今年も全国各地から桜の開花や満開のニュースが聞こえてくる今日この頃です。
九州、四国地方や東京都心周辺では、平年より10日前後早く開花して記録的な
早さになった所もあるそうです。
満開とまではいかない「うちの庭」の桜の木
所々は満開になっています
今年は例年と比べて心なしか花が少ないように感じます
あと数日もすれば満開になることでしょう
桜の花芽は夏の終わりまでにつくられ、秋には休眠を始め冬の低温刺激によって「休眠打破」され、
目覚めた花芽は気温が上がるとともに発育し、十分に発育すると晴れて開花するメカニズムだそうです。
普通に考えると、冬が暖かい年は桜の開花が早まると思いがちですが、そうではないのです。
実際には四国や九州では冬の気温が高いと逆に開花が遅れる現象が見られています。
冬が暖かいと低温刺激で起こる「休眠打破」が不十分のままの状況で気温が上昇するので、
開花のタイミングが遅れてしまうそうです。今年の冬は寒い日が続いたために、
桜の花芽が順調に休眠から目覚め、その上に3月上旬からは平年を大幅に上回る気温の日が続き、
その後も寒の戻りが少なかったために記録的な早さで開花したということです。
大阪・四天王寺の境内にある枝垂桜
「八分咲き」というところでしょうか
伽藍を背景にした枝垂桜 写り映えは今一つです
後ろでは家族連れが桜をバックに記念撮影
淡いピンク色をした花のアップ
県内や県外の桜の名所で桜を愛でたい人は、去年よりサイクルを早める必要があります。
何はともあれ、桜の季節を楽しみたいものです。
※「うちの庭」の撮影日は3月27日
※「四天王寺」の撮影日は3月24日
「髭ダンディー記」