メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『真木栗ノ穴』(2007)

2013-03-21 18:03:43 | 映画
『真木栗ノ穴』(2007)
原作:山本亜紀子「穴」 監督:深川栄洋
出演:西島秀俊、粟田麗、木下あゆ美、キムラ緑子、田中哲司、松金よね子 ほか
主題歌:♪めぐり逢えたのは夢じゃない/椿

trailer

story
万年貧乏作家の真木栗は、出版社との縁が切れて、今後の生活をどうしようかと焦っていたところ、
行きつけの食堂でバイトするシズエという女が急に「銭湯に行くなら、一緒に行きます」と誘われるがまま関係を持つ。
その食堂で偶然会った昔なじみの編集者から「作家が突然消えたから3日間で官能小説の連載を書いてほしい」と強引に頼まれる。
真木栗は、ボロアパートの壁に両隣りが見える2つの穴を見つけ、一方には弱そうなボクサーが住んでいることが分かる。
もう一方の部屋には若い女が越してきて、彼女をモデルに小説を書き始めると評判は上々。
しかも、フシギなことに、自分が書いたシナリオ通りに現実が動き始めていることに気づく・・・


西島秀俊さん出演作シリーズ。
キャッチの「もし部屋に穴を見つけたら、あなたならどうしますか?」って言われる前に、
こんなに音がダダ漏れで、お風呂もない家は選びませんよ/嫌×5000

現実と幻想が入り混じって、どこからどこまでが作家の妄想なのか境界線が分からない感じは乱歩風、
だんだん女に生気を吸い取られていく様子は『雨月物語』を思い出させた。

実はこの世の者ではない感じは『シックス・センス』だし(例えてばかりの感想じゃ芸がないな
それでも作家を惹き付けるこの女性の魅力とは?

田中哲司さんも、なに気にいろんなタイプの役で、ドラマや映画でよく観るね。



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