「壮生」歳時記

~NPO法人壮生の交遊録~

近江路散歩①勢多夕照(瀬田の唐橋)

2010-09-29 08:59:33 | 日記
近江路散歩①~勢多夕照(瀬田の唐橋)~

あの猛暑がうそだったように秋の涼しさが駆け足でやってきて、一息ついている今日この頃です。9月26日の日曜日に京都と大津に行ってきました。
今回の目的は「近江八景」を見てみようということでした。交通手段は地下鉄を選びました。京都市営地下鉄と京阪電鉄京津線乗り放題の1DAY切符が1,000円であるということを聞き、これをフル活用しました。最初に「勢多夕照(せたのせきしょう)」で知られている瀬田の唐橋に行くために、まずは地下鉄に乗り京阪電鉄の浜大津駅に行きました。浜大津駅で石山坂本線に乗り換え、最寄駅の唐橋前を目指しました。駅前の道を東に歩いていくと5分もかからずに唐橋につきました。

南側から見た唐橋。こちらが見慣れているかな?

唐橋は、琵琶湖から唯一流れ出している川の瀬田川に架かっています。瀬田川は宇治川、淀川と名前を変えて大阪湾に注いでいます。また、全長260mの唐橋(瀬田川)は宇治橋(宇治川)、山崎橋(淀川)とならんで日本三名橋・日本三古橋の一つとされ、日本の道100選にも選ばれています。
唐橋西詰から小さな橋を渡り、中洲に降り橋を色々な角度から写しました。南側から撮った写真が唐橋の紹介によく使われていますが(?)、北側から撮った写真もなかなか捨て難い気もします。

北側から見た唐橋。木陰越しに写しました。

橋のたもと(西側)には、日本の道100選の標示板が誇らしげに鎮座していました。

橋のたもとで存在感を見せる日本の道100選の標示板

古来より「唐橋を制する者は天下を制す」と言われていたことがふと頭をよぎりました。この橋を見て何となく納得したような気持になりました。

橋といえばやはりこれでしょう。明石海峡大橋

きついスケジュールに急かされるように、次の目的地の「石山秋月(いしやまのしゅうげつ)」の石山寺に徒歩で向かいました。
最後に、かの松尾芭蕉も「五月雨に隠れぬものや瀬田の橋」という句を残していることを紹介しておきます。(以下次号に続く)「髭ダンディー記」

収穫の秋「壮生芋ほり大会」

2010-09-22 09:10:04 | 日記
              収穫の秋
            「壮生芋ほり大会」
秋の彼岸の入りの9月20日(月)に「鳴門金時」の本場、鳴門市里浦町の平田農園で「壮生芋ほり大会」を開催しました。初めての企画でどれくらいの人数が集まるか少し不安でしたが、徳島県が誇る数少ない全国ブランドの「鳴門金時」の力も手伝ってか、32人(大人25人、子供7人)の多くの皆様に参加いただきました。

お芋ほりに参加していただいた皆さん

残暑の厳しい日が続いていましたが、当日は朝から曇り空で暑さも幾分和らいだ気がしました。

お芋の蔓をどけて収穫の準備

今年の夏は雨が少なく、畑の砂が少しかためでしたが、持参した軍手をはいてゆっくりと砂を掘っていくと、大きく実った「鳴門金時」が顔を見せました。

一心不乱にお芋をほっています

お芋を掘り当てた時の子供たちの嬉しそうな歓声と生き生きした表情が印象的でした。

大きいお芋を掘り当て得意げな子供たち

また、芋ほりが初めてという大人もいて、真剣にお芋を掘っている姿があちこちで見られました。
1時間程で予定していた畑を掘り尽くし、収穫したお芋を参加者で分けて「芋ほり大会」は終了しました。

収穫された沢山のお芋

予想以上の収穫量で、袋一杯に詰めた沢山のお芋を重そうに持って参加した皆様は家路につきました。
「とても楽しかった。」という感想も沢山寄せられて、開催して本当によかったと思いました。来年もぜひ開催できるように頑張ります。
最後になりましたが、畑を提供してくれた「平田農園」さん、ほんとうにありがとうございました。(髭ダンディー記)


六十路の手習い(パソコンサークル)

2010-09-17 10:05:20 | 日記
パソコンサークルは、先生がいません。
女性職員が1人お世話をしてくれます。
メダカの学校方式で、「誰が生徒か先生か」知っている人が、
知らない人に教えるという方式です。
したがってカリキュラムなどありません。自由課題と自主勉強が原則です

時には一斉に同じ課題に取り組む時もあります。
暑中見舞いのはがき、時期にあったポスターなど、絵や写真を取り入れての作成です。
完成品は玄関ロビーに展示されます。そんな時はお世話役の職員がリードします。

定員10名のうち女性がほとんどで男性は2名、年齢は60歳前後の人ばかりです。
パソコンのスイッチ・オンからの人と中級位の人が混在しており、初心者には職員の人が付いてくれます。
年をとると覚えも悪く、忘れるのも早いので、一般のパソコン教室の授業についていけないのが現状です
若い生徒さんに混じって習っていても、先生の進みが早くて、
理解できないうちに終了するので疲れます。費用もそれなりに掛かりますので、辛いです。
その点、このパソコンサークルは、会員制で(1年)1回2時間500円と手ごろで
出欠も連絡すればOKです。自分で目標を決めて、
十分に覚えると次の目標へと進めますし、すべて個人の自由ですので楽しく学べます。
但し、高度な技術は学べません。
ワード・エクセル・メール・インターネット・デジカメなどが普通に使える程度です。
参加者の皆さんは和気あいあいと楽しんでいます
興味のある方は問い合わせてください。
新会員をお待ちしています。               
              Sousei 2



「門司港レトロ」は今が旬

2010-09-08 09:23:45 | 日記
「門司港レトロ」は今が旬

北九州市門司区にある「門司港レトロ」は、1995年にしたオープンしたJR門司港駅
周辺地域に残る外国貿易で栄えた時代の大正レトロ調な建物を中心とした観光スポットで
す。関門海峡に面し、関門海峡大橋と対岸には遥かに下関市街が眺望できます。

門司港から「関門海峡大橋」を眺める

はね橋の「ブルーウイング門司」を渡り、海沿いにJR門司港駅に向かいました。JR門司港駅は九州で最も古いネオ・ルネッサンス様式の木造の駅舎で、全国で初めて国の重要文化財に指定された由緒ある駅です。

国の重要文化財に指定されている「JR門司港駅」

駅の中をぶらぶらしていると、「九州鉄道記念館」という案内板を見つけました。「そうだ!門司港駅には九州鉄道記念館があったのだ。」と思い出しました。「九州鉄道記念館」は平成15年に開館され、主に九州で活躍した歴代の車両が静態保存展示されています。まず目に飛び込んできたのが、SLの「59634」号機でした。ついで同じくSLの「C591」号機が鎮座していました。ここでこの名機に巡り会えるとは。まさに一種の感動ものです。その他にも電気機関車の「EF1035」号機や「ED721」号機が展示されていました。時間の関係で、足早に館内を回りました。
観光ガイドマップを片手に門司港レトロをぐるっと一周しました。

これぞ「門司港レトロ」の絶品の一枚(自信作です)

門司港レトロは名前の通りレトロな雰囲気に満ちていました。
次に、関門国道トンネル(車道と人道の二重構造になっている)を渡り下関に向かいました。海底トンネルの中に福岡県と山口県の県境の表示板が見えました。下関では、古くから市民の台所として親しまれている唐戸市場でさっきまでいた門司港レトロの遠景を眺めながら昼ごはんを食べました。

下関側から見た「さっきまでいた門司港レトロ」


唐戸市場から眺めた「関門海峡大橋」

それからみんなでお土産をたっぷり仕込んだあと、3泊四日の旅の思い出を胸にバスで帰路につきました。(髭ダンディー記)

「長崎は今日も暑かった」

2010-09-01 08:55:04 | 日記
「長崎は今日も暑かった」

お昼前に「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」が終了したので、昼からは長崎市内の観光
に出かけました。「眼鏡橋」は前日に見たので、

長崎観光の定番「眼鏡橋」

大浦天主堂やグラバー園のある南山手町界
隈を散策しました。台風4号の影響で時折激しい雨が降りました。国宝に指定されている
大浦天主堂は外から眺め、

国宝の異国情緒あふれる「大浦天主堂」

グラバー園に入園しました。10年前に一度訪れたことがある
のですが、当時の印象はほとんど残っていなかったので、初めて訪れたような気がしまし
た。大河ドラマの「龍馬伝」の影響で、園内のいたる所に龍馬に関連したパネルやポス
ターが展示されており、ほぼ坂本龍馬一色であるといっても過言ではありませんした。
特に、旧三菱第2ドックハウスには沢山の資料やパネルが展示されていました。

雨に濡れる「旧三菱第2ドックハウス」

雨が激しく降ってきたので、小降りになるのを待つためにバルコニーから雨に煙る異国情緒
たっぷりの長崎の街の眺望を楽しみました。小降りになったのを見計らって足早にマダ
ム・バタフライの作曲者のプッチーニ像とマダム・バタフライを演じて世界的に名をあ
げた三浦環の像の前を通り、

プッチーニ像と「旧ウォーカー住宅」

1863年に建てられ国の重要文化財に指定されている日本最古の木造西洋風建築旧グラバー住宅に駆け込みました。

日本最古の木造西洋風建築の「旧グラバー住宅」


これが「トーマス・グラバー像」だぜよ

今から百四十数年前に坂本龍馬もここを訪れ、この庭に立って日本の新しい夜明けを夢見てほとばしるような熱い気持ちでここからの景色を眺めたのだと思うと胸が熱くなりました。

その昔龍馬も眺めたであろう「長崎の街」

何だか激動の幕末にタイムスリップしたような感じがしました。(髭ダンディー記)
次回は翌日に行った「門司港レトロ」を書きます。