「壮生」歳時記

~NPO法人壮生の交遊録~

新緑萌ゆ

2013-05-30 09:38:05 | 日記

5月27日に徳島県は平年より9日、昨年より6日早く梅雨入りしました。
今年の梅雨入りは1951年の観測開始以降、7番目の早さだそうです。
梅雨入りと聞いただけで、ジメジメ、ムシムシというイメージを思い浮かべますが、
農作物や花や木々にとっては恵みの季節の到来です。
そこで、少し遅いかもしれませんが、京都の新緑を2か所ほど紹介します。
一カ所目はいつ行っても期待を裏切らない清水寺です。

萌えるような新緑の彼方に朱色の子安塔が望めました


舞台の下には音羽の滝が見えました


擬宝珠(ぎぼし)越しに見た修理中の奥ノ院

午後3時を大分過ぎたというのに清水坂は修学旅行生や観光客でごった返していました。
5月は春の修学旅行の真っただ中だったのです。
この季節、清水寺境内や音羽山は萌えるような新緑に覆われていました。

どの季節に行っても定番のこの風景は外せません


舞台と背後の新緑の音羽山

次に紹介するのが清水寺から見ると南西方向、大原野の西山の中腹にある善峰寺の新緑です。
洛西の紅葉の名所と言われているこの寺の新緑はあまり知られていません。
萌えるような新緑は山門まで続く急な坂道の苦しさを一瞬忘れさせてくれます。

寺宝館の背後の新緑に覆われた西山


観音堂から見た山門


新緑越しに見た多宝塔


急な参道から見上げるとモミジのトンネルになっていました


秋には真っ赤に染まる新緑のモミジ

西山には他に花の寺として有名な勝持寺、通称なりひら寺として親しまれている十輪寺、
天台宗の古刹で徳川第5代将軍綱吉の母の桂昌院が再建した金蔵寺があります。
京都近郊の手ごろなハイキングコースとして知られている西山には新緑を楽しむ沢山のハイカーが訪れていました。
                                                     「髭ダンディー記」


花だより

2013-05-10 16:28:17 | 日記

前回のブログの更新日は4月17日でした。それ以降に撮った花の写真を紹介します。
4月19日と4月20日に長野県の善光寺に行ってきました。そこには桜が残っていました
。4月19日から4月20日にかけて善光寺のある長野市は気温が下がり、
4月20日の朝は氷点下1度を記録しました。
徳島では真冬でも氷点下に下がる日は稀なので4月のこの寒さには驚きました。
長野マラソンが開催された翌日の4月21日(徳島ではこの日徳島マラソンが開催されていました)には
5㎝の積雪を記録したというテレビのニュース見てもう一度驚きました。

本堂をバックに桜や桃の花が咲いていました


花が白いので山桜(?)でないでしょうか


上田市にある北向観音近くで見かけた満開の枝垂桜

4月の29日には北摂の古刹勝尾寺に行ってきました。ここでも桜が残っていました。
石楠花も咲き始めておりカメラに収めてきました。

咲き始めた石楠花の花


十分に観賞に耐えられる八重桜と石楠花

ゴールデンウィーク後半の5月3日には、宇治市にある花の寺として
有名な三室戸寺にツツジと石楠花を見に行ってきました。
バスの運転手の機転により一般道を通ったために
高速道路の35kmの渋滞にも巻き込まれずにつきました。
残念なことにツツジはまだ3分から5分咲きでした。
山腹一面がツツジに覆われる満開の時を想像しながら、境内を散策しました。

山腹を覆う三分から五分咲きのツツジ群れ


このツツジの株はすでに満開です


負けじと石楠花も咲き誇っていました


ツツジの回廊で足を止めて撮影している人達


満開になればどんなに美しいことでしょう 想像してください


春の主役ツツジと秋の主役の紅葉の取り合わせ

5月5日には紀州の高野山に行ってきました。
標高1000メートルの高野山には満開の桜が残っていました。
特に清浄心院の2本の枝垂れ桜が満開でした。
今年の高野山の桜はこのお寺が一番綺麗だそうです。

沢山の参拝者が思わず足を止めて写真を撮っていました


今年は高野山で清浄心院の枝垂桜が一番綺麗だそうです


満開の桜とはこういうことを言うのでしょうか

位置の差や高低差により2か月近くも桜の花を
見ることが出来るこの国は魅力的だなと思いました。 
                       「髭ダンディー記」