テリー・イシダの『独酌酔言』。

夜な夜な酒場で一人飲み、酔った勢いであれこれ、一言、申し上げます。

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事128~先週の陽性率27.4%(先々週35.3%)、30%を切るのは13週間ぶり、でも感染継続期は続きます。

2022年04月26日 | コロナウイルス2020

※今週はダイジェスト版で、来週は陽性率のみ報告します、あしからず

◆陽性率

先週までの陽性率は27.4%

30%を切るのは2022年1月23日までの週以来13週間振りです、

検査数は微減、陽性者数は5500人ほど減った結果の陽性率なので、

全体としては明らかに感染拡大のスピードが緩みました

ただ、これで減少局面に入るかというとそうではない、上下動を繰り返しながら感染は続きます

◆陽性率

      陽性利率   検査数    陽性者数 
2022年
1月2日   1.1%   251123        2777人 ※第6波の入口か?
1月9日   5.4%   429162     2万3168人 ※第6波に突入 沖縄/広島/山口にまん延防止等重点措置が適用
1月16日   13.6%    702929     9万5498人 ※大感染爆発状態、1都10県にまん延防止等措置検討
1月23日 21.8%   1228371    26万8284人 ※第6波ピークに
1月30日 30.4%   1522311 46万3354人 ※検疫体制崩壊の兆し
2月6日   39.6%   1575315 62万3128人 ※第6波5週目、ここが最高点かも?
2月13日 45.1% 1383896   62万4240人 ※第6波のピーク
2月20日 44.8% 1294194   57万9928人 ※ピークで高止まり 北京五輪閉幕
2月27日 39.5% 1197543   47万3461人 ※ごくゆるやかな減少局面へ
3月6日   39.1%    1155304   45万2763人 ※高止まり、沖縄では反転増加、BA.2拡大
3月13日 35.2% 1086325   38万2278人 ※減少局面、共存戦略への入口
3月20日 34.1%  999063 34万1545人 
3月27日 32.8%  830541 27万2215人 ※減少局面も感染は続く、21日でまん延防止等重点措置すべて解除
4月3日   34.4%  928712 31万9687人 ※減少局面から横ばい感染継続期へ
4月10日 35.5%     952279    33万7846人 ※感染継続期、市中感染が継続的連鎖的に起こっています
4月17日 35.3%  971890  34万2665人  ※完璧な感染継続期
4月24日 27.4%   1049187  28万7210人  ※13週間ぶりの陽性率30%を切る
(厚労省HP日報から算出)

◆感染者の動向

国内の感染者数、


NHKニュースサイトより転載)

国内の死者、減少傾向が続いています、

東京と大阪もほぼ同じような動きを示しています、



フランスの現状、やっと少し減り始めましたね、これが一番分り易い感染動向ではないかと睨んでいます、

広島と山口、似ていますね、



沖縄は残念ながら、またもや増加に転じています、

◆都道府県別の感染者割合

大都市圏が落ち着いているので、地方での感染割合が高くなっています

◆ゼロコロナは不可能!?

厳しいゼロコロナ政策でほぼ完璧に押さえ込んできた中国ですが、さすがにオミクロン株「BA.2」の感染力には勝てませんでした、

上海では厳しい行動制限が敷かれていますが、市民生活は相当苦しいものになっているようです、こんな記事が、、、

上海 拡散したSNS動画削除 外出制限に批判高まり情報統制強化 ⇒

今後の感染者動向に注目しましょう、

◆国内の3回目ワクチン接種状況

3回目接種のスピードは引き続き鈍化傾向、

                 全接種回数   /   3回目接種
3月
(~4日) 730.1万回/709.0万回 
(~11日)  692.8万回/672.5万回 
(~18日)  666.2万回/639.2万回 
(~25日)  547.6万回/520.5万回 
4月
(~1日)  553.2万回/513.9万回 
(~8日)  401.4万回/363.4万回 
(~15日) 386.3万回/354.4万回 
(~22日) 379.3万回/342.1万回

◆世界の3回目接種状況

日本はほぼ50%が3回目接種を完了

(日経+英フィナンシャルタイムズHPから転載)

◆年代別感染率

こちらも大きな変化はありません、

◆病床使用率

こちらも大きな変化なし、

◆感染が継続している原因

① オミクロン株の感染減少には『一定の感染量が必要』である可能性

② 感染拡大のコアである若年層への有効な施策が打てていない

③  「BA.2」への置き換わりによる再感染拡

これに対抗するヒトの叡智は『ワクチンの接種推進』『感染拡大防止の基本動作』(マスク着用、手指の消毒・3密の回避)だけ、

引き続き、感染拡大防止の基本動作を続けていくしかありません、


なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事127~先週の陽性率35.3%(先々週35.5%)と横ばい、完璧な第6波の感染継続期、ゼロコロナは不能!?XE、ノバックスのワクチン。

2022年04月19日 | コロナウイルス2020

◆陽性率

先週までの陽性率は32.8%⇒34.4%⇒先々週35.5%⇒先週35.3%完璧な感染継続期です

『減少局面は終わり、感染継続局面へ入りました、この状態が数週間~数カ月続くかもしれません』、

先週同様、上記のような状況判断です、

フランスのように数週間後に反転拡大する可能性もあります、


NHKニュースサイトより転載)

国内先行組の沖縄や広島はすでに増加傾向にあります、




NHKニュースサイトより転載)

東京・大阪はこのまましばらく感染継続期が続いた後に増加に転じる可能性が高いです、



◆ゼロコロナは不可能!?コロナとの共存しか道はない

フランスの3回目接種率は日本よりも高いです、それでこの状況、

(日経+英フィナンシャルタイムズHPから転載)

中国上海では感染拡大が止まりません ⇒

『ゼロコロナ政策』を標榜する中国、個人の自由を厳しく制限するゼロコロナ政策でも感染拡大は止まりません

これは『ゼロコロナ政策』でも、オミクロン株や変異ウイルスの感染拡大は止められない!ということを証明しているかもしれません、(後述)

つまり、残念ながら『コロナの撲滅は出来ない!!コロナとは共存していかなければいけない!!』という可能性が高まってきた事を示唆しています、

では、コロナとの共存のゴールは?

『COVID-19のインフルエンザ化』でしょうか?

つまり、、、

COVID-19自体をこの世界から撲滅することは出来ない以上、有効なワクチンと適格な治療薬を開発し、十分な医療体制を整えて、、、

『致死率の低い治る病気』として認知するしかない、

という考え方です、

◆「BA.2」に続いて、またも新型「XE」も登場

COVID-19を撲滅できない要因の1つが次々と出てくる変異株です、

オミクロン株の「BA.1」よりも感染力が強い「BA.2」への置き換わりが感染継続の要因の1つと考えられていますが、

さらに感染スピードが速い「XE」も2022年4月11日に国内で初めて確認されました、

「XE」はオミクロン株の変種ではないそうです(まだ詳しく理解していません)が、

こちらのニュースが分りやすいです ⇒

「XE」なんと「BA.1」と「BA.2」のハイブリッド(交雑種)のようです、

感染スピードは「BA.2」の12.6%UP、

ただ、重症化率はオミクロン株同様高くない、とにかく感染スピード優先のウイルスのようです、

中国でも感染を完全に押さえ込めないのも無理はない、という感じ、

でも、ヒトの叡智も少しずつ対抗策を打ち出しています、

◆新型のノバックスのワクチン

有効なワクチンの新戦力として、今後承認が期待されるのがノバックスの『組換えたんぱくワクチン』です、

これはファイザーやモデルナの『mRNAワクチン』が「スパイクたんぱく質」を体内で生成する遺伝子を使ったワクチンでしたが、

ノバックスのワクチンは根本的に違います

人工的に精製した「スパイクたんぱく質」を直接身体に接種するワクチンです、

現状、有効性と、

安全性(副反応の少なさ)も確認されているとして、米ノバックス社が厚労省に承認を申請しました、
(写真はいずれもNHKニュースを撮影)

これが切り札かどうか別として、今後、ワクチンや経口薬などノ開発が進み、インフルエンザのように『致死率の低い治る病気』化していくことが、COVID-19との付き合い方になるのではないかと考えています、

もちろん、撲滅できればそれに越したことはないのですが、、、

◆インフルエンザによる死亡者数

ちなみに国内の“インフルエンザによる死亡者数”は、、、

こちらのサイトを参照しました、おそらく大きな誤りは無いと判断して参照します、

【インフルエンザによる死亡者数】
2018年 3325人
2019年 3575人
2020年 956人
(2020年の減少はCOVID-19感染対策の影響か?)

この2年間のCOVID-19による死亡者は延べ2万9056人
(2022年4月18日現在)

この差がCOVID-19とインフルエンザの違いということになります、

この差をどう埋めていくのか?が今後のCOVID-19対策の戦略のような気がします、

ゼロコロナではなくウイズコロナ、と考えざるを得ないのではないかという気持ちになってきました、

以下はルーティンの数字の確認です、感染継続期を示す数字です、

◆全国の感染者数、


(NHKニューサイトから転載)


◆直近の都道府県別10万人当りの感染者数はこちら、


(NHKニュースサイトから転載)

◆陽性率

      陽性利率   検査数    陽性者数 
2022年
1月2日    1.1%    251123    2777人    ※第6波の入口か?
1月9日    5.4%    429162    2万3168人 ※第6波に突入 沖縄/広島/山口にまん延防止等重点措置が適用
1月16日    13.6%     702929    9万5498人 ※大感染爆発状態、1都10県にまん延防止等措置検討
1月23日 21.8%    1228371    26万8284人 ※第6波ピークに
1月30日 30.4%    1522311 46万3354人 ※検疫体制崩壊の兆し
2月6日   39.6%    1575315 62万3128人 ※第6波5週目、ここが最高点かも?
2月13日 45.1% 1383896 62万4240人 ※第6波のピーク
2月20日 44.8% 1294194 57万9928人 ※ピークで高止まり 北京五輪閉幕
2月27日 39.5% 1197543 47万3461人 ※ごくゆるやかな減少局面へ
3月6日   39.1%    1155304    45万2763人 ※高止まり、沖縄では反転増加、BA.2拡大
3月13日 35.2% 1086325 38万2278人 ※減少局面、共存戦略への入口
3月20日 34.1%  999063  34万1545人 
3月27日 32.8%  830541  27万2215人 ※減少局面も感染は続く、21日でまん延防止等重点措置すべて解除
4月3日   34.4%  928712 31万9687人 ※減少局面から横ばい感染継続期へ
4月10日 35.5%     952279    33万7846人 ※感染継続期、市中感染が継続的連鎖的に起こっています
4月17日 35.3%  971890 34万2665人  ※完璧な感染継続期
(厚労省HP日報から算出)

◆死者数


(NHKニュースサイトから転載)

◆この1週間のワクチン追加接種(3回目)状況


(首相官邸HPから転載)

                  全接種回数   /   3回目接種
3月
(~4日) 730.1万回/709.0万回 
(~11日)  692.8万回/672.5万回 
(~18日)  666.2万回/639.2万回 
(~25日)  547.6万回/520.5万回 
4月
(~1日)  553.2万回/513.9万回 
(~8日)  401.4万回/363.4万回 
(~15日) 386.3万回/354.4万回 

◆年代別感染者割合

4月17日までの東京都の年代別感染者数比率、


(NHKニュースサイトから転載)

◆東京都の重症者病床使用率

東京都の4月17日の状況、


東京都HPから転載)

◆減らない感染者数の推測原因

① オミクロン株の感染減少には『一定の感染量が必要』である可能性

② 感染拡大のコアである若年層への有効な施策が打てていない

③  「BA.2」への置き換わりによる再感染拡大
 ※4月19日追記 「XE」も登場

これに対抗するヒトの叡智は『ワクチンの接種推進』と『感染拡大防止の基本動作』(マスク着用、手指の消毒・3密の回避)だけ、

そして、感染継続期の今こそウイズコロナへの戦略が必要です、


なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事126~先週の陽性率35.5%(先々週34.4%)と横ばい、第6波の感染継続局面が続きます。

2022年04月12日 | コロナウイルス2020

◆陽性率は先々々週32.8%⇒先々週34.4%⇒先週35.5%と横ばい、感染継続期に入る

先週のコロナ125ではこう書きました、

『減少局面は終わり、感染継続局面へ入りました、この状態が数週間~数カ月続くかもしれません』

はい、そのような状態と考えます、

高い陽性率の継続は『継続的に市中感染の連鎖が続いている』ことを示しています、

今後の動向予測は、、、先週同様です、

このまま反転急拡大する可能性もありますが(フランスタイプ)

同程度の感染が上下しながら続く可能性の方が高いと考えます(広島・山口タイプ)

なので、東京・大阪は下げ止まりましたが、即急激な反転感染再拡大はないと思います、、、が、これだけは未知の領域です、

◆4月10日現在の状況、感染継続期から先行組は反転増加へ

全国の感染者数、


(NHKニューサイトから転載)

東京、


NHKニュースサイトから転載)

大阪、

東京・大阪とも減少が底を打ち、感染継続期に入りました、今後は細かな上下を繰り返していくと予測します、

広島、

山口、

先行組の広島・山口は細かな上下動の感染継続期を経て感染再拡大に転じるかもしれません、要注意、

長野県では4月9日に過去最多の740人が感染

下に示す人口10万人あたり感染者数では長野県は全国で24番目、「これまでが少なかった」ので、ここに来て感染が拡大(今が第6波のピーク)しているということです、

沖縄は、

先々週から反転局面に入り、人口10万人あたり感染者数も578人と断トツに、

これが第6波=オミクロン株の典型的な感染推移の傾向と考えます、

現状は第7波ではなく、第6波の感染が継続して続いていると観た方が妥当と考えます、

世界で観るとフランスでは反転増加傾向が顕著です、

3回目ワクチン接種率が日本より高いフランスでもこの傾向です、ワクチンが絶対ではないようです、


NHKニュースサイトから転載)

アメリカは先週同様なんとか9週間ほど低位で推移(それでも1日@4万人!)してきましたが、4月8日は約9万4000人と上昇、そろそろ反転上昇の時期かもしれません、


◆直近の都道府県別10万人当りの感染者数はこちら、


(NHKニュースサイトから転載)

反転上昇期の沖縄県が引き続きトップ、

大都市圏先行から、地方都市でも感染拡大が始まっているのが分ります、

宮崎、佐賀、鹿児島などの九州エリアでの感染拡大が顕著です、

◆陽性者数~3月27日までの1週間

依然として高い陽性率、感染は止まっていません、

      陽性利率   検査数    陽性者数 
2022年
1月2日    1.1%    251123    2777人    ※第6波の入口か?
1月9日    5.4%    429162    2万3168人 ※第6波に突入 沖縄/広島/山口にまん延防止等重点措置が適用
1月16日    13.6%     702929    9万5498人 ※大感染爆発状態、1都10県にまん延防止等措置検討
1月23日 21.8%    1228371    26万8284人 ※第6波ピークに
1月30日 30.4%    1522311 46万3354人 ※検疫体制崩壊の兆し
2月6日   39.6%    1575315 62万3128人 ※第6波5週目、ここが最高点かも?
2月13日 45.1% 1383896 62万4240人 ※第6波のピーク
2月20日 44.8% 1294194 57万9928人 ※ピークで高止まり 北京五輪閉幕
2月27日 39.5% 1197543 47万3461人 ※ごくゆるやかな減少局面へ
3月6日   39.1%    1155304    45万2763人 ※高止まり、沖縄では反転増加、BA.2拡大
3月13日 35.2% 1086325 38万2278人 ※減少局面、共存戦略への入口
3月20日 34.1%  999063  34万1545人 
3月27日 32.8%  830541  27万2215人 ※減少局面も感染は続く、21日でまん延防止等重点措置すべて解除
4月3日   34.4%  928712 31万9687人 ※減少局面から横ばい感染継続期へ
4月10日 35.5%     952279    33万7846人 ※感染継続期、市中感染が継続的連鎖的に起こっています
(厚労省HP日報から算出)

陽性率は横ばい、感染者は増加、高い陽性率は市中感染が継続的に連鎖していることを示しています、

一定の割合で感染は続く「感染継続期」はあと2~4週間ほど続くと考えます、その後は反転上昇期かも、、、

◆死者数も減少傾向続く


(NHKニュースサイトから転載)

先週同様、感染拡大の中心が重症化しにくい若年層なので死者数は減少傾向

◆この1週間のワクチン追加接種(3回目)状況


(首相官邸HPから転載)

8日(金)現在のワクチン接種状況、7日間で400万回にペースダウン

若年層への3回目接種の遅れが明確になってきました、

                  全接種回数   /   3回目接種
3月
(~4日) 730.1万回/709.0万回 ※7日間の数字
(~11日)  692.8万回/672.5万回 ※7日間の数字
(~18日)  666.2万回/639.2万回 ※7日間の数字
(~25日)  547.6万回/520.5万回 ※7日間の数字
4月
(~1日)  553.2万回/513.9万回 ※7日間の数字
(~8日)  401.4万回363.4万回 ※7日間の数字

◆日本の3回目接種率

日本の3回目接種率は44.34%(先週は41.47%)

3回目接種率54%のフランスでも再拡大傾向が見られるので、結局オミクロン株、それも「BA.2」の感染拡大抑制には即効性は無いのかもしれません、


(日経+英フィナンシャルタイムズHPから転載)

◆感染者の半数が20代以下の若年層

4月10日までの東京都の年代別感染者数比率、


(NHKニュースサイトから転載)

4月上旬の年代別比率、10代以下は少し減りましたが、30代までで観るとほぼこれまでと同じ、

原因はワクチン接種が進まないだけでは無く、生活習慣的にも人との接触が多い世代(休校などでの抑制策もない)ので、致し方無しの状態、

◆東京都の重症者病床使用率は引き続き改善傾向

東京都の4月10日の状況、


東京都HPから転載)

重症者用病床使用率は安全水域を継続、

(重症者病床使用率) 
(3月6日)  12.9%(都基準)66人/510床 42.6%(国基準)626人/1468床
(3月13日)  11.4%(都基準)58人/510床 37.6%(国基準)552人/1468床
(3月20日)   8.2%(都基準)42人/510床  30.8%(国基準)452人/1468床
(3月27日) 6.5%(都基準)33人/510床 25.7%(国基準)378人/1468床
(4月3日)   5.7%(都基準)29人/510床 24.2%(国基準)355人/1468床
(4月10日) 5.5%(都基準)28人/510床 22.8%(国基準)334人/1468床

◆やはり減らないオミクロン株感染者数

減少局面から感染継続期に移行、今後2~4週間はこの状態が続くと考えます、

どうして?こんなに長く感染状態が続くのか?ということになりますが、

先週同様、「コロナ121」で書いていた独酌酔言的3つの原因、ほぼこれで説明出来ると考えます、
(詳しくはコロナ121参照 ⇒)

【再掲+追記:オミクロン株の感染拡大がなかなか止まらない原因(推測)】

① 『オミクロン株 一定感染量必要』説

ある意味「集団感染」の考え方と同じ、感染力が強いオミクロン株は一定量(率)の感染者まで拡がらないと減少に転じない、という仮説です、

もし、一定量の感染が終息の条件だとすると、感染ピークが低い日本では急激な減少は難しいかもしれない、という考え方です、

アメリカのように感染ピークが異常に高かった(1日@138万人以上が感染)エリアでは減少スピードも速いのかもしれません、

② 感染予防のコアターゲット(若年層)に有効な施策がない

「まん延防止等重点措置」ですが、具体的な施策は“飲食店への規制”がメインでした、

年代別感染状況を観ても分るように、現在の感染予防の焦点(コアターゲット)は10代~30代の若年層

ワクチン接種(それも進んでいない)以外には学校や家庭で有効な感染予防策が無い以上、致し方ないか、、、

若年層への3回目ワクチン接種が進まない原因は制度態勢ではなく、心の動きにある様です、

主な心の動きは2つ、

感染しても若年層では症状が軽いオミクロン株、ワクチンでは強い副反応が出る人も多い若年層、

ぶっちゃけた話、副反応で苦しむよりはオミクロンに感染した方が楽!?という考え方が1つ目、

2つ目は『ワクチンの効果に対する疑問』、

効かないかもしれないのに副反応が来る!?という心の動きがある様です、

たしかに3回目接種率が高いフランスでも再拡大の兆候が観られます、

オミクロン株、それも最新流行の「BA.2」に対してワクチン効果はどうなのか?という猜疑心です、

結論を書くと、コロナに感染することは社会に対するダメージが大きいこと、周辺への感染を引き起こすことから考えて総体的にはマイナス効果が大きいので『コロナに掛かっても良い』という考えは持たないで欲しい、

ワクチンの効果も絶対的では無りませんが、一定の効果があると考えているので、やはり接種して欲しい、と考えています、

③ 「BA.2」への置き換わり

3つ目はオミクロン株の「BA.2」型への置き換わりです、

当初メインだった「BA.1」に比べると、さらに感染力が高いのではないかと云われている「BA.2」、

YAHOO!ニュースによると、、、

BA.2系統は現在流行しているBA.1系統に比べ、感染者が別の人に移すまでの時間が15%短いほか、1人の感染者が何人に移すかを示す実効再生産数は26%高い、とか、、、
(元記事はすでに削除されています) 

すでに相当の率で置き換わっているようで、『5月第1週には93%が「BA.2」系統に置き換わるか』というニュースも流れました、
(4月10日NHK)

以上、3つの原因候補の合わせ技で日本は感染継続期を経て、数週間後に再び感染拡大局面に入る可能性があります、

① オミクロン株の感染減少には『一定の感染量が必要』である可能性

② 感染拡大のコアである若年層への有効な施策が打てていない

③  「BA.2」への置き換わりによる再感染拡大

これに対抗するヒトの叡智は『ワクチンの接種推進』と『感染拡大防止の基本動作』(マスク着用、手指の消毒・3密の回避)だけ、

第6波はどこまで続くのか、まだ出口が見えない闘いが続きます、



なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事125~先週の陽性率34.4%(先々週32.8%)と横ばい、減少局面から感染継続局面へ、このまま感染が続きます。

2022年04月05日 | コロナウイルス2020

◆陽性率は先々々週34.1%⇒先々週32.8%先週34.4%、と横ばいです

先週のコロナ124ではこう書きました、

『減少局面ではありますが、オミクロン株の感染力が強いので短期間で感染が急減することはなく、この状態が数週間~数カ月続くのではないか?』という感じです、

先週の様子を見ると『減少局面は終わり、感染継続局面へ入りました、この状態が数週間~数カ月続くかもしれません』という感じ、

このまま反転急拡大する可能性もありますが(フランスタイプ)、

同程度の感染が上下しながら続く可能性の方が高いと考えます(広島・山口タイプ)、

沖縄は長期に渡って上下を繰り返した末に、ここに来て反転しようとしています、

「まん延防止等重点措置」が終了した日本全体でも沖縄のような反転上昇の可能性はありますが、それはもう少し先のような気がしています、

いや、オミクロン株はそんなに悠長ではないかな、、、

◆4月3日現在の全国と各エリアの状況

全国の感染者数、


(NHKニューサイトから転載)

東京、


NHKニュースサイトから転載)

大阪、

東京・大阪とも減少が底を打った感じ、今後数週間は一定レベルで上下を繰り返すと予測します、

広島、

山口、

先行組みの広島・山口は上下動期間を経て来週にでも反転するかもしれません、

沖縄は、

反転局面に入ったようです、

世界で観るとフランスでは反転増加傾向が顕著です、


NHKニュースサイトから転載)

アメリカはなんとか低位で推移しています、

これは、1日の感染者が138万人超という高位までいったことが遠因かな?

オミクロン株の感染拡大が収らない3つの理由のうちの1番目の理屈です(後述)、

◆直近の都道府県別10万人当りの感染者数はこちら、


(NHKニュースサイトから転載)

反転上昇し始めた沖縄県が引き続きトップ、

◆陽性者数~3月27日までの1週間

依然として高い陽性率、感染は止まっていません、

      陽性利率   検査数    陽性者数 
2022年
1月2日    1.1%    251123    2777人    ※第6波の入口か?
1月9日    5.4%    429162    2万3168人 ※第6波に突入 沖縄/広島/山口にまん延防止等重点措置が適用
1月16日    13.6%     702929    9万5498人 ※大感染爆発状態、1都10県にまん延防止等措置検討
1月23日 21.8%    1228371    26万8284人 ※第6波ピークに
1月30日 30.4%    1522311 46万3354人 ※検疫体制崩壊の兆し
2月6日   39.6%    1575315 62万3128人 ※第6波5週目、ここが最高点かも?
2月13日 45.1% 1383896 62万4240人 ※第6波のピーク
2月20日 44.8% 1294194 57万9928人 ※ピークで高止まり 北京五輪閉幕
2月27日 39.5% 1197543 47万3461人 ※ごくゆるやかな減少局面へ
3月6日   39.1%    1155304    45万2763人 ※高止まり、沖縄では反転増加、BA.2拡大
3月13日 35.2% 1086325 38万2278人 ※減少局面、共存戦略への入口
3月20日 34.1%  999063  34万1545人 
3月27日 32.8%  830541  27万2215人 ※減少局面も感染は続く、21日でまん延防止等重点措置すべて解除
4月3日   34.4%  928712 31万9687人 ※減少局面から横ばい感染継続期へ
(厚労省HP日報から算出)

陽性率は横ばい、感染者は増加、

なので、減少局面は終了、一定の割合で感染は続く「感染継続期」に入ったと思われます、

◆死者数も減少傾向続く


(NHKニュースサイトから転載)

感染拡大の中心が重症化しにくい若年層なので死者数は減少傾向、

◆この1週間のワクチン追加接種(3回目)状況


(首相官邸HPから転載)

25日(金)現在のワクチン接種状況、7日間で500万回強のペースで低位安定、

全世代平均では3回目接種率40%を超えましたが、若年層の接種が進んでいないようです、

                全接種回数   /   3回目接種
3月
(~4日) 730.1万回709.0万回 ※7日間の数字
(~11日)  692.8万回/672.5万回 ※7日間の数字
(~18日)  666.2万回/639.2万回 ※7日間の数字
(~25日)  547.6万回/520.5万回 ※7日間の数字
4月
(~1日)  553.2万回/513.9万回 ※7日間の数字

◆日本の3回目接種率

日本の3回目接種は41.47%(先週は37.41%)まで来ました、

NHKの報道では20代の3回目接種率は23.8%とのこと、進みませんね、

既往症がない方は、ためらわずに3回目接種を受けましょう

(日経+英フィナンシャルタイムズHPから転載)

◆感染者の半数が20代以下の若年層

4月3日までの東京都の年代別感染者数比率、


(NHKニュースサイトから転載)

4月のデータはまだ3日分しか無いので傾向は今後観察、

◆東京都の重症者病床使用率は引き続き改善傾向

東京都の4月3日の状況、


東京都HPから転載)

若年層感染者が多いので重症者用病床使用率も低減しています、

(重症者病床使用率) 
(3月6日)  12.9%(都基準)66人/510床 42.6%(国基準)626人/1468床
(3月13日)  11.4%(都基準)58人/510床 37.6%(国基準)552人/1468床
(3月20日)   8.2%(都基準)42人/510床  30.8%(国基準)452人/1468床
(3月27日) 6.5%(都基準)33人/510床 25.7%(国基準)378人/1468床
(4月3日)   5.7%(都基準)29人/510床 24.2%(国基準)355人/1468床

◆やはり減らないオミクロン株感染者数

さて、なぜ感染者減少スピードはこんなに遅いのか

いや、現状では減少局面から感染継続期に移行したので、

どうして?こんなに長く感染状態が続くのか?ということになりますが、

「コロナ12」で書いていた独酌酔言的3つの可能性をもう一度検証してみましょう、
(詳しくはコロナ121参照 ⇒)

このうちの1つ目=感染力が強いオミクロン株はやはり一定量まで感染が拡がらないと収束には向かわない、これが主因のような気がしてきました、

極端に云うと『集団免疫』=全体の70~80%が感染することで、感染拡大が収束する、というレベルまで行くかもしれません、

現実には、ここに『ワクチンの効果』が加わり、また『感染防止の基本動作』(マスク着用・手指の消毒・3密の回避)の効果もあると考えるので、もっと低い感染レベルで収束するとは思いますが、、、

【再掲:オミクロン株の感染拡大がなかなか止まらない原因(推測)】

① 『オミクロン株 一定感染量必要』説

ある意味「集団感染」の考え方と同じ、感染力が強いオミクロン株は一定量(率)の感染者まで拡がらないと減少に転じない、という仮説です、

もし、一定量の感染が終息の条件だとすると、感染ピークが低い日本では急激な減少は難しいかもしれない、という考え方です、

アメリカのように感染ピークが異常に高かった(1日@138万人以上が感染)エリアでは減少スピードも速いのかもしれません、

② 感染予防のコアターゲット(若年層)に有効な施策がない

「まん延防止等重点措置」ですが、具体的な施策は“飲食店への規制”がメインでした、

年代別感染状況を観ても分るように、現在の感染予防の焦点(コアターゲット)は10代~20代の若年層

この感染予防のコアターゲットに有効な施策を打てないということが感染拡大継続の原因かもしれません、

ワクチン接種以外には学校や家庭で有効な感染予防策が無い以上、致し方ないか、、、

③ 「BA.2」への置き換わり

3つ目はオミクロン株の「BA.2」型への置き換わりです、

当初メインだった「BA.1」に比べると、さらに感染力が高いのではないかと云われている「BA.2」

YAHOO!ニュースによると、、、

BA.2系統は現在流行しているBA.1系統に比べ、感染者が別の人に移すまでの時間が15%短いほか、1人の感染者が何人に移すかを示す実効再生産数は26%高い、とか、、、
(元記事はすでに削除されています)

沖縄でも「BA.2」の市中感染が3月5日に初めて確認されました、

以降、1カ月ほどの感染継続期を経て反転上昇傾向に入っています、

以上、3つの原因候補の合わせ技で日本は感染継続期を経て、再び感染拡大局面に入り可能性があります、

① オミクロン株の感染減少には『一定の感染量が必要』である可能性

② 感染拡大のコアである若年層への有効な施策が打てていない

③  「BA.2」への置き換わりによる再感染拡大

これに対抗するのは『ワクチンの接種推進』『感染拡大防止の基本動作』だけ、

飲食店の酒類提供規制はあまり効果が無く、経済への影響を考えると、余程の“再感染爆発”がないかぎり再規制には慎重であるべきかと考えます、

さて、今週の感染動向が気になります、増えるのか?細かな上下動か?