メランコリア

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『アタゴオル 1;アタゴオル物語篇』(スコラ漫画文庫シリーズ)

2012-09-16 22:35:25 | マンガ&アニメ
『アタゴオル 1;アタゴオル物語篇』(スコラ漫画文庫シリーズ)
ますむらひろし/著
平成9年初版。同年2刷。

朝日ソノラマ出版の『アタゴオル物語』は2~6巻までしか手元で読めず、
1巻を所蔵している図書館は、コミックのため相互貸借不可だから、
所蔵している図書館で読んでこようと、北新宿図書館まで行ってきたw→here

何種類も出版されていて複雑なんだけど、
この「スコラ漫画文庫シリーズ」では、また編み方が違っているから、
朝日ソノラマ出版の『アタゴオル物語2』と少しかぶっていて、サイズも文庫本で小さめ。

テンプラたちの顔にも変遷が見られて、前半はとくに初期感が出てて可笑しな感じw


【収録話】

・影切り森の銀ハープ
自販機と家の10センチの隙間にアタゴオルの世界の入り口があるんだ/驚
フツーの猫も、ここを通ると2本足で立って、言葉を喋るようになる。
影を切られると死ぬと言われる影切り森で影を切られて、水晶が頭に刺さったヒデヨシ。


・タヌキが空から落ちてきた
酢ダコとともに宝島の地図を盗まれたキャプテン・キッドから攻撃される。


・ヒデヨシ版宝島



宝というのは、呪文を唱えると願いが叶うツボ。
キッドが「金目のモノ」を望むと、島中がダイヤモンドになり、
ヒデヨシが「美味いモノ」を望んだら、島中すべてが酢ダコになってしまう
「ラム正宗」って銘酒もあるんだ


・ギルバルス



眠り病になったタクマの妹・椿ちゃん。
月の光を浴びないと死んでしまうのに、ずぅっと雨空のまま。
あごぎなランプ屋を追ってきたギルバルス。
ランプ屋はもやしの怪人?と思ったら、キツネが化けていた。


・植物見張り塔1、2

 

紅マグロ王朝時代の見張り塔に入って出てきたものはいない。
ヒデヨシが森のカタツムリを大量に食べていたら、
月蝕の夜に王朝を復活させようとする魔女が現れ、
卵から還った天龍が空を舞う。
ヒデヨシは蓄膿症なんだ


・唐あげ床屋
1年中雨の「雨降り森」に唐あげ床屋開店
猫舌用に作った夢のスープを飲んで眠ると、見たい夢が見れる。
その間、唐あげ丸さんのバイオリンに合わせてカニたちが髪切る仕組みw
音楽にノリ過ぎてヒデヨシの毛を変な風に切ってしまうが気に入ったみたい。
なるほど、これでやっと唐あげ丸さんの謎が解けたv


・猫の目岩の奥で
猫の目岩に水晶球を付けると目が開く。
眠りの国と、目覚めの国に2人の自分がいるのだというフシギなお話。


・ブドウの森
銀の毒ブドウを食べるたび大ダコになって、毎年人を襲っていたヒデヨシ


・雪待ち草の酒



水晶のある岩の上で、雪待ち草の酒を飲むとカラダが透き通ってしまう。
その姿は月に映し出され、水晶は幻灯機の役割をすると判明。


巻末には、詩人の天沢退二郎さんのあとがきが掲載されていた。

これで、『アタゴオル物語』も制覇かぁ・・・感慨深い。


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