アミグダリン(amygdalin)は、アンズ、ウメ、モモ、アーモンド、ビワなどの未熟果実の仁(ジン)などに多く含まれる成分です。ビタミンB17とも呼ばれますが、正確にはビタミンの仲間ではありません。アミグダリンは別名「レートリル」「リトリール」などと呼ばれます。

アミグダリンの癌への作用は長い間議論が続いています。

アミグダリンに含まれる毒素が癌細胞にだけ作用するとしている説↓
http://www.melma.com/backnumber_159835_3180285/

アミグダリンは癌に効果はなく、毒物による中毒症状が起こると警告する説↓
http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail678.html


専門家の意見も真っ二つと言った所ですが最近の現代医学では後者が優勢のようです。米国国立ガン研究所が「リトリール」成分を検証した結果、ガンの抑制効果は認められないと発表し、米国国内での「りトリール」の販売を禁止したからです。
 しかしながら「リトリール」の成分アミグダリンは今でも市場を出回っているという事実があります。


 個人的な見解ですが、ガン抑制に効果なしと発表されたにもかかわらず、買い求める人も多く、市場を出回り続けるということは民間療法レベルで改善を感じた人が多くいるのでは?と思います。 毒性がある以上、成分を抽出した健康食品としての「アミグダリン」を多量に飲み続けることは危険でしょうが、(普通に通販で粉末アミグダリンは購入できますが)
例えば梅干の種を割って中の核(仁)を食べる程度のことは問題ないのではないかと思います。(あくまで常識的な量ですよ)

ここから余談ですが、ロシアのある村に、アンズやアーモンドの(仁)を食べる習慣があるそうです。その村に住んでいる人は国内でもずば抜けて皆さん健康で長寿なんだそうです。
 さらに余談ですが、ガッツ石松さんの健康法は梅干を種ごと食べることだそうです(笑)。

真面目な話、梅干の仁は健康食品として売られています。飲んでいる人の話ではとにかく便がたくさん出て、宿便もすっきり綺麗になるそうです。生まれてこのかた頑固な便秘に苦しんだ友人(高校の同級生)は本人いわく、
「しっかりした本当の便がどういうものか知らなかった。一週間くらい出ないのは当たり前で、便秘で動けなくなったことさえある。でも飲みはじめて四日目に中指くらいの細さで(なんかすみません^^;)一日3回出た。
次の日には正常と思われる太さの便と水っぽいモノがジャンジャン出て、しばらくして黒っぽい宿便のようなのがでた。体が軽いし全く冷えなくなった。本当に体調がいい。」と言っていました。
 真偽の程は読者の皆さんには知る由もありませんが、私の印象でいうと本当に顔色がよく、元気にみえました。

そのように、民間療法的な意味合いで「よく効く」と言われているのではないでしょうか。昔からウメの仁は薬効効果で知られ、家庭内の薬として多くの人々に利用されてきました。体に良いということを人々が体験として知っているといった感じでしょう。そしてガンに効いたと言う人がたくさんいるのは総力戦でガンと戦って(食事、漢方、西洋医学・・etc)その中の一つとして、しかし強力にアミグダリンが後押しをしたということだと思います。

 すなわち、健康食品として問題のない量を服用するのならやってみる価値は大いにありそうですが、毒物であるとの認識も持っていなくては危険といった所だと思います。