公を扱うドラマでは「桶狭間の戦い」が、何時しか「田楽狭間」の場所に移動しているシチュエーションが多い。これもまた定かでないし、見た者はいないので「伝」で仕方のないところだろうか?



山門前の桜の木々とひとまず別れを告げて、瀬田川~琵琶湖クルージングの「一番丸」と言う外輪船のような飾りがついた船に飛び乗る。瀬田の唐橋の下をくぐり、近江大橋の下もくぐり琵琶湖の真ん中へ船出していくコースへ・・・・・これはまた次回のお話にする。(何時になることやら)




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今月、お伊勢さんの「赤福の朔日餅」「桜餅」であるが、中身は赤福の餡子。これが超美味しいと感じる「花より団子状態」なのだが、塩漬けの葉っぱもまた風流。

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山頂に倒壊寸前のお城 ~尾道~

2013年04月04日 00時20分01秒 | 街角風景
前回に引き続き「尾道」のお話。この町は「しまなみ海道」開通によって、四国の今治市と陸路で結ばれたお陰で物流面での利便性が高まり、中国道とで更に発達した都市なのだ。市内の中心部は、北側の山肌に住宅が密集していて、南側の海とに挟まれているため、平地が少なく山肌斜面に住宅や寺が密集している地形になっている。



そんな地形から「坂の街」と言われる所以となっているが、「文学の街」「映画の街」としても全国的に有名である。文学では林芙美子・志賀直哉などが居を構え、尾道を舞台とした作品を発表した。大林宣彦監督の「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」は、尾道三部作として、当時の若い世代を相手にこの町を有名にしたのだ。したの画像のように「終焉の家」と呼び尾道を愛してやまない方も多々おられる土地柄なのだ。





「林芙美子の放浪記」の銅像が、同じ目線で街なかに突然あるのがおもしろい。



このような独特の景観ゆえに、格好の映画ロケ地として数多く使われた坂道(新道)だが、それを上り詰めると「千光寺」の境内に続いている。「文学のこみち」と称して、これら文学人の句碑を千光寺山登山道に配置しているが、近年ではアニメ作品やバラエティ番組やCMなどでも頻繁に登場している。



安産のご利益があるお地蔵様に、ワシの周囲では「tomatoさん家のお孫さん」が思い浮かんだので、元気な赤ちゃんが産まれるようお参りした。



「末広の松」は、こちらへ向けてググッと迫ってくるようだ。それと「岩割りの松」は、力強くて逞しい生命力で、双方共が縁起ものでお仕事が順調に行くようにお参りしたのに、今現在は未だ効果が出ていないような気もした。



ざっと書き出しただけでも・・・・・
■文学
放浪記(林芙美子)
暗夜行路(志賀直哉)
悪名(今東光)
内海の輪(松本清張)
東京物語(小津安二郎)
故郷(山田洋次)
男たちの大和/YAMATO(佐藤純彌)※戦艦大和ロケセットは向島。
転校生・時をかける少女・さびしんぼう(大林宣彦・尾道三部作)
ふたり・あした・あの、夏の日(大林宣彦・新尾道三部作)
NHK連続テレビ小説 うず潮・てっぱん
■漫画・アニメ
ぱすてる・ヒカルの碁
■テレビコマーシャル
アサヒビール本生(江口洋介)
トヨタ自動車・ラクティス(佐藤隆太)
サントリー ザ・プレミアム・モルツ(矢沢永吉)
ソフトバンクモバイル「旅する父」(白いワンコ)
三井生命保険「電車を降りて・朝の町・最初の春」(戸田菜穂)
ソニー デジタルカメラ (北川景子)
■芸術
平山郁夫画伯や、山下清画伯の作品も有名などなど。



さて後回しになったが、問題の倒壊寸前の「小城」は、一個人が建てた博物館のようなものだったが、今やいつ崩れても不思議ではない状態で、責任者も不在らしい。よくこんな立地条件で建築許可が出たものだと感心するも、真下には民家も密集している危険な状態だそうだ。



地元の方に「取り壊さないんですか?」と訊ねたところ、一旦は取り壊し工事に入りかけたが足場が組めずに断念したと言ういわく付きの廃墟らしい。



尾道水道を挟んで対岸の「向島」の中心部は、見えている北岸に「造船所」や「工場団地」や「港湾施設」などが密集しており、かつては本土とフェリーが頻繁に往復していた。逆に南岸は高見山など山の斜面が海にまで達してるため平地は少なく都市化も進んでいないのが現状。


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さつま揚げみたいな天麩羅のお店「桂馬」は、試食を食べたらファンになり、ゆで卵一個まるまるが入った天麩羅・・・・スコッチエッグ?みたいな雰囲気のを買った。商品には広島焼きもあり、アイデアもなかなかのものだった。

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尾道は♪いつか来た道~あぁそうだよう・・・・

2013年04月02日 04時41分10秒 | 食べ歩き
海辺からいきなりの小さな山肌に、これでもかと住宅が密集する「尾道(おのみち)は、岡山市と広島市のほぼ中間に位置しており、瀬戸内海の尾道水道(対岸の向島間の狭さから呼ばれる)は、海でありながら河川のように見え、古くから海運による物流の集散地として繁栄してきた。



明治時代には「尾道」まで山陽鉄道が開通し、鉄道と海運のジョイントともなり、広島県東部では最大の都市となるが、工業都市化で急速に発展した城下町「福山市」が、平地に恵まれた地の利を活かしその座を奪い取ったとある。



また魚介類も、島々の間を流れる潮流によって魚の身が締まっており、地元の雰囲気が分る一膳飯屋で昼食をとることにしたのは、案外ジャムおじさんがこのようなお店が好きなのだ・・・・と、思う。「清水食堂」・・・・オバハンがあけっぴろげ対応の食堂で、昨日も来てたかのような錯覚に陥るような、ストレートに魚が美味しいお店のようだ。先客が銚子片手に、ほろ酔い加減の勢いで地元の魚自慢を始めた。



「サヨリの刺身」はあっさりとした淡白な味で、歯ごたえ十分の締まり具合で宝石のように綺麗だ。続いて「コチと卵の煮付け」も豪快な白身でバクバク食べられるような質量で、卵の濃厚さと一緒に味わえるのもあり難い。「蛍烏賊」・・・・これは富山からの出張か?煮つけが美味しい。





「カレイの煮付け」「小河豚のから揚げ」なども、地魚の代表格でカリッと揚がっている白身魚に勝るものは無い。これらの間、ほろ酔い親父の「せやろぉ~、旨いやろぉ~」の合の手が入るが、ハッキリ言ってこれは不要だ。



まだ陽も明るいが「とも」と日本酒を飲むことにした。「ジャムおじさん」は運転があるのでオールフリーで誤魔化す作戦から「尾道ラーメン」への攻撃にでたが、その「気にせんと飲みや~」ってひと言に、心の中では手を合わせた(本当かな?)が、ありがとうって笑って見せた。



この辺りは山間地域から沿岸地域、また多くの島々により、地域性豊かな農産物が多く栽培されている。わけぎ・いちじく・レモン・ネーブルオレンジは全国一の生産量を誇り、もも・ぶどう(デラウェア)・八朔・デコポン・みかん・串柿・すいか・葉たばこ・きぬさやえんどうなどの生産も有名である。新種でざぼんのような「安政柑」や「清見」が甘く最高の柑橘系であった。このような作物のエキスが海への栄養分となって「牡蠣」もまた美味しいんだろうと実感した。



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どなたさまでも、お気軽にコメント戴けると嬉しいです。

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ここ「尾道駅前」から山肌を見上げると、右上の辺り・・・・大変な場所に倒壊寸前のような城のようなものが見えるが、まさしく「古城」だ。※知り合いに「小城くん」と言う壊れギャグで素敵な人がいるから敢えて。「とも」が「小城くん」へのプレゼントに、衣類にプリントするお城の画像を欲しいと言うが、ここがもっとも最適だと言うと、彼は「お店の開店だから倒壊寸前は駄目でしょう?」と笑ったが、ワシは岡山城よりもずっとお似合いだと思ったのだが・・・・・。



次回は山肌から登頂にチャレンジして、「千光寺」や「倒壊寸前の小城」の実態にせまる。
コメント (16)
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