ナイロビの涼しい緑潤う地平線

ナイロビでの日常生活をご紹介します。貧困や野生動物や飢餓や恐ろしい病気・・・ばかりがアフリカではありません。

今年の干支

2007年01月03日 | 日常
途上国暮らしが長くなって、2007年の干支はイノシシ、なんて話題にはすっかり疎くなってしまいました。

写真は、ナイロビ郊外のジラフセンター(キリンが放し飼いになっていて、観光客がエサをやれる)の脇役、イボイノシシの家族。ちっちゃな子供がお母さんにへばりついて、まるで我が家みたいじゃないですか(笑)。

さて、話題をがらり変えて。年末はケニア各地で大雨が続き、ナイロビでも道路が水浸しになりましたが、色々なところ(新聞、旅行会社、クチコミ)から話を聞くと、野生動物で有名なマサイマラ動物保護区やアンボセリ国立公園もあちこち水浸しなんだとか。動物達にとっては恵みの雨でしょうが、ナイロビへ向かう道路が寸断されて飛行機でしか移動出来ないようになったり、観光客がサファリドライブ中ぬかるんだ道にタイヤがはまって立ち往生し、ホテルに戻れない!なんてトラブルが続出しているようです。(マサイマラへの陸路は、雨に流された橋が修理されたそうです。)

12月31日の早朝、海岸沿いの観光地、モンバサからナイロビへ向かうバスが、酔っ払い運転手の乱暴な運転で交通事故を起こし、6人が亡くなったという報道もありました。貧弱な道路環境(穴ぼこだらけ)に、極悪な運転マナー、そんな悲惨な事故が起こってもバス会社の責任が社会的に問われることもなく、被害者は泣き寝入りするだけ。鉄道やバスでの旅行は格安だし、ケニア庶民の生活を垣間見ることが出来るような気がして、興味をそそられるのは理解しますが、さまざまなリスクと隣り合わせであることは意識した方が良いでしょう。

観光地として一般的な地域ではありませんが、北東部州Garissa地区ではリフトバレー熱が流行していて、約50名が亡くなっています(まだ増えています)。感染様式としては、蚊に刺されるか、感染した動物の血液、体液や臓器から人に感染する、ということなので、蚊に刺されないことが最重要。長袖のシャツやズボンを着る、蚊帳や虫除けスプレーを使う、蚊が活動的な時間帯(夕暮れから早朝)には外出を控える、動物との接触も避ける・・・などのご用心を。

この冬休み中、日本からケニアを訪れている観光客も多いようですが(1月1日の朝、ホテルで団体客の皆さんを見かけました)、せっかくの休日、安全な旅を楽しんで欲しいものです。

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