そゆる日記

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『傲慢と善良』

2023年01月21日 | 日々のあれこれ

昨年10月、紀伊國屋ホールにお芝居を見に行った時

エレベーターホールに紹介ポップ付きで

平積みされていた『傲慢と善良』

以前読んで面白かった『かがみの孤城』の作者

辻村深月さんの名前が目に留まって買いました。

 

そういえばあれ読んでなかった。

やっと手に取って。。。

 

これはそうとう腰を据えて読まないと、な内容だったので

なかなか手がでなかった訳がわかったような気がしました(^^;

 

自分自身がこの女性に近いものがありました。

自分がぼやぼやした性格だったせいかもしれないけど

母と年の離れた姉から「おまえはこう」「おまえはこう」

って始終行動に口出しされるので

彼らの言う「正解」に沿って生きなきゃと頑張っていた。

 

小学生のころ

「そゆるちゃんってさ、いつも『うちのお母さんがこう言ってる』

『うちのお姉ちゃんはこう言ってる』ってばっかり言うよね」

って指摘されたのを覚えてるくらい「自分の意見」なんてなくて

母か姉のお墨付きがないと何も言えなかった。

 

主人公の気持ちわかりすぎる。。。(辛。。。

 

ひとつ違うのは好きな人ができて

23歳という若さで結婚したこと。

「婚活」みたいなトレンドがなかったぶん

まだましだったかも、と思いました。

 

だいぶそれぞれの選択が尊重される時代になったというものの

いまでも「結婚していない」人に対する

周囲からの「しないの?」という圧があることは想像できるし

親からはもっと率直に「してほしい」って言われることは多く

ましてや親の基準で生きてきたような、特に女性には

それは重くのしかかる命題であることは間違いない。

 

まあ、早くに結婚した自分も、結局「旦那さん」という

親とは別の行動の基準を得ただけだったと

結婚後10年くらいして気づいて

今更の「自分探し」を何年もすることになった訳ですが。

 

しかし、めちゃくちゃ辛いこのお話にも

辻村深月さんはものすごいエンディングを用意してくれてます。

読んでいて思わず「うわぁ!」って声が出ました。

そして涙が溢れました。

 

『かがみの孤城』では学校になじめない子供たちに

「こんなにわかってくれる人がいる」って

救いになるだろうなって思いましたが

『傲慢と善良』では私のように

「自分」という感覚を見失っている人や

「結婚」という言葉の呪縛に苦しんでいる人の

救いになるだろうと思いました。

 

 

誰かのことを心配することを思いやりだと思ってる人。

それは自分が安心したいだけで「エゴ」ですよ。

本当の愛は「その人は大丈夫」と信じてあげること。

ほんとそれに尽きる。

 

 

おまけ

 
文庫発売記念で紀伊國屋書店で買うと
 
レシートに直筆メッセージとサインが印字される
 
サービスがありました。貴重。

武者修行

2023年01月18日 | EXILE

二代目J SOUL BROTHERSがまだインディーズだったころ。

武者修行と称して全国のショッピングセンターや

モールで歌って踊ってライブの腕を磨いた。

以来LDHではデビュー前後にバス一台で全国を巡る

『夢者修行』が伝統になっています。

今行われているZ世代のスターを発掘オーディションでも

オーディションメンバーが武者修行してました。

 

いままでと違うのはその動員数が

デビューの基準になるというもの。

これまでのチームと違ってオーディション番組で

すでに存在を知ってもらっているので

通りすがりの人に知ってもらうというより

テレビで見て知っている人たちに

生のパフォーマンスを観てもらうという趣向です。

(移動もマイクロバスじゃなく

普通に新幹線や飛行機を使ってた。

もはやアーティスト扱い)

 

その武者修行がデビューイベントの定番

池袋サンシャイン噴水広場へも来るというので行きました。

12月17日WOLF HOWL HARMONYと

1月12日JET BOY BANGERS。

 

WOLF HOWL HARMONYは歌が売りのチーム。

できたらそばで見たいけどとりあえずは生歌ききたいかな。

池袋サンシャインは大きなモニターもあるし

うしろの方でもいいやと思って

イベント開始の40分前くらいに現地に到着。

すでに200~300人の人が集まってました。

やっぱりステージは見えそうもない。。(^^;

 

開始五分前に撮影禁止、ネムボを高くかかげない、などの

禁止事項の説明あり。続いてメンバー登場。

軽いリハーサル。

メンバーの沓野くんは武道館で生歌をきいたとき

テレビで見てたよりずっと声が良くてびっくりしたんだけど

このリハーサルでちょっと高音を出してみてただけでも

ほんとに声が良くて(何回言う(^^;)本編の前にうっとりでした。

 

パフォーマンスは

『LOVE RED』

『POWDER SNOW』

『SEE YOU AGAIN』の三曲。

MCはたどたどしかったけど歌はプロ級。

最後にもう一度『LOVE RED』を歌ってくれて

これは撮影OKだったので撮りました。

思ったよりご本人たちも見えた。

こちらは公式さまの記念撮影。

最終的には4階までびっしり。1000人くらいはいたんじゃないかな。

 

 

THE JET BOY BANGERSはダンスが売りのチームなので

これはパフォーマンスを観たいよね。

ステージの前に3mくらい優先エリアが設けられて

そこに入れるくじ引きがあるというので

配布開始の1時間くらい前に行ってみた。

ちょっと早すぎかな、と思ってたのに

すでに200名くらいの行列ができていた。

全然早くない。

(まだモニターもイベント仕様になってない)

最終的には配布開始までに

500~600人くらいは並んだのではないかと思う。

(配布が始まるころにはモニターもイベントバージョンに)

配布開始から1時間、都合2時間並んで自分の番が来ました。

箱の中に入っている整理券という名のくじを引きます。

 

「背を向けて引いてください」と言われる。

二つ折りになってるだけだから

あたりかはずれか見えちゃうからですね。

二つ折りのまま渡されて

その場を離れてから開いてみたら

集合時間が書かれてました。当選!

(外れは大きく三文字『ハズレ』と書かれてたらしい)

 

整理券の配布は朝の8時半から。

自分が整理券を手にしたのは9時半。

イベントは13時から。

優先エリアを確保していて場所取りも必要ないので

オキーニョに行って朝ご飯を食べ

JUNK堂で立ち読みをして時間をつぶす。

 

12時半に指定の場所へ行くと

番号順に25人ずつ4列に分かれて並ばされ

優先エリアに入りました。

(当選が100人だったとこの時点で知りました)

近いよ、嬉しい。

煽りでステージのへりに来てくれるとほんとに目の前。

しっかり目を合わせてくれるのわかるくらいでした。

 

パフォーマンスは

『RAISING BLL』

『UPTOWN FUNK』

『100degrees』の三曲と

最後に撮影OKの『RAISING BLL』。

『UPTOWN FUNK』ではサビで一緒に踊れる

簡単な振りを用意してくれてて

めちゃくちゃ楽しかった。

こちらもWHHと同じく公式さんの記念撮影。

目の前でダンスを観れてすっごく満足。自分の強運に感謝でした。

(とはいうもののライブでもそうだけど

ステージに近いと目の前の人ばかりみて全体が見れないという。

なのでほぼTAKUMIくんと地獄くんを観てて

ほかのひとたちさらっとしか見れてません。

もったいないけど仕方ない)


『チェーザレ』鑑賞

2023年01月15日 | エンタメ

明治座で上演中のミュージカル

『破壊の創造者 チェーザレ』を観てきました。

EXILE KENCHIこと橘ケンチさんご出演ということで

LDHからご案内があり

詳細を観たら主演は中川晃教さんじゃないですか。

ゲキ×シネ『SHIRO』を映画館で見て以来

いつか生歌を聴いてみたいと思っていたのです。

 

チケットは『橘ケンチ』枠で申し込み。

前のほうにしてもらえるのかな?

とは思ってましたがチケットが届いたら5列目!

やったー!と思っていたらケンチさんがラジオで

「前の席3列4列つぶしてオーケストラピットを作る」

って言っていた。

え?じゃあ何列目?

座席表を見に行ったらなんと5列目という名の最前列でした。

恐るべし『橘ケンチ』枠。

オケピが稼働するのは明治座150年の歴史の中で初だそうですよ。

気合が入ってます。

ケンチさんが生演奏、生歌のリハに

鳥肌が立ったと言っていた。

 

原作は惣領冬実さんのコミック。

何分壮大なストーリーなので予習は必須と

図書館に通い詰めて1~12巻を読了。

13巻は最新刊にて図書館には未収蔵。

どちらにせよストーリーはまだ完結せず継続中なので

これくらい予習しておけばいいでしょう。

 

というわけで明治座デビューです。

入り口には出演者の幟旗がずらり。

エントランスには紋章旗が飾られて雰囲気を盛り上げてます。

ホール以外でお芝居を観るのが初めてだったけど

観劇記念のお土産物や幕間に食べる折り詰めが売られていて

昔ながらの観劇スタイル。

ここでは芝居見物はただ出し物をみるだけじゃなくて

美味しいもの食べてお土産買って帰ったらみんなにその話をしてっていう

一大レジャーなんですね。

お土産だけじゃなくて服も売ってたりする。

芝居のついでにお買い物も楽しむってことなのかな?

 

フォトスポット。

看板の前に一緒に写る用のスツールがありましたが

悲しいかな同行者がいないので看板だけ。

こちらはチェーザレと並んだ肖像画風に撮れる趣向ですが

悲しいかな同行者がいないので(以下同文)

 

惣領冬実先生の描く美しいチェーザレ。

ミゲル・ケンチとロドリゴ・別所哲也さん。

明治座操業150周年パネルにはめ込まれたモニターの中で

中川晃教さんがお祝いコメントを述べてらっしゃいました。

ダブルキャストのため本日のキャストのご案内。

 

お芝居はまだ上演中なので内容はネタバレしないけど

登場人物も多いし原作を読んでないとちと厳しいかも。

中川晃教さんも作品紹介の動画で

人物の関係性だけでも知ってから観てくれると

わかりやすいかも、と言っていた。

というわけで関係性を説明したパンフレット(右)が

会場に置かれてます。親切(^^;

衣装も豪華で皆さんの歌が素晴らしい。

(ケンチさんは、まあ、ボーカルじゃないんで。。)

ダンテ役の藤原正明さんはEXILE ATSUSHIやネスミスと

ASAYANに出てて最終選考まで残った方だそう。

ミュージカル俳優さんになってらしたんですね。

そのほか刀剣乱舞にご出演の方多数らしいです。

どうりで幟旗とツーショット写真撮ってる

お若い女性多数いたわけだ。

 

 

おまけ。

人形町に行ったら寄ってみたかった喫茶ボンテさん。

老舗の洋食屋さん?

食べログにはチェーンじゃないファミレスと書かれていた。

ハンバーグ&オムライス、スープ付き。

 

おまけ その2

東武鉄道の駅を通ったらケンチさんいた。


多次元裕太をお見せします

2023年01月08日 | EXILE

GENERATIONS中務裕太くんが

年に一度、新たなダンスの可能性を探るニュータイプLIVE

「中務裕太のマルチダンス~多次元裕太をお見せします2023~」

に行ってきました。

 

昨年もあったこのライブ。

終わってしまってから配信のお知らせで知って

めちゃくちゃ悔しい思いをしたので

今年あったら絶対行くって構えてました。

 

チケットのお知らせがなかなか来なくてやきもきされられたけど

無事チケットをゲットできて今年は参戦できました。

 


今年のお題は

◎Tic Tocのダンス動画でバズっているという

 ローカルカンピオーネというチームと踊る

◎社交ダンスに挑戦

◎EXILE世界さんと踊る の三本。

 


ローカルカンピオーネは手だけで踊れる簡単な振りを

裕太くんがその場で覚えて一緒に踊る、というもの。

「簡単なので皆さんも一緒に」と言われて客席も一緒に踊ったら

思いのほかお客さんができてしまって

「裕太さんのすごさが伝わらない」ってMCの陣くんが苦笑いww

でも裕太くんが「足がじっとしたまま踊るのが逆に難しく感じる」と言っていたり、

陣くんがローカルカンピオーネさんは膝をダウンしてリズムをとっているのだけど

自分たちはアップで取ることがほとんどなので逆に難しい

(これはダンサーあるあるだそうです)と言っていたり

そういったダンスの解説的なこともきけたのが面白かったです。

陣くんはほかにも手を広げるとき

指の間隔を等間隔にするときれいに見える、とか

指をそろえるときは親指まで揃える、とか

「裕太さんのそこがきれいなんです」とか細かな解説をしてて

きっと自身も細かなところまで

気を使って踊っているんだろうなと思わされました。

 

 

社交ダンスはカウントの1はセット(用意?)で

振り自体はカウントの2から始まるのだそうで

そんなことも長年身に着いた動きと違うので難しかったそう。

 

 

そして、なんといっても「世界さんと踊る」は

パフォーマーファンにはたまらない内容でした。

陣くんも加わってそれぞれのソロから

ジェネの楽曲、ファンタの楽曲、ランぺの楽曲をメドレーで。

ファンタはDRIVE ME CRAZYで、

振り付けが世界さんだし私の好きなロックダンスの動きがたくさん入っていて

大好きな作品なので裕太くん、陣くんが一緒に踊って胸アツでした。

江戸川のイベントでEXILE TETSUYAが

サマーバイクのサビを一緒に踊ってくれたときも嬉しかったけど

別のチームのメンバーが推しチームの曲を踊ってくれるのって

なんかすごく嬉しいんです。


裕太くんが大阪で名だたるレジェンドからレッスンを受けていたころ

東京に世界さんというすごいダンサーがいると聞いて

大坂でそうとうすごい人をたくさん見ていたので

なんぼのもんじゃいと思いながら見に行ったら

世界さんは段違いで衝撃を受けた話とか

(いつも「誰もほめてくれない」って言ってる世界さんだから

めちゃくちゃ嬉しそうでしたww)

 

世界さんが講師だったとき一日に何回かあるレッスンを

亜嵐くんはワンレッスンで帰っちゃうのに

裕太くんは二回も三回も受けて

それなのに講師とコミニュケーションを取るわけでもなくてなんていう、

トガってた裕太くんらしいエピソードも笑えました。

 

最後のごあいさつで、そんなふうにすごいと思っている世界さんと

自分とが今のLDHの二枚看板だと思っていると言い切って

ダンスに対する自負を強く感じました。かっこよかったです。

 

 

会場のヒューリックホールはキャパ900。

こんな小さな会場で、すごいダンサーさんのパフォーマンスを

しかもライブじゃないので全員座ったままだから

ステージの上の足の運びまでしっかり見させてもらえて

ほんとうに感謝しかないイベントでした。

これからもずっと続けて行くって言ってくれてた。

楽しみです。