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 樋口誠

呼称資格認定試験

2017年08月20日 02時00分54秒 | 日記
私が日本ソムリエ協会の呼称資格認定試験を受けたのが30年前。

今年のそれが今日20日です。

その間に試験場所、方法、試験範囲、呼称の統一、受験資格‥などで色々変更がありました。

何より受験者数などは隔世の感があります。

しかし、試験の難易度は変わっていません。

というか、毎回誤植や問題のミスなどは出てきますし、ある年までは簡単と言われた分野が、数年後には「高難度」と言われるようになったり、です。


例えば、我々以前の世代は当たり前に勉強していたドイツワイン。


ある年以降の受験者のドイツワインの正答率が著しく落ちていました。

ポリフェノールブームの前後からです。

ある人には簡単である人には難しいのです。


少なくても不要な問題などありません。

毎日の仕事の延長としての試験ですから、ある日に手に取ったワインのラベルを家に帰って調べる、先輩のお客様への話を盗む、などしていれば学校などに行かなくても受かるものです。


仕事に関係ない「ワインエキスパート」の方の目的とは異なりますが、「ソムリエ」の受験者は「お客様に正しくワインを提供するための第一歩」として受けるわけですから「簡単に通る方法」など模索してはいけません。

「受かるくらいに勉強して」

「もっと正しくワインを理解するための一里塚として」

「いずれは息をするようにワインを扱えるようになる」

そんな風にガンバッテ頂きたいと思います。


抜け道とか山を張るとかでなく必要だから勉強をした、という結果を今日の試験で発揮してください。


しかし、このブログをアップする時間に受験者がこれを見ていたら寝不足間違いなし。


試験には睡眠が一番。

とっとと寝てください(笑)


           樋口誠