テリー・イシダの『独酌酔言』。

夜な夜な酒場で一人飲み、酔った勢いであれこれ、一言、申し上げます。

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事61~1月24日までの1週間の陽性率は7.2%(前週9.2%)とやや低下しました。

2021年01月26日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事61~

1月24日までの1週間の陽性率は7.2%(前週9.2%)、

やっと少し陽性率は低下、感染者数も減少、

緊急事態宣言エリアでの実効再生算数も1を切ってきました、

なんとか、このままピークアウト、感染者減少へと転じてほしいものです、

(各日までの1週間の平均陽性率)
      陽性率     検査数  陽性者数
6月21日 0.5%  73911  435人
6月28日 1.3%  39103  526人
7月5日   2.6%  43392   1132人
7月12日 3.4%  57911 1980人
7月19日 3.8%  81922 3140人
7月26日 5.9%  80286 4742人
8月2日   6.0% 121121   7304人
8月9日   6.1% 164877  10094人
8月16日 4.5% 176032    7931人
8月23日 4.9%  143766    7033人
8月30日 4.4% 124531    5517人
9月  6日 3.0% 140951 4155人
9月13日 3.1% 121494 3799人
9月20日 2.8% 124451 3439人
9月27日 2.9% 108743 3033人
10月4日 1.7% 214882 3649人 ※ただし、検査数に異常値参入有、実質横ばい
10月11日  2.7% 132914 3573人
10月18日  2.8% 134620 3744人
10月25日  2.8% 139830 3878人
11月 1日   3.1% 147810 4612人
11月 8日   4.2% 140243 5940人
11月15日  5.5% 173776 9591人
11月22日  6.2% 217199 13502人
11月29日  6.1%  236143 14474人
12月6日 6.1%  251480 15445人
12月13日  5.9%  292670 17189人
12月20日  5.6% 330070 18593人
12月27日  6.1% 348965 21432人
 1月 3日 10.8% 218184 23642人  ※年末年始で検査数が減少
 1月10日    8.6% 460951    39821人
 1月17日 9.2% 450028 41521人
 1月24日 7.2% 536485 38365人

※厚労省発表日報から集計

◆このままピークアウトできるか?

まだまだ油断はできません、

それでも陽性率が少し下がったのは一筋の光明、

実効再生産数が緊急事態宣言エリアで1を切ってきたのも嬉しい知らせ、

(実効再生算数) 
一人の感染者から何人に感染するか?を示す数字、 
1以上なら感染は拡大し、1以下なら感染は縮小します、

⇒ 1月25日の都道府県別の数値はこちら

緊急事態宣言下の各都市はやっと1を下回りました、

ある程度、緊急事態宣言の効果が出ているのか?

それとも、COVID-19の行動規範による一時的なピークアウトなのか?

そこのところは今後の研究が必要です、

◆とても数学的なCOVID-19の行動規範

1月25日現在、実効再生産数が1を上回っているエリアは、

三重県、滋賀県、和歌山県、鳥取県、徳島県、大分県、鹿児島県と、西日本の大都市周辺県のみになっています、

西日本の大都市圏は0.9台とまだ油断禁物、

最初に感染爆発的な状況に陥った関東圏の東京は0.811、神奈川が0.770と落ち着きを見せています、

すなわち、ピークを迎えるとその反動のように一旦感染拡大が収まり、

周辺の都市はそれに追随するカタチで増加し、ピークを迎え、そして減少していく、

このパターンがしっかりと守られています、

これまでもCOVID-19はとても数学的に規律正しい動きを見せています、

今回のピークアウト(まだ期待レベルですが)も、

その規則正しい行動規範によるものかもしれません、

緊急事態宣言の効果と云うより、COVID-19の作戦の一環か?

一気に宿主を減らす事はしない!?

リスク管理がしっかりしているCOVID-19、

そんな風に勘ぐってしまいます、

いずれにせよ、このピークが過ぎたとしても、また次のピークがやって来ます、

これだけは間違いない、

この連鎖を断ち切るには現状ではワクチンしか見当たりません、
(特効薬の開発はまだまだ先のような気がします)

◆いよいよワクチン接種が日本国内でも始まります

日本国内でのワクチン接種は2021年2月末頃からの開始を目指して準備が進んでいます、

接種の優先順位(医療関係者・高齢者施設従事者⇒高齢者・既往症保持者⇒云々)

ワクチン運搬方法、ワクチン分配方法、ワクチン保管設備、などなど、

マクロ視点での話題がニュースの主眼です、

ま、国政レベル、大臣レベルではまずこんなところから着手するんでしょう、

◆ワクチン接種は現場運用こそが最も重要

しかし!!ワクチン接種こそ現場の運用が最も重要です、

PCR検査よりも現場の運用が重要です、

PCR検査で混乱を来した現場運用、日本の役所が一番苦手とする現場運用、

ワクチン接種の座組からは少し距離を取るようですが、

現状でも感染確認や入院調整で逼迫している保健所への影響も心配です、

ワクチン接種は全国民を対象にすみやかに実行する、

というPCR検査とは桁違いの量とスピードが求められています、

従来のワクチン接種とも異相なるものです、

これだけの数量とスピードを求められるワクチン接種の現場を、

今まで誰も経験したことがありません、

このワクチン接種を成功させるには政府、厚労省、保健所、接種の現場である医療施設、

すべてのレベルで最高のパフォーマンスを発揮しないと成功しないように思えます、

これに関わる専門家は医療関係分野の専門家だけでは足りません、

運搬、保管、広報、現場ディレクター(ある意味とても大きなイベントです)、効果検証などなど、

様々な分野の専門家のノウハウが当初から一体的に投入されるべきです、

どうも、菅さんのアタマの中には、いつも全体像(イメージ)が描かれていないような気がしてなりません、

事象事象に後追いで対応する対処療法しか見えてこない政府の対応、

2020年末の感染爆発を防げなかった政府、

ワクチン接種はそれを断ち切る良いチャンスです、

全体の現場運用レベルまでをイメージした統合的一体的な準備が必要です、

ワクチン接種開始まであと1ヶ月です、

トップの力量と各レベルでの関与者の健闘に期待します、


なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事60~1月17日までの1週間の陽性率は9.2%、新規感染者数は過去最大の4万人越えとなりました。

2021年01月20日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事60

1月17日までの1週間の陽性率は9.2%、

陽性率の増加スピードは鈍いものの、新規感染者数は過去最大の4万人越えとなりました、

先週、独酌酔言では『日本国内全域で感染蔓延期に入っている』と書きましたが、

マスコミではすでに『感染爆発が起こっている』と表現しています、

残念ながらほぼそのような状況です、

(各日までの1週間の平均陽性率)
      陽性率     検査数  陽性者数
6月21日 0.5%  73911  435人
6月28日 1.3%  39103  526人
7月5日   2.6%  43392   1132人
7月12日 3.4%  57911 1980人
7月19日 3.8%  81922 3140人
7月26日 5.9%  80286 4742人
8月2日   6.0% 121121   7304人
8月9日   6.1% 164877  10094人
8月16日 4.5% 176032    7931人
8月23日 4.9%  143766    7033人
8月30日 4.4% 124531    5517人
9月  6日 3.0% 140951 4155人
9月13日 3.1% 121494 3799人
9月20日 2.8% 124451 3439人
9月27日 2.9% 108743 3033人
10月4日 1.7% 214882 3649人 ※ただし、検査数に異常値参入有、実質横ばい
10月11日  2.7% 132914 3573人
10月18日  2.8% 134620 3744人
10月25日  2.8% 139830 3878人
11月 1日   3.1% 147810 4612人
11月 8日   4.2% 140243 5940人
11月15日  5.5% 173776 9591人
11月22日  6.2% 217199 13502人
11月29日  6.1%  236143 14474人
12月6日 6.1%  251480 15445人
12月13日  5.9%  292670 17189人
12月20日  5.6% 330070 18593人
12月27日  6.1% 348965 21432人
 1月 3日 10.8% 218184 23642人  ※年末年始で検査数が減少
 1月10日    8.6% 460951    39821人
 1月17日 9.2% 450028 41521人

※厚労省発表日報から集計

PCR検査も、濃厚接触者追跡も、入院調整も、重症者治療も追いつかない状態

これまで機能していたPCR検査と、それに基づく濃厚接触者追跡、

これが機能不全に陥りつつあります、

先週の『コロナのこと59』で書いたとおり、すでに神奈川県では濃厚接触者追跡を放棄、
(医療、高齢者施設関連は簡略化して継続)

これはすでに市中感染が相当拡がっており、

濃厚接触者を追跡しても、効果的な感染拡大防止に繋がらない!!

という悲痛な現場の叫びであります、

◆なぜ、こんなに日本のコロナ医療の現場は脆弱なのか?

ニュースでは連日、重症者病床の逼迫と、陽性者の入院調整の遅滞が報じられています、

世界有数の人口あたりベッド数を誇る日本国内で、

なぜ、欧米に比べてまだまだ少ない1日1万人以下の陽性者数(決して少なくはありませんが)で、

日本のコロナ医療現場が崩壊寸前なのか?

『コロナのこと57』でこの現象を説明する一説をご紹介しています、

そこでは“国公立病院”の機能不足が説かれていました、

民間病院は、「厚労省の規制でがんじがらめにされていて、経営的に身動きが取れない」という主張です、

今回はあらたな説明を見つけました、

今回の説明はこちらから ⇒

今回の説明でも“OECD加盟国中、1000人辺りベッド数世界一”の日本で、なぜ十分なコロナ医療体制が構築できないのか?が説かれています、

ぜひ、ご一読を、

結論的には病院経営的にコロナ医療は費用が掛かりすぎる=赤字になる、ということです、

『コロナのこと57』の説明では、赤字に対応できる国公立病院を、

コロナ専用病院として効率的に活用せよ、という主張でした、

今回の説明では明確な解決法は示されていませんが、、、

菅さんが記者会見(1月13日)でこの件に関する質問に対して、

訳の分からない説明を展開したのにはガッカリしました、

この問題は明らかに政治主導でないと解決できないのです、

民間病院の気概や努力ではコロナに打ち勝てないのです、

今更、菅さんは医師会重鎮などと面談、協力を求めているようですが、

如何にも遅きに失しています、場当たり的な看板行動に過ぎません、

菅さんの頭の中にコロナ対策の戦略イメージがなかったのは明らかです、

残念です、

◆コロナは断絶を生む、日本国内でも世代間格差が顕著に

米国ではトランプ前大統領の信じられない無知と強欲から、

米国民の間で断絶が生まれ、議会議事堂への乱入という民主主義史上最悪の事件が発生、

コロナが断絶を生み出すことを実証しました、

しかし、海の向こうの話だけでは無さそうです、

日本国内でも世代間の断絶が生まれそうな危険な兆候があります、

世代別の陽性者数、

東京都の2021年1月18日までの年代別感染者数です、

この冬の感染拡大は明らかに若者中心で起こっています、

TVインタビューでは、

『正直、罹っても重症化しないと思っている』

『怖いけど、ずっと我慢はできない』と答える若者、

たしかに、若者には無症状者・軽症者が多いでしょう、

逆に高齢者や既往症がある人たちは、本当にコロナのことを怖れています、

このコロナに対する恐怖のレベルの違いが、断絶を生む悪魔のささやきになります、

若者(若者だけじゃないけど)の自らの欲望を満たすための行き過ぎた行動、

若者の無秩序(と思っての)な行動に対する過度な批判、

ここから世代間の断絶が生まれる可能性があります、

そして、断絶が生まれると、そこにつけ込む集団が生まれます、

米国のような事になる前に、このことをしっかりと受け止めて、食い止める、

これも政治の仕事ですが、どうも菅さんには期待できないようです、

できれば、若者たち自身の中から、

今、この時期に若者が取るべき行動をしっかり叫ぶ声が上がるのが、

もっとも効果的と考えます、

今、立ち上がるべきは若者です、声を上げるべきは若者です、

もう、老練狡猾な政治家は不要です、

次の日本をしょって立つ若い力に期待します、

◆緊急事態宣言下ですが、人手は減らない

2020年春の時は恐怖が人々をコントロールしたので、劇的に減った人手ですが、

今回はそうはいかないようです、

最新の人手の増減(全国)はこちら ⇒

宣言前に比べて10%以上人手が増えている地点が多数あります、

なんともはや、

慣れによる恐怖感の漸減、

経済停止の副作用の大きさを知った国民、

世代間の恐怖レベルの格差、

営業短縮に応じない飲食店への罰則規定が定められた法律が今国会に提出されます、

法律というモノの性格上、罰則規定が早くできるのは致し方ないですが、

今、ホントに必要なのは罰則ではなく、

団結とか、共生とか、協力とか、

そういうモノですよね、

ここもまた、どう考えても政治家の役目、菅さんの役目なのですが、、、

なんとかならないものでしょうか?

 

 


なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事59~1月10日までの1週間の陽性率は8.6%、直近の数日は数値が跳ね上がっています、これは蔓延期を示す状況です。

2021年01月12日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事59~

1月10日までの1週間の陽性率は8.6%、

直近の数日は数値がさらに跳ね上がっています、これは蔓延期を示す状況です。

これまでなるべく客観的に、楽観的にコロナウイルス感染拡大の状況を観察してきましたが、

流石にこの1週間の状況を楽観的に観ることは出来ません、

ほぼ、『日本国内全域で感染蔓延期に入っている』と考えて良いと思います、

1月10日までの1週間の陽性率は8.6%に跳ね上がりました、

その前の週は正月休みのため検査数が激減、正確な数値とは思えなかったので、

その判断を先延ばしにしましたが、

先週の状況はそのまま、深刻に受け止めるべき数値です、

(各日までの1週間の平均陽性率)
      陽性率     検査数  陽性者数
6月21日 0.5%  73911  435人
6月28日 1.3%  39103  526人
7月5日   2.6%  43392   1132人
7月12日 3.4%  57911 1980人
7月19日 3.8%  81922 3140人
7月26日 5.9%  80286 4742人
8月2日   6.0% 121121   7304人
8月9日   6.1% 164877  10094人
8月16日 4.5% 176032    7931人
8月23日 4.9%  143766    7033人
8月30日 4.4% 124531    5517人
9月  6日 3.0% 140951 4155人
9月13日 3.1% 121494 3799人
9月20日 2.8% 124451 3439人
9月27日 2.9% 108743 3033人
10月4日 1.7% 214882 3649人 ※ただし、検査数に異常値参入有、実質横ばい
10月11日  2.7% 132914 3573人
10月18日  2.8% 134620 3744人
10月25日  2.8% 139830 3878人
11月 1日   3.1% 147810 4612人
11月 8日   4.2% 140243 5940人
11月15日  5.5% 173776 9591人
11月22日  6.2% 217199 13502人
11月29日  6.1%  236143 14474人
12月6日 6.1%  251480 15445人
12月13日  5.9%  292670 17189人
12月20日  5.6% 330070 18593人
12月27日  6.1% 348965 21432人
 1月 3日 10.8% 218184 23642人  ※年末年始で検査数が減少
 1月10日    8.6% 460951    39821人

※厚労省発表日報から集計

◆先週の状況

PCR検査数は年末(~12月27日までの1週間)の132%に増加、

陽性者数は186%(39821人)に増加しました、

検査数増加率よりも陽性者数増加率の方が相当上回っています、

これは明らかにこの2ヶ月くらいとは違う『感染拡大のスピードと量』です、

残念ながら、

『感染蔓延期に入っている』=『感染爆発前夜と云っても間違いではないと考えます、

◆先週1週間の日毎の陽性率の変化を観てみる

2021年1月
  4日 13.7% ※正月休みの影響で検査数が少ない
  5日   3.8%
  6日   5.5%
  7日   7.9%
  8日   9.0%
  9日 12.1%
10日 19.5% ※日曜日は検査数が少ない場合が多いが・・・

検査実行日と陽性判明日にはタイムラグがあると思われるので、

日毎の陽性率はあまり意味が無いと考えていますが、

にしても、週後半に明らかに急激な上昇を示している陽性率、
(検査数もこれまでで最大なのに、陽性者が増えている)

これは最悪の状況です、

◆PCR検査態勢も破綻しつつあります

これまで充分と考えてきたPCR検査態勢も、

発症者・陽性者の急増で追いつかなくなってきているようです、

これも感染爆発の前兆です、

濃厚接触者を追いきれなくなる⇒

市中に感染者が溢れる⇒

さらなる感染拡大に繋がる

という図式、負の連鎖の始まりです、

PCR検査体制の破綻を示すニュースがあります、

【神奈川県】「感染蔓延で経路調査に意味なし」 
感染経路や濃厚接触者の調査を原則やめると発表 全国初
(東京新聞)

市中に感染者が溢れる状態になったため、

もはや、感染経路の特定や濃厚接触者追跡の意味が無くなった、

そして、濃厚接触者を追跡していた保健所の体制が追いつかなくなった、

この2つの理由で疫学的調査(感染経路調査と濃厚接触者追跡)を止める、

医療施設、高齢者施設などでのクラスター発生時には簡略化して調査追跡する、

と云うことだそうです、

あきらかにCOVID-19の感染拡大のスピード・量に人智が追いつかなくなってきています、

ある意味、感染拡大防止はもう諦める、と云う敗北宣言です、

◆療養体制もギリギリ

日本国内のCOVID-19感染者受け入れ体制が脆弱なのは「コロナウイルスのこと57」で書きました、

なぜ、こんなに脆弱なのか?その理由は未だに確信はありませんが、

とにかく重症者受け入れ病床も限界に来ているようです、

同じく神奈川県の状況 ⇒

さらに重症者ではない感染者の入院や療養(隔離)の調整機能も限界に近づいているようで、

陽性反応が出ても入院や療養施設への入所の手続きが出来ずに、

待機中(調整中)の感染者が相当数発生しています、

ここでも人智はコロナのスピードと量に追いつかなくなっています、

菅さんは『最大限』とか『ありとあらゆる手段』というような抽象的な言葉で、

感染拡大防止に取り組むと発言されていますが、

もはや、感染拡大を防ぐのは難しい段階に入ったのかもしれません、

COVID-19対策は、

感染拡大防止一点張りから、

感染者への対応重視の2本柱へと、立ち位置を移行すべき段階かもしれません、

◆結果論ですが

陽性率の遷移を見る限り節目は2020年12月初旬だったと考えます、

再拡大が始まって3~4週目、

これで一旦収まるのではないかという独酌酔言的予測をしていましたが、
(ワタシも甘かった)

高止まりのまま年末年始を迎え、一気に感染が拡大したカタチです、

結果論ですが、

2020年12月10日頃に緊急事態宣言を出せば感染拡大を防げたかもしれません、

これは現政権への批判ではありません、

あの頃には分からなかった事がたくさんあります、致し方なし、

しかし、GOTO施策はどうだったのか?

経済との両立はどうすれば出来たのか?

感染拡大傾向の分析はどうだったのか?

しっかりと見極める必要があります、

これからも何度も来るであろう、

未知の感染症に対して有効な施策を的確に打てるようになるためにも、

過去の失政に蓋をせず、しっかりと分析・反省すべきだと思います、

◆日本は東アジアで最悪の感染拡大国になるのか?

1月11日の東アジア近隣国の新規発症者数、

台湾6人、韓国450人、中国0人、香港41人、ベトナム1人、

フィリピン2046人、インドネシア8692人、マレーシア2232人、

日本5977人
(COVID-19トラッカーより)

インドネシアに次いで2番目の感染者数です、

変異ウイルスの発生などで「水際対策の強化」も叫ばれていますが、

もはや逆です、

近隣諸国が日本からの入国を厳しく規制する、という状態です、

もう、状況は一変してしまいました、

日本国内が安全であるという誤った確信を捨てて、

政府・行政・国民が一致団結して感染拡大に歯止めを掛ける

感染者への医療・療養体制を今一度見直し、立て直す、

指導者の強くて正しいメッセージが必要な時期です、


なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事58~1月3日までの陽性率は10.8%!感染拡大は一定のスピードで継続、拡大収束が見えない状態です、

2021年01月06日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事58~

1月3日までの陽性率は10.8%!!

年末年始の異常値とはいえ、感染拡大は一定のスピードで継続、拡大収束が見えない状態です、

明けましておめでとうございます、本年もご愛読のほど、よろしくお願いします、

コロナコロナで暮れた2020年、

2021年年初もコロナの勢いは止まりません、

1月3日までの1週間のPCR検査陽性率は10.8%と急伸!

“静かなお正月” “おうちでお正月” の呼びかけもむなしく、

感染拡大に歯止めは掛かりませんでした、

◆陽性率10.8%は異常値です、年末年始で検査数が少なかったからかと思われます

10%台の陽性率は正直、少し衝撃的です、

でも、即“感染爆発”状態かというと、そういう訳ではありません

以下の数値の検査数を見てください、

1月3日までの検査数は21万件程度、前々週の62.5%に減少しています、

これは年末年始のため、検査態勢が充分ではなかったことを示しています、これは致し方ないか、、、

なので、、、

分母が少なかったので陽性率が跳ね上がった可能性が高いです、

先週1週間の数字のみで判断するのは早計というものです、

(各日までの1週間の平均陽性率)
      陽性率     検査数  陽性者数
6月21日 0.5%  73911  435人
6月28日 1.3%  39103  526人
7月5日   2.6%  43392   1132人
7月12日 3.4%  57911 1980人
7月19日 3.8%  81922 3140人
7月26日 5.9%  80286 4742人
8月2日   6.0% 121121   7304人
8月9日   6.1% 164877  10094人
8月16日 4.5% 176032    7931人
8月23日 4.9%  143766    7033人
8月30日 4.4% 124531    5517人
9月  6日 3.0% 140951 4155人
9月13日 3.1% 121494 3799人
9月20日 2.8% 124451 3439人
9月27日 2.9% 108743 3033人
10月4日 1.7% 214882 3649人 ※ただし、検査数に異常値参入有、実質横ばい
10月11日  2.7% 132914 3573人
10月18日  2.8% 134620 3744人
10月25日  2.8% 139830 3878人
11月 1日   3.1% 147810 4612人
11月 8日   4.2% 140243 5940人
11月15日  5.5% 173776 9591人
11月22日  6.2% 217199 13502人
11月29日  6.1%  236143 14474人
12月6日 6.1%  251480 15445人
12月13日  5.9%  292670 17189人
12月20日  5.6% 330070 18593人
12月27日  6.1% 348965 21432人
 1月 3日 10.8% 218184 23642人  ※年末年始で検査数が減少
 ※厚労省発表日報から集計

◆とはいえ感染拡大は続いています

陽性者数は先々週から2210人増えて過去最高を更新

感染拡大に歯止めが掛かっていないのは明白です、

正月休みが明けて通常態勢に戻る今週の陽性率は真の値に近い数字が出るはずです、

今週の陽性率に注目、

◆COVID-19は冬季に予測以上の強い感染力を発揮しています

コロナ属はもともと風邪を引き起こすウイルスですから、冬季に流行することは予想されていましたが、

ここまで強力だとは、、、

正直、予測以上の感染拡大にあらためてCOVID-19の恐ろしさを実感しています、

楽観的だった『独酌酔言的予測』を遙かに上回る感染拡大期の長さ、

このまま封じ込めに失敗すると、、、

“なぜか低い、東アジアの感染拡大ピーク”というお守りも効かなくなって

日本国内で感染爆発が起こる可能性も高まってきている!

という認識が正しいと考えます、

現状は感染爆発前夜と云えると思います、

◆米国では感染爆発が続いています、1日の新規感染者数37万人超

世界最大の流行国、米国の1月5日の新規感染者数は約37万7千人、これが感染爆発です
(COVID-19トラッカーの数値)

総人口の約0.1%、1000人に一人が毎日感染しています、

日本に例えるなら、新規感染者数が1日10万人程度発生するという状態です、

これはとても耐えられません、

なんとしても避けたい感染爆発、

◆では、東アジアの国々の状況は如何に

“なぜか低い東アジアの感染拡大ピーク”というお守り、

欧米に比べて明らかに感染拡大のピークが低い東アジア各国の現状はどうなんだろう?

最新の新規感染者数をCOVID-19トラッカーで拾ってみました、

(1月6日の1日の感染者数)
日本 4113人
韓国 715人
中国 33人
香港 32人
ベトナム 7人
台湾 2人

タイ 527人
フィリピン 932人
インドネシア 7445人
マレーシア 2027人

日本はインドネシアに次いで新規感染者数が多いのです、

人口比でもマレーシアについで3番目かな、

中国や台湾、香港、ベトナムの少なさに驚きます、

お守りが効いているのか?封じ込めに成功したのか?

お隣の韓国も、人口比でも日本の半分以下の感染者数です、

ここはちょっと厳しく書かざるを得ません、

東アジアの国々のなかで、日本は明らかに感染封じ込めに失敗している国、と見られても仕方ない状況です、

日本が欧米からの入国を強く拒んでいるのと同様に、

東アジアの国々からは、日本からの入国者を強く拒まむ!という事態が起こっていると考えて良いと思います、

知らぬうちに、“日本は東アジア最悪の感染国”になってしまうかもしれません、

お守りももう効かなくなってしまうのか?

これは政府の失策が原因なのか?

責任を取るのは政府しかありません、が、

我々日本国民も、ワタシも含めて、COVID-19のことを舐めていたのかもしれません、

これは猛省しなければなりません、

◆変異したコロナウイルスは感染力が強い

英国や南アフリカで変異したCOVID-19が発見された1週間後には日本国内でも感染が確認されました、

先週も書きましたが、変異は想定内、コロナウイルスは頻繁に変異を繰り返しています、

なので、過度に怖れる必要はありません、

また、感染力は強まっているようですが、

『重症化しやすい』とか『ワクチンが効かない』という事例はまだ報告されていません、

過度に怖れない、流言飛語をまき散らさないようにしましょう、

できれば、この変異種がどれくらいの割合で国内で流行しているのか?

知りたいと思っているのですが、今のところまだエビデンスはなにも無いようです、

◆ワクチン接種のニュースも続々、あなたは接種を希望しますか?

1月4日に英国でアストラゼネカ社(オックスオード大学共同研究)のワクチンの接種が始まりました、

もの凄いスピードです、長ければ10年掛かると云われる開発作業を1年でやってのけました、

国でもロシアでも中国でも接種が始まっています、

日本でも菅さんが2月末頃には接種を開始すると明言、

まずは医療関係者、高齢者施設関係者、高齢者から、

さらには研究者、公共機関で働く人、不特定多数と接触する職業に従事する人、などなど、

優先順位を決めながら接種が進むみたいです、

ほとんどの人が接種を希望すると思います、

ワタシも希望します、

でも、たぶん、希望しない人もいるのでしょうね、世の中100%はあり得ないので、

副反応が心配、という理由はよく分かります、

とくに過去に副作用を発症したことがある方は怖いでしょう、

しかし、『ワタシは感染しない』という根拠無き自信によるワクチン拒否はちょっといただけません、

整然と順番を待ちながら、しっかりとワクチン接種をする、

そうすれば、ひょっとすると2021年の年の瀬は明るく迎えることが出来るかもしれません、

年初から1年先のことを考えなければならない時代、

でも、今は1年先のことを考えて行動したり、政策を実行する時期です、

ここからが正念場です、