ナイロビの涼しい緑潤う地平線

ナイロビでの日常生活をご紹介します。貧困や野生動物や飢餓や恐ろしい病気・・・ばかりがアフリカではありません。

奇妙な出会い

2008年11月30日 | 子育て
お昼前、息子と2人して、近くの運動場の中にある「お砂場・遊技場」へ行くと、インド系親子、白人親子に混じって東洋人親子3人(お父さんとお兄ちゃんと妹)が遊んでいた。

チラッと様子を見て、でも3人とも見知らぬ顔だったし、日本語も聞こえてこなかったので、(日本人じゃないのかな・・と)特に気にもせず息子を放牧しておいた。

すると、しばらくして「こんにちは、日本人ですか?」と、その親子3人の方から近付いてきてくれた。あらら、これは失礼しました・・・とばかりにお父さん同士、互いに自己紹介をし始めて、お互いがどこの誰なのか、すぐに判明。

向こうのお父さんは私の妻を、私は彼の奥さんを良く知っていて、息子はどこかのお宅へ遊びに出かけた時に、あちらの「お兄ちゃん」とも遊んだことがあったのだ。(ナイロビ日本人学校の1年生だという「お兄ちゃん」の同級生には、マダリ幼稚園OB/OGの仲良しがいるから共通の「お友達」も沢山いた!)

ここ数ヶ月の行動を思い起こせば、日本人学校の学習発表会や、日本人会のお祭りや運動会で出逢っているんですが、その時も私は「彼の奥さん」としか話をしていないし、お子さんやダンナさんの顔まではしっかり覚えていなかったので、こんな奇妙な出会いになってしまいました。

私の妻と、彼の奥さんも、互いに見知らないが、名前を聞けば誰だか判るという間柄、何だか不思議な関係でしょう?

ナイロビ暮らしの四方山話あれこれをしつつ、おそらくお互い「どんなバックグラウンドをもった家族なのだろう?」と興味を持ち合ったところで、子供達がお腹を空かせてしまったので、砂場を離れてオヤツを食べさせ、お昼ご飯の時間になったのでそれぞれ自宅へ。またどこかで夫婦揃ってお目にかかったら、まとめて色んな話をしましょう!

・・・

奥さまの仕事がナイロビ赴任となって、そのダンナさん(とお子さん)が随伴家族として同行し、「主夫業」をされているパターン、ナイロビ日本人在住者の中にはチラホラといらっしゃるのですが、皆さん、学校に通ったり、日本人奥さまサークルに参加したり、積極的に外に出てナイロビ生活を忙しく楽しまれている様子。多分、私みたいな引っ込み思案&人見知りタイプには真似できないだろうな~。

マライカコンサート、本番まで1週間!

2008年11月29日 | ケニア
ここ数ヶ月間、私は私で、山盛りの仕事に追われて「精一杯」だったわけですが、妻は妻で、日本人奥さま合唱団「マライカ」の、年に一度の晴れ舞台に向けて「精一杯」だったような。(もちろん、子育てはちゃんとしたうえで・・・でも長女も幼稚園に通い始めたから、随分と負担は減っているか、、)

で、あっという間に来週土曜日に迫ってきた「マライカコンサート」の会場リハーサルに、私と息子も借り出され(それぞれ本番でちょっとした仕事をするので)、ひと足早く、その歌声を聞いてきました。

私、音楽はずぶの素人ですから、あれこれ細かい技術的なことは判りませんが、仕上がりは上々!新しい曲、懐かしい曲、誰もが知っている曲の数々、ナイロビ在住の日本人の皆さん、きっと楽しめると思いますよ。ぜひどうぞ。

日時:12月6日土曜日 13:30開場、14:00開演 (15:30頃終了予定)
会場:日本大使館 広報文化センター 大ホール (ナイロビ市Upperhill地区)
入場は無料、事前予約は不要ですが、大使館の入場セキュリティの関係上、事前にマライカメンバーに「当日見に行くよ~」とお知らせいただければ、入場がスムーズになるとのことです。

* とある曲の中で、やたらと目立つ声を出す人がいます。妻です。マイクも通さずにどうやってあんな声が出てくるのか?と、普通の人は驚くこと間違いなし。実際、カラオケに行っても「マイク要らず」なんですわ。

** わずか1時間ちょっとの「ママさんコーラス発表会」ではありますが、その準備の熱の入れ方たるや本格的。段取り、司会進行、照明、BGM、ちょっとしたサプライズ、衣装、楽器、小道具、食事、会場打ち合わせ・・・毎年メンバーがガラリと入れ替わるのに、大したもんだなぁ~と。私も足を引っ張らないよう、機材の操作、頑張りますよ。

スピーチ漬けの一日

2008年11月28日 | ケニア
今週、国内外の関係者に対して新しい仕事・活動の内容を説明する会議を同時開催していたためテンテコマイの毎日でしたが、今日、3つのイベントがすべて終了。

それぞれの閉会式の時間をずらして、何とか切り盛りしたので、今日は朝から夕方まで「挨拶」と「スピーチ」のシャワーを浴びまくる。座って聞いているだけとは言え結構疲れたなぁ。みんな話が長いし。

でも、やはり感心してしまうのは、ケニアだけじゃない、国籍関係なくアフリカの人達のスピーチは本当に上手!しゃべるスピード、抑揚とか、間とか、盛り上げ方とか、笑わせ方とか、聖書からの引用だとか、老若男女関係なく、聞いていて惚れ惚れします。(だから彼らのスピーチを聞いているのは疲れるけれども、飽きることはない)

もちろん言っている内容も立派です。正論です。フロアの皆さんも、それを頷きながら聞いています。ケニアの人達、アフリカ各国の人達、とても常識的な判断力や倫理観を持った人達の集まりなのに、そんな人達ばかりだったら、とっても素敵な社会になっているだろうに・・・どうして現実の公務員の仕事ぶりや、社会の在り方はこうなのか!とそのギャップに違和感を覚えるのはいつものこと。

教科書に書いてあることと、日常生活に溶け込んでいる知識とが、この国の大人達にも子供達にも、頭の中で結びついていないように見受けられることと、構図が重なっているような。

ともあれ、今日で一仕事終えました。終えたのですが、新しい仕事の始まりでもあって、まだまだ、この先の道のりは長そうです。でも一緒に歩いて(走って)くれているケニア人の「所長さん」とともに、夕方、しみじみと語り合い、お茶を飲みながら「おめでとう!」を言い合えたのは忘れずに覚えておこう。

*夜、残念な連絡が入ってきた。う~ん、また振出しか~。

一歩大前進?

2008年11月27日 | お仕事
内心、職場の関係者一同、すっかり諦めムードだった話に「突破口の光が見えてきた!」という情報が入ってきた。

それが本当の話で、スムーズに事が進んでくれれば、色んな懸念事項が一気にスピードアップして動き出すんだけど、、、どうなんだろう。

無邪気に大喜びするにはまだ早いけれども、この10年の活動の総決算をしているタイミングとしては、かなり嬉しいニュース。今後、気を付けてフォローしよう。

広くて狭い世界

2008年11月26日 | お仕事
今日、ウガンダから2名が仕事で来訪、再会を祝いつつ、夜、日本人6名で鉄板焼きを囲んだ。

それぞれ色んなキャリアパスを経ているのだけれども、同期隊員だったり、任国外旅行で偶然出逢っていたり、同郷だったり、国内外で意外と沢山の接点があるのが面白い。

ルサカのドミトリーで、問題集だか、シラバス分析参考書だか、手作りしてはリソグラフで大量印刷し、夜遅くまでみんなで手分けして製本してたよねぇ。

その10数年後、こうして3人がナイロビに集まって、あの時の延長線上の仕事をしてるなんて、ちょっと感慨深いです。(ケニア人からすると、その3人の名前が似ていて混乱するんだとか。・・・なるほど。)