テリー・イシダの『独酌酔言』。

夜な夜な酒場で一人飲み、酔った勢いであれこれ、一言、申し上げます。

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事142~先週の陽性率は67.2 %!!陽性者数約138万人!!はたしてピークはいつなんだろう?

2022年08月02日 | コロナウイルス2020

先週の陽性率は前代未聞の67.2%感染者数約138万人とももちろん過去最高値です、
(7月24日まで1週間で世界最高値も記録しました)

すでに第7波に入って5週目、第6波ではそろそろピークを迎え減少に転じました、

第7波もそうなるのか?

しかし、過去例が参考にならない規模の第7波、やや増加スピードが鈍化したようにも見えますが油断出来ません、

少し見にくいですが2020年2月から現在までを1つのグラフで観るとこんな感じ、

如何に第7波が感染者数では強烈かが分ります、

来週の動向に注目です、

◆インフルエンザ並みの対応への格下げ

重症者は全国で428人、1日の死亡者は93人(いずれも8月1日現在)

重症者医療体制にはまだ少し余裕がありますが、保健所や初期医療対応が破綻しています、発症者や濃厚接触者の隔離で公共サービスなどにも影響が出ています、

そこで、コロナの感染症法上の2類相当扱いを5類に引き下げる動きが活発化しています、

濃厚接触者の隔離、保健所の対応、全数報告が必要な2類相当では、それに掛かる労働力不足と社会活動の混乱が避けられない、という現場の悲痛な声が政府を動かしそうです、

5類になると、入院勧告、就業制限、外出自粛要請が無くなり、今の全数報告(これに相当の労力が掛かっている)定点報告に変わります(インフルエンザがこれ)

つまり『インフルエンザ』と同じ扱いになるということです、

しかし、法的には治療費の公費負担も無くなってしまいます、ここはなにか特別な対応が必要な気がします、

◆全国の感染者数、増加スピードがやや鈍化?

どうだろう、希望的観測では“増加スピードはやや鈍化”しているように見えます、

来週が分水嶺かも、

(ここまでの表グラフ・NHKニュースサイトから転載)

ちなみに都道府県別感染比率、

沖縄、大都市圏、九州が上位に来ていますが、全国的な流行ということで良いでしょう、

◆年代別感染者比率

ワクチン接種率の高い高齢者層での感染が増加しているように見えます、「BA.5」の抗体すり抜け能力の証、


(NHKニュースサイトから転載)

ちなみに久しぶりにワクチン接種率、

全体では3回目が進んでいないのがよく分ります、

(首相官邸HPから転載)

◆病床使用率

東京都基準で重症者用病床使用率、先々週18.8%⇒先週27.6と上昇、国基準では51.4%⇒55.8%、

まだ少し余裕があります、

余裕が無いのは保健所、市役所、初期治療医療機関

(東京都HPから転載)

◆行動制限無し!壮大な社会実験の結果は?

『壮大な社会実験』真っ最中、

5類に引き下げると、社会実験は更に大きく長期に渡るものになります、

それでも現状のコロナ対応を続けていくことで“社会が破綻”する可能性があるのも事実、

5類引き下げで“日本的規律維持社会”が破綻するかも、この状況は戦後初めてかもしれません、

そういう意味でも、やはり今は壮大な社会実験の真っ最中です、

◆陽性率

      陽性率   検査数    陽性者数 
2022年
1月2日   1.1%   251123        2777人 ※第6波の入口か?
1月9日   5.4%   429162     2万3168人 ※第6波に突入 沖縄/広島/山口にまん延防止等重点措置が適用
1月16日   13.6%    702929     9万5498人 ※大感染爆発状態、1都10県にまん延防止等措置検討
1月23日 21.8%   1228371    26万8284人 ※第6波ピークに
1月30日 30.4%   1522311 46万3354人 ※検疫体制崩壊の兆し
2月6日   39.6%   1575315 62万3128人 ※第6波5週目、ここが最高点かも?
2月13日 45.1% 1383896   62万4240人 ※第6波のピーク
2月20日 44.8% 1294194   57万9928人 ※ピークで高止まり 北京五輪閉幕
2月27日 39.5% 1197543   47万3461人 ※ごくゆるやかな減少局面へ
3月6日   39.1%    1155304   45万2763人 ※高止まり、沖縄では反転増加、BA.2拡大
3月13日 35.2% 1086325   38万2278人 ※減少局面、共存戦略への入口
3月20日 34.1%  999063 34万1545人 
3月27日 32.8%  830541 27万2215人 ※減少局面も感染は続く、21日でまん延防止等重点措置すべて解除
4月3日   34.4%  928712 31万9687人 ※減少局面から横ばい感染継続期へ
4月10日 35.5%     952279    33万7846人 ※感染継続期、市中感染が継続的連鎖的に起こっています
4月17日 35.3%  971890  34万2665人 ※完璧な感染継続期
4月24日 27.4%   1049187  28万7210人   ※13週間ぶりの陽性率30%を切る
5月1日   12.3% 2064317  25万4943人   ※陽性率急落、検査数が倍増、GW前の現象か?
5月8日   25.2% 722313  18万2083人 ※GW中検査数激減
5月15日 28.9%    967078     27万9620人 ※増減しながらの感染継続
5月22日 26.1% 956192  24万9210人 ※一定の感染が続く継続期
5月29日 21.8% 934505  20万3365人   ※ひょっとすると減少期への入口?
6月5日   15.4%    900904     13万8868人   ※5カ月ぶりの低い陽性率!このまま減少が続くか?
6月12日 15.5% 701208 10万8950人 ※検査数・陽性者数とも減少で横ばい、1月以来の少ない検査数
6月19日   6.6% 1502581 9万8425人 ※陽性者も漸減も検査数が2倍、統計上の異常値
6月26日 14.6% 705992 10万2766人 ※陽性者数が微増も“緩やかな減少期”
7月2日      20.1% 679697 13万6357人 ※陽性率10週振りに反転増加!新たな局面へ
7月10日 35.0% 770971 26万9760人 ※いきなりの第7波、BA5の感染ピーク直前?
7月17日    40.3%   1386060   55万9111人 ※2月下旬以来の陽性率40%超え
7月24日 60.0%  1612620  96万9068人 ※過去最高の陽性率!感染者約97万人!
7月31日   67.2%   2051980  137万9099人 ※ピークはどこなのか?感染者約138万人
(厚労省HP日報から算出)