メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

notes and movies(1991~1992 part2)

2012-08-24 16:19:56 | notes and movies
ver.1 からのつづき。

『アルファヴィル』(1965)
ゴダール作品。最初から最後までつきまとうゲップの連続みたいな男の声には不快感を感じた。
アイデアはそこかしこにちりばめられていてすごいとは思うが、1965年フランスのSFとあって、
当時あった近代的なものの寄せ集めで作っているのがちょっとちゃちな気がする。
ストーリーが少し難解で、よく分からなかった。


『ファミリー・ビジネス』(1989)
マシュー演じるアダムのマヌケなドロボーぶりにはあきれるが、共犯者が父親と祖父だからなおさらだ。
別に手堅いドロボー稼業の話じゃなく、真の父親の姿を説いているところに
この3人のスター(ショーン・コネリー、ダスティン・ホフマン、マシュー・ブロデリック)を使った甲斐はある。


『ミッション・インポッシブル』(1989)
ストーリーがしっかりしてるし展開も速い。
『Aチーム』と違うのは、最初の作戦がしっかりしていてアドリブなどなく、
みんな真面目にそれぞれの任務をキッチリ果たすところ。
『VISITOR』のジェーン・バドラーが出演しているのは嬉しい。


『スーパーコップ90』(1990)
ほんっとピーター・ウェラーって、ジェームズ・ウッズにソックリ
ストーリーが入り組んでて、よく分からなかったけれども、
途中で死んでしまうダンて警官はもしかして『ヒル・ストリート・ブルース』に出てなかった?
随分歳をとって太ったみたいだけど、ちゃんとまだ俳優してて嬉しくなる。
ラストに正体を明かす美女はFBIだって設定はよくあるけど、
FBIってそんなに才色兼備な人ばっかりなのか?


『アメイジング・ストーリー』(1985)
いずれもショートストーリーでいささか尻切れトンボ。もうちょっとこの続きが見たいなと思わせる。
第1話のもうすでに起こってしまった事故のどうしようもなさ、それを未然に防ごうとして変人扱いされる老人。
第2話は、頭をカラッポにして笑えるし、第3話は、ゴーストの美人婦警に助けられて重要犯人を捕まえる中年刑事、
第4話は、ただただ純粋な少年と老人のやりとりがいい。

(この後も今シリーズはずっと観ていたっぽいけど、ドラマの総集編みたいなものだから省略した


『地獄のデビルトラック』(1986)
S.キングが映画監督までしているとは知らなかった。
機械自身が人間を襲うのは作りじみた話だが、もし、それが地球外生物の仕業だとしたら?
と思えばなんだかあり得そうで不気味。
ラスト、帆船で機械のない島へ逃げるのはいいアイデアだけど、
途中でモーターボートは襲ってこなかったのかしら?考えすぎ?


『コクーン』(1985)
仲間を救いに来た老い知らずの宇宙人と、
半ば人生から離れて死を身近にした老人施設の人たちとの不思議な交流。
歳をとっても人生を楽しみたい!という、精神的にはまだ若い彼らのハシャギぶりは微笑ましい。


『BILLY GALVIN』(1986)
なんてこたない他人ん家のゴタゴタ話なんだけど、
マルデンの徹底的な頑固親父ぶりが笑えたり、泣けたり・・・
ドーレンほか、あまり馴染みのない俳優が演じているだけに現実味があっていい。
階級なんかなさそうなアメリカ社会だけど、ブルーカラーウォーカーたちの生活の様子がよく分かる。


『病院へ行こう』(1990)
浮気中の夫と、妻と間男。何をやってもダメで思いきり尻の軽い研修医、
退屈な入院生活も、オカマさんや、病院中を案内してくれるベンガルさんみたいなのがいてくれたら、
さぞかし楽しいことだろう???


『モモ』(1986)
原作者M.エンデがお立会いだけあって原作を見事に映像化している。
これを撮った年に死去した巨匠ジョン・ヒューストンの消え入りそうなキュートな演技は見物。
映像が神秘的でとても綺麗。
現実にはモモはいないので、この種の重い病気は私たち世界中の人たちを侵して、治ることができない。

「時間を節約する、でも誰のために!?」

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