「壮生」歳時記

~NPO法人壮生の交遊録~

まほろば散歩~山の辺の道篇①~

2010-05-06 16:15:45 | 日記
まほろば散歩
~山の辺の道篇①~

5月2日の日曜日に「平城遷都1300年祭」で賑わう奈良に行ってきました。
但し、遷都1300年祭は素通りしました。
今回の目的は古代の官道「山の辺の道」を歩くことでした。
新潮社発行(とんぼの本)「大和路散歩ベスト8」(小川光三著)によると、
ベスト8として、(1)「みささぎの道」(2)「石仏の道」
(3)「菩提山道」(4)「斑鳩の道」(5)「幻のヤマトの道」
(6)「飛鳥道」(7)「二上山・当麻道」と今回歩いた「山の辺の道」が紹介されています。
いつものように、午前7時30分に徳島を出発し、
奈良に着いたのは午前11時15分でした。
ゴールデンウィークと遷都1300年祭が重なり
奈良市内はかなりの渋滞をきたしていました。
バスの駐車場から登大路の混雑を掻き分けるようにして下り、
「万葉まほろば線」の愛称を持つ桜井線に乗るためにJR奈良駅に向かいました。
午後12時9分発の桜井行きの電車に乗り出発地の天理に向かいました。


出発地JR天理駅

奈良から天理までの間には京終(きょうばて)、帯解(おびとけ)、
櫟本(いちのもと)の3つの駅があります。
3つの駅名は初めての人ではなかなか読めないのではないかと思いました。
筆者も正しく読めませんでした。
到着した天理市はまさに「宗教都市」といっても過言ではありませんでした。
巨大な宗教施設が市の中心部のいたるとこに建ち並んでいます。いささか圧倒されました。
おりあえず腹ごしらえをして、今回の起点に決めた「石上神宮」
に向かいました。途中で地図を読み間違えて道に迷いました。(今回は3回道に迷いましたが、第1回目です。)
20分ほどロスをして、やっとの思いで「石上神宮」に着きました。


石上神宮参道

「石上 布留の神杉 神びにし 我れやさらさら 恋にあひにける」
(万葉集巻十1927)と万葉集で詠われている「石上神宮」は
森閑としていて別世界にいるようでした。
蛇足ですが、司馬遼太郎もその著書「街道を行く1・布留の里」で
「石上神宮」について詳しく記述しているのでぜひ一読してください。


石上神宮

「石上神宮」の宮司さんに「山の辺の道を歩いて桜井まで行きたいのですが、
どれくらい時間がかかりますか」と尋ねたところ
「4時間はかかりますね」という返事が返ってきました。
時計を見ると午後1時30分、


山の辺の道

この段階で桜井まで歩くことを断念せざるを得ませんでした。
時間の許す限り、行けるところまで行こうということに変更しました。
(以下次号に続く)                「髭ダンディー記」

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ご苦労様 (影のファン)
2010-05-12 11:45:49
素敵なブログを拝見させていただきました、又訪問させてもらいますね。

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