ナイロビの涼しい緑潤う地平線

ナイロビでの日常生活をご紹介します。貧困や野生動物や飢餓や恐ろしい病気・・・ばかりがアフリカではありません。

初めての競馬観戦

2007年01月14日 | お出掛け
ナイロビにも競馬場があります。市内からNgong Roadを西へ車を走らせて、大体20分くらい。Ngongの森を切り開いた一角にあるNgong競馬場には簡単なゴルフ場まで併設されています。一年中通して開催しているわけではないようですが、シーズン中はほぼ毎週、日曜日の午後から夕方にかけて競馬が行われています。

ところがこれまで我が家にとってNgong競馬場とは、ランチタイムのイタリアンレストランに行く場所であり、森林浴のお散歩(妻は野鳥観察)に出掛ける場所。平日や土曜日に足を運んだことはあっても、日曜日にはなぜか行ったことがなかった。

そんな今日の午後、息子の遊び相手担当を仰せつかっていた私は突然思い立ち、家族を誘い、ナイロビ生活で初めて競馬を観てきました。

そこには幾つかの観覧席があって、主に地元の着飾った家族連れが目立つ無料の場所、パドックやゴール前を見ることの出来る有料席には白人が目立ち、VIP席にはレストランでビールなど飲みながら競馬の様子を見下ろしています。私達は大人1人Ksh200(300円ほど)を支払い、ゴール前の芝生あたりに陣取って観戦しました。

本日のレース編成は、午後1時30分に第1レースが始まって、以後、30分ごとに第7レースまで。熱心なお客さんはまずパドックを見てお目当ての馬の調子を確認し、隣の馬券売り場に走って大急ぎで購入、レース開始直前に観客席に移動し、レースが終われば表彰式の行われるパドックに再び走る・・・の繰り返し。30分サイクルだから結構忙しい。

気になる競走オッズはなんと手計算。電光掲示板にリアルタイムで表示されるなんて便利な施設はなく、競走開始ともにベルが鳴った瞬間に、馬券売り出しを中止している様子でしたから、もしかすると配当金額もレース終了後しばらく経過しないと確定しないんじゃないかな~ちょっと良く判らない。

乗馬用の馬の背に乗り、馬を引いてもらったことはあるにせよ、何頭ものサラブレッド馬が本気で走っている様を初めて見た息子。帰宅後「楽しかったよ、また行こうね」と気に入ってくれたみたいです。ところで、このナイロビの地で、生まれて初めて「競馬場」という空間に足を踏み入れた人がもう一人。お祖母ちゃん、楽しんでいただけましたか?

大統領選挙が早まるか?

2007年01月14日 | ケニア
木曜日の夜、突然キバキ大統領がケニア選挙管理委員会(ECK: Electoral Commission of Kenya)の委員9名を新たに選出したのを受けて、この週末も政治的な話題で噂話の尽きないケニア。野党との相談なしに、大統領がこの人事を決定・発表してしまったのを、野党側は「掟破り」と非難し、テレビや新聞は、12月よりも早い時期に選挙が実施されるのではないかという見方を撒き散らす。

まぁ幾ら早い時期に行われるかもしれないとは言え、名簿登録から始まって、投票用紙の印刷、投票箱の準備、選挙管理の人員配置など準備作業は先が長いわけで、今年の前半に行われることはないでしょうが、大統領選挙と国会議員選挙を巡って、政治的な駆け引きが熱を帯びてきたことは確実です。