ひよりの音楽自己満足

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09.3.9 JOURNEY

2009-03-11 23:39:43 | ライブレポ ROCK
◇ 2009.3.9 東京国際フォーラムAホール
<New JOURNEY>
 80年代に全米№1に輝いたメロディアスハードの王者<JOURNEY>。爽やかで軽快なハードポップや美しいバラードなどの素晴らしい楽曲や、ニール・ショーンさんのかっくいいギターやスティーブ・ペリーさんの伸びのある独特の素晴らしい声にはすごく感銘を受けてました。ただ自分はあの頃はメタルに燃えていたものでそれほど興味深くは聴いてなかったんですよね。学生だったからお金もなかったし。バンドは素晴らしいアルバムを連発しながらも86年に一旦解散。そして96年に復活するもすぐにペリーさんが脱退してしまって、その後、ペリーさんによく似た声のスティーヴ・オウジェリーさんが加入。しかし1アルバム1ツアーでノドの不調で脱退し、一時ジェフ・スコット・ソートさんがツアーをヘルプしてました。
 その後、ニールさんがYoutubeをチェックしていたときに偶然発見したというフィリピン人のヴォーカリスト<アーネル・ピネダさん>を新ヴォーカリストに迎えて、2008年に新曲&再録の2枚組のアルバム「REVELATION」を発表。それがなんと全米チャート5位という大ヒット!完全復活です。その後の世界ツアーのなかで日本公演の情報も。そこで友人を誘ってチケットを手に入れて当日を楽しみにしてました。今回は東京・名古屋・大阪の3公演のみ。東京はSoldoutだそうで。めっちゃ盛り上がりそうです。

 さて当日。平日のしかも月曜日とあって仕事の具合が微妙だったんですけど、なんとか開演予定時間の19時に間に合うように会社を抜け出して。18時40分頃に会場に着いて早速グッズを買おうと。ところが欲しかった黒Tシャツが大きいサイズ全て売り切れでSサイズしか売ってなかったのよね。なのでTシャツはあきらめてバンダナとキーチェーンを購入。そして客席へ。今回の席はは1階の後方で、ステージまでは50mくらいかな。ま、しゃーないっす。ほどなく友人も到着してしばし歓談。
 ステージはバックにジャケットデザインの昆虫が天使の羽で羽ばたいている絵が。ステージ上は左にキーボードセットとドラム側を透明アクリル板で囲った真っ赤なグランドピアノが。中央には白いひな壇にツーバスドラムセットが鎮座。そしてステージ右にマーシャルスピーカーが5コ1段並んでました。メンバーはニールさん・アーネルさん、キーボード<ジョナサン・ケインさん>、ベース<ロス・ヴァロリーさん>、ドラムス<ディーン・カストロノヴォさん>です。

 19時になると会場は超満員です。そしてまもなくはじまるとのアナウンスがながれて19時10分ころ客席の照明が暗くなって幻想的なSEがながれて・・・そしてまずはディーンさんがドラムセットに、そしてジョナさん・ロスさん・ニールさんが登場!大拍手大歓声で迎えられます。そしてSEからドラムのカウントで1曲目「Majestic」に移行。ニールさんのエモーショナルなギターが響きます。ギターの音はよく聴こえるんですけど、他の音がなんかごちゃっとして、特にドラムとベースが聴きづらいですね。まるで横浜の某ホールみたい。
短いインストに続いてはじまった2曲目はニューアルバムから「Never Walk Away」。軽快なノリのいいハードポップ。ここでお待ちかねのアーネルさんの登場!大歓声で迎えられて、そしてアーネルさんは大きく手を振って手拍子を。もちろんお客さんはそれに合わせて手拍子。後ろからみると1階席が一体となっていて凄い光景です。アーネルさんが歌いはじめるとその声の素晴らしさに再び大歓声!中高音域のクリアでよく通る力強い声です。想像していたよりも小柄ですけど、長髪を振り乱してエネルギッシュに歌い、そしてステージを所狭しと駆け回って、さらにジャンプもキメて。すごいパフォーマンスですね。そうそう、この曲ではジョナさんは黒のテレキャスを弾いてます。間奏とラストではニールさんが弾きまくりのソロを。

 曲が終わると大拍手大歓声!続いて3曲目は「Only the Young」。アップテンポの軽快で爽やかなハードポップ。ノリノリっす。アーネルさんは黒のジャケットに黒のパンツ姿で。ニールさんは黒のポロシャツかな?ギターはサンバーストのレスポールです。ロスさんはピンク系のジャケットを羽織って、ジョナさんは白のツアーTシャツだったかな。サビの前にアーネルさんが「Come on TOKYO!」ってお客さんを煽って♪Only the young~って大合唱。この曲ではジョナさんは黒のストラトを。
 続いて4曲目は「Ask the Lonely」。ミドルテンポのパワフルな曲で、この曲でも最初からアーネルさんはお客さんに手拍子を促して。ジョナさんは真っ赤なグランドピアノを弾いて。そのピアノのリフをバックにニールさんが弾きまくってます。曲が終わるとニールさんが「アーネル・ピネラ!」って紹介して。そしてアーネルさんが「コンバンハTOKYO!ゲンキデスカ!」って。そしてそのままニールさんのギターソロへ。エモーショナルかつアグレッシブな凄いギターを聴かせてくれます。ソロが終わるとアーネルさんが「ニール・ショーン!」って。大拍手大歓声です。

 5曲目は「Stone in Love」。ミドルテンポの爽やかなハードポップ。ヘヴィなギターリフにキャッチーなメロディ、いいですねぇ。この曲ではジョナさんは黒のストラトを。アーネルさん長い髪を振り乱して元気いっぱいに歌って走り回って。  続いて6曲目は「Keep on Runnin'」。アップテンポのノリノリのハードポップ。ステージにはアーネルさんはいないんですけど、ちゃんとヴォーカルは聴こえてます。なにかトラブルがあってステージ袖で歌ってるのかなって最初は思ったんですけど、1ヴァース2ヴァースと進んでいっても一向にアーネルさんはステージに現れず。でもちゃんと素晴らしいヴォーカルが聴こえてるんですよね。何でかなぁ~って不思議に思っていたら・・・曲が終わると「ミスター、ディーン・カストロノヴォ!」って、 メンバーの皆さんがディーンさんに手を向けて。そこでようやくわかりました。いまの曲はディーンさんがドラムを叩きながら歌ってたんですね!これには超ビックリ!そんじょそこらのヴォーカルよりもはるかにいい声でしかもアーネルさんに負けず劣らずスティーブ・ペリーさんに似た素晴らしい声だし。もちろんお客さんも大拍手大歓声です。

 ここでジョナさんがマイクを。「マタコレテ、ウレシイ!アイタカッタ!」って。カンペを見ながらたどたどしい日本語で挨拶を。こういうのってうれしいですねぇ。「アタラシイアルバム・・・カラキイテクダサイ」って始まった7曲目は「Turn Down the World Tonight」。ジョナさんは美しいピアノの音色を響かせて。スローテンポの綺麗なバラードです。ヴァースではアーネルさんがしっとりと歌い、サビでは美しいハーモニーを聴かせてくれて。もちろん間奏ではメロディアスな泣きのギターソロが。
 拍手に応えて「Thank you!TOKYO」ってアーネルさん。続いて8曲目は「Change for the Better」。リズミカルなギターリフからはじまるアップテンポの爽やかでキャッチーなハードポップ。めっちゃノリノリです。アーネルさんはステージを右へ左へ移動してお客さんを煽って。曲が終わると「ドモアリガトウゴザイマシタ!」ってアーネルさん。

 続いてはジョナさんはニールさんのところへ行ってシブいブルースハープを聴かせて、ニールさんは小さいマンドリンのようなギターを弾いてお二人でカントリーっぽいブルーズを演奏。箸休め的にこういうのが間にはいるといいですねぇ。
 続いて10曲目はパワフルなドラムからはじまる「Wheel in the Sky」。ミドルテンポの哀愁を感じるパワフルな曲。アーネルさんはお客さんに手拍子を促して。ジョナさんは黒ストラトを、ニールさんはグレーっぽくて縁がブラウンっぽいレスポールを弾いて。間奏ではエモーショナルなギターソロを。曲は終盤にはハイテンポになって盛り上がります。曲が終わると「Thank you!」ってアーネルさん。
 続いて11曲目は「Higher Place」。アップテンポのパワフルなハードポップ。ここでアーネルさんはステージから消えて、再びヴォーカルはディーンさんが。ドラム叩きながら息も乱れず素晴らしいヴォーカルを聴かせられるってほんと凄いっす。

 アーネルさんがステージに戻ってきて「Thank you TOKYO!」って。そしてはじまった12曲目は「Lights 」。スローテンポのゆったりと落ち着いた曲。アーネルさん、手を大きく振って。サビでは♪Wow wow~って大合唱です。間奏ではエモーショナルなギターソロも。そしてそのままメドレーで続く13曲目は「Still They Ride」。アーネルさんが退いて再びディーンさんのヴォーカルで。ディーンさん、バラードでも素晴らしい歌声を聴かせてくれます。間奏ではニールさんのメロディアスなソロも。
 曲が終わるとそのままジョナさんのピアノソロへ。美しいクラシカルな音色を聴かせてくれ、そしてニールさんが加わって。そしてはじまった14曲目は「Open Arms」。大ヒット曲ですね。スローテンポのしっとりとした美しいバラード。アーネルさんの素晴らしいヴォーカルの真骨頂が。1ヴァース歌い終わるたびに大拍手です。間奏では泣きのギターソロが。曲が終わると拍手に応えて「Thank you!」ってアーネルさん。

 続いて15曲目は「Mother, Father」。ピアノリフからはじまる美しいパワーバラード。歌うはディーンさんです。ディーンさんのヴォーカル、中高音域の繊細でチョッピリハスキーな声でほんと素敵です。間奏ではニールさんのメロディアスなギターソロが。曲が終わると「ディーン・カストロノヴォ!」って。大拍手大歓声です。
 続いて16曲目はギターリフからはじまる「Rubicon」。ミドルテンポのパワフルな曲。アーネルさんはモニターの上に立ってお客さんに手拍子を促して。キーボードのリフが印象的ですね。さらに続いて17曲目は「Wildest Dream」。アップテンポのパワーロック。めっちゃノリノリです。爽快感たっぷりのメロディもいいですねぇ。この曲ではジョナさんは黒テレキャスを弾いて。ニールさんの弾きまくりギターソロもかっくいいっす。

 そして今日のハイライト!キーボードのリフで場内から「おぉ~!」って大きなどよめきが。そしてお客さんリズムに合わせて大手拍子。18曲目は大ヒット曲「Separate Ways」。すんごい盛り上がりです。もちろんサビは大合唱!間奏のギターも最高っす。アーネルさんはジャンプもキメてステージを駆け回って。曲の途中にニールさんがキーボードリフに似てるようで似てないギターリフを弾いて。で、ジャーンで曲が終わったあと、なぜか再びそのリフを弾きだしてそして2回目のFin。「Thank you!You rockin’」ってアーネルさん。
 続いて19曲目はニューアルバムから「What I Needed」。ピアノリフからはじまる哀愁ただようメロディアスなバラード。アーネルさんが歌い上げます。間奏ではニールさんの泣きのギターソロが。感動モノですね。

 「Rock’n roll again!」ってはじまった20曲目は「Edge of the Blade」。アップテンポのダークかつパワフルな曲。アーネルさん、ジャンプもキメてまだまだ元気いっぱいです。さらに続いて21曲目は「The Place in Your Heart」。ミドルテンポの爽やかで綺麗なメロディの曲。素晴らしい曲がいっぱい!ですが・・・自分はこの辺でちょっと疲れてきちゃったかも。でも次が聞き覚えのある曲で、22曲目「Escape」。アップテンポの爽快感のある軽快でキャッチーなメロディの曲。アーネルさんは手拍子を促し、そしてジャンプも。体力ありますねぇ。凄いなぁ。
 さらに続いて23曲目は「Faithfully」。ピアノのリフレインからはじまるスローテンポの美しいバラード。この曲でもアーネルさんの素晴らしい歌唱にヴァースを歌い終えるたびに大拍手が。そして♪オォ~オォ~って手を振りながら大合唱。凄い光景です。う~ん、自分もちゃんと予習してくるべきでした。

 盛り上がってきたところでそろそろラストスパートです。24曲目はピアノリフからはじまる大ヒット曲「Don't Stop Believin'」。ミドルテンポの壮大なスケールを感じる爽やかなメロディの曲。めっちゃ盛り上がってみんな手拍子を。もちろんサビは大合唱。アーネルさんはドラム台から大ジャンプもキメて。そして♪Don’t stop!って掛け合いも。
 そして本編最後25曲目はアップテンポのキーボードリフからはじまった「Any Way You Want It」。最初から大合唱でもうお祭り騒ぎの超盛り上がりです。場内が揺れてます。♪All night!Hold tite!って掛け合いもキマって、サビも大合唱。アーネルさんはジャンプしまくって走り回って。間奏のキーボードソロ・ギターソロもかっくいいっす。「ドモアリガト,TOKYO!」ってアーネルさん。さらにはマイクスタンドを上へ投げてキャッチして。そして超盛り上がりのなかFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「アリガト!Thank you we love!」ってアーネルさん。そしてメンバーの皆さんは手を振りながらステージ袖へ・・・場内はもちろんアンコールを求める手拍子が鳴り響いてます。するとほどなくメンバーがステージに戻ってきて大拍手大歓声で迎えられます。アーネルさんはお客さんが投げたフィリピンの国旗のような布を拾ってドラム台に飾って。
 はじまったオーラス26曲目はパワフルなドラムからはじまる「Lovin', Touchin', Squeezin'」。ミドルテンポのけだるい感じの曲。ブルージーなギターソロからヴァースへ。アーネルさん、最後まで力強い声を響かせてます。間奏ではピアノとギターのソロバトル、そして♪ナ~ナ~ナ、ナ~ナ~ナ、って手を大きく振って大合唱。素敵なフィナーレですね。
 「Thank you TOKYO!」ってアーネルさん。曲が終わると大拍手大歓声!そのなかメンバーの皆さんは楽器を置いてステージ前に並んで、そして肩を組んで何度もお辞儀をして、手を振りながらステージ袖へ消えていって・・・
 時計を見ると21時半ちょっと前。約2時間20分の素晴らしいロングライブでした。

 音響には定評のある国際フォーラムですが、今回は1階席後方ということもあってか音悪かったですねぇ。なんかゴチャっとしてて、ドラムとベースがあまりよく聴こえなくて。最後は慣れちゃったかな。でもでもギターはよく聴こえました。ニールさん、やっぱ凄いっす。テクニカルでエモーショナルなかっくいいギターをたっぷりと聴かせてくれました。そしてアーネルさん、よく通る素晴らしい声ですね。小柄でステージを駆け回って思いっきりジャンプしまくって元気いっぱいでベテランバンドのステージに活力を与えてました。そしてビックリしたのが・・・ドラムのディーンカストロノヴォさんが叩きながらのヴォーカル。いやビックリでした。ディーンさんといえば自分はOZZYバンドのテクニカルドラマーのイメージが強かったんですけど、こんなに歌が上手かったとは知りませんでした。ただドラムソロがなかったのはちょっと残念です。
 2時間20分で26曲というごちそういっぱいの超満腹ライブ、ファンの方は大喜びだったことでしょう。でも自分のようなそれほど思いいれのないものにとっては・・・メロディアスなバラード、爽やかでノリのいい楽しいハードロックと新曲&名曲の素晴らしい楽曲たっぷりでしたけど、さすがにこれだけ多いと・・・ちょっと疲れちゃいました。

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