「壮生」歳時記

~NPO法人壮生の交遊録~

桜だより

2013-03-28 11:40:41 | 日記

今年も全国各地から桜の開花や満開のニュースが聞こえてくる今日この頃です。
九州、四国地方や東京都心周辺では、平年より10日前後早く開花して記録的な
早さになった所もあるそうです。

満開とまではいかない「うちの庭」の桜の木


所々は満開になっています


今年は例年と比べて心なしか花が少ないように感じます


あと数日もすれば満開になることでしょう

桜の花芽は夏の終わりまでにつくられ、秋には休眠を始め冬の低温刺激によって「休眠打破」され、
目覚めた花芽は気温が上がるとともに発育し、十分に発育すると晴れて開花するメカニズムだそうです。
普通に考えると、冬が暖かい年は桜の開花が早まると思いがちですが、そうではないのです。
実際には四国や九州では冬の気温が高いと逆に開花が遅れる現象が見られています。
冬が暖かいと低温刺激で起こる「休眠打破」が不十分のままの状況で気温が上昇するので、
開花のタイミングが遅れてしまうそうです。今年の冬は寒い日が続いたために、
桜の花芽が順調に休眠から目覚め、その上に3月上旬からは平年を大幅に上回る気温の日が続き、
その後も寒の戻りが少なかったために記録的な早さで開花したということです。

大阪・四天王寺の境内にある枝垂桜


「八分咲き」というところでしょうか


伽藍を背景にした枝垂桜 写り映えは今一つです


後ろでは家族連れが桜をバックに記念撮影


淡いピンク色をした花のアップ

県内や県外の桜の名所で桜を愛でたい人は、去年よりサイクルを早める必要があります。
何はともあれ、桜の季節を楽しみたいものです。

※「うちの庭」の撮影日は3月27日
※「四天王寺」の撮影日は3月24日

「髭ダンディー記」

 


「春一番」が吹いて

2013-03-07 11:23:40 | 日記

3月1日に徳島でも「春一番」が吹きました。
2年連続で「春一番」が観測され、昨年より16日早く吹きました。
「春一番」には定義があります。立春から春分の間に、日本海付近で低気圧が発達し
、その年に初めて吹く南寄りの強い風のこと「春一番」と呼ぶそうです。
年によっては「春一番」を観測出来ないこともあるそうです。
2000年から今年までの間に7回も観測出来ませんでした。

今年は梅の開花が遅れています


今はこうなっていることでしょう

「春一番」が吹いた日は気温が上昇し、翌日は西高東低の冬型の気圧配置となり、
寒さが戻ることが多いと言われています。
徳島でも「春一番」が吹いた3月1日には最高気温が19℃まで上昇し春の到来を体感しましたが、
翌日は最高気温が10℃に下がり寒の戻りになり、言われどおりになりました。

やがて椿の花が咲きます


京都山科のお寺のほころび始めた梅の花です

3月の下旬には桜の開花し、日を追って「さくら前線」が北上していくニュースが流れると思うとわくわくします。
関西の春を告げる行事の奈良東大寺二月堂の「お水取り」も三月一日から始まりました。
寒かった今年の冬もようやく終わりを告げようとしています。

もうすぐこのような風景に出逢えます

「春よ来い。早く来い」(写真はいずれも去年撮影したものです)
「髭ダンディー記」