
ふだんこ~んなひとが

嫌だと言ったら嫌なのじゃ~~って宣戦布告しちゃった。
さ~どうなる?どうすんねん?!って話。


OPで市村正親演じる秀吉が水攻めをするシーンがあって
あとで三成も忍城を攻めるのに同じ手を使うんだけど
なんていうか・・・やっぱ貫禄が違うのね。
あ~、役者本人の力量はこっちおいといて(わわわわわ)
秀吉と三成の差ね(^^ゞ(^^ゞ(^^ゞ同じシーンなのに
子供に見えましたよ。(それも狙ってのキャスティングか?キャ~~ゴメンナサイっ)
秀吉の親心っていうかなんというか
せっかく2万の兵を預けて手柄を立てさせようと思ったんだけど
簡単に落ちるはずだった、いや戦なしに明け渡すと思われた城は
たかだか500でこれに向かってきた。
これは三成の成長日記でもあったような気がします。
好敵手というにはあまりにも風変わりなのぼうさまに
三成の目がキラキラしていたのが印象的でした。
槍で人を串刺しにしちゃったり、パシッと首が吹っ飛んだり、
(°д°)っていうシーンがあるにもかかわらず
なんでこんなにアットホームなコメディなのでしょう。


いくらおてんばとはいえ、のぼうさまを羽交い絞めにするわ
むさくるしい強者たちを投げ飛ばしまくる。
甲斐姫サイコー。榮倉奈々ちゃんめっちゃ凛々しくて可愛かったです☆
・・・それでも切ない恋物語もありなエンタメになってました。
なんにも考えてないようで、これは許せないと思ったら俄然ムキになる。
戦況報告だけでビビりまくってハイハイ(^^ゞって返事するのが精一杯かとおもいきや
丸腰で敵陣の真ん前で田楽踊りをするものすごい度胸の持ち主。
演じていた野村萬斎でさえもつかみどころのない役だと言ってましたが
ほわっとしててのらりくらりしているようで
時折ものすごく鋭い視線でにやっと笑うんですよ。
裏でいろいろ考えてそうな( ´▽`)。
陰陽師の時もそうだったけど、こういう役させるとホントハマりますね。

ホントに荒ぶる戦の部分は脇を固める強者たちががっちり守ってて、
のぼうさまはというと、泣いても笑っても人を惹きつける不思議な力で
人をまとめちゃう。
敵味方関係なく好かれちゃうってのはちょっといないよね?
忍城ってのは城の周りを水で囲まれて守りやすく攻めにくい地の利が確かにあったけど
それ以上にこののぼうさまの”人の利”が勝因だったかと思います。
無邪気に笑って泣いて
パッと見はこいつを守ってやらなくちゃっていうような存在なのに
士気を高めて一発逆転のためには、命張っちゃう。
で、それみてまた人はのぼうさまのために立ち上がるわけです。
かなり変わりものでしたけど、でも実際は頭の切れるひとなんでしょうね。
・・・正体のわからない笑みを浮かべるお殿様。
ホントのとこはけむにまかれた感じでしたけどそれゆえに面白い人だと思いました。
こんなリーダーどうですか?(^^ゞ
策略で、三成軍を苦しめるのかと思ってたので、
「え?踊っただけじゃん」とか思ってしまって肩透
かしでした。最後に戦闘シーンで終わってくれない
とカタルシスに繋がらなかったー。エレカシのせっ
かくの、いい主題歌も勿体無く感じやした~
原作のほうがもっとドラマがあるってのも聞いたな~。(^^ゞ
野村萬斎LOVEなひとなんで
若干評価は甘いかもしれませんが(おい)
今回はそれよか
榮倉奈々ちゃんがとにかくイキイキしてて
めっちゃ好きになりました。☆
2人の監督が人間ドラマの部分と
戦闘・特撮部門にわかれて演出をしたらしく
萬斎さんはほとんど犬童一心監督の部分で
動いていたらしいです。
残りのメンツが樋口真嗣パート。
萬斎さんらしさはいかんなく発揮されていたと思うんですが
戦場でわ~っとなるとこで終わらなかったのは
物足りなかったかな?
田楽踊りの部分は原作では
卑猥な踊りとしか書かれてなかったらしく
創作、演技、舞踊とも
あそこは文字通りあのひとでしかできなかったようですよ。
船から落ちないように踊れたこともあれ意外と難しかったそうです・・・。