メランコリア

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エキタスの上げろ最低賃金デモ/雨宮処凜@ビッグイシュー

2017-08-25 11:21:09 | 
【THE BIG ISSUE JAPAN312号】


【内容抜粋メモ】

「最低賃金1500円」をスローガンにする「AEQUITAS(エキタス)」が
ネットで「最低賃金1500円になったら?」と質問してもっとも多かった答えは

「病院に行きたい」

その他は、

「1日3食食べられる」

「8時間眠れる」

「1人暮らしができる」

「ブラック企業を辞められる」

「仕事を休める」

「他人に優しくなれる」などなど


2017年4月15日 エキタスは、新宿でデモを開催

エキタスとは、ラテン語で「正義・公正」の意味

3.11後に知り合った学生などによって2015年に結成

「最低賃金1500円? 高すぎじゃない?」と思う人もいるだろう

だが、フルタイムで働いても、この額で年収300万円に届かない

現在の最低賃金は、全国平均で823円
1日、8時間、月に20日働いても13万1680円
ここから税金・保険料などが引かれる

全労連の2016年試算によると、
25歳・単身男性の生活費として必要な額は月22万8853円(手取り18万4770円)
時給だと1526円

日本の最低賃金が低い理由は、“企業の支払い能力を考慮して”最低賃金を決めるから
そんな事情が考慮されるのは日本くらいだという

4.15のデモのスピーチでは、“ワーキングプア”の現実が語られた

「働いても食べられない」

「残業代は未払い」

「有給がとれない」など


エキタスメンバーの藤川さん:
貧困は、選択肢をすごく奪われる
生活できるだけの金をよこせということは恥ずかしいことじゃない
私たちは、働いても食えないとはどういうことだ、と怒っている

「最低賃金1500円」が実現したら、“生きづらさ”がマシになる
だが、みんな忙しくて、体力・気力も限界


藤川さん:
私の大切な友だちが笑って言う
「最悪、死ねばいいから」

誰もが弱いままに、強く生きられる社会にするために、頼る先を増やしたい
“苦しい”と言える社会を始めたい


この日のデモのテーマは「連帯」

東京だけでなく、札幌、京都、名古屋、松本でもデモは開催された


「MONEY for LIFE not for WAR(戦争ではなく、生きるためのお金)」と書かれたピアス





雨宮処凜(あまみやかりん)
「当事者性」を求めて、右翼団体、宗教、北朝鮮、イラクとさまよい歩く
著書に『14歳からの戦争のリアル』
『生きづらい世を生き抜く作法』など


***


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