メランコリア

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『容疑者Xの献身』(2008)

2013-07-17 09:40:25 | 映画
『容疑者Xの献身』(2008)
原作:東野圭吾 監督:西谷弘
出演:福山雅治、柴咲コウ、堤真一、松雪泰子、金澤美穂、ダンカン、長塚圭史、北村一輝、渡辺いっけい、品川祐、真矢みき ほか

trailer

テレビドラマシリーズの劇場版第1作目。
さすがに劇場版だと爆発とかも派手だねえ 捜査にもちゃんと大勢のチームで取り組んでるのが分かるし
でも、薫が上司から「お茶!」て言われてたのは気になった
予告編を観ると軽快な印象だけど、内容はけっこう重い愛憎劇。

たしかに、こうした倒叙形式じゃなきゃ、有名俳優が犯人だって大体予測できちゃうもんね
今回は、湯川役の福山石神役の堤真一の知能戦がメインの見せどころとなっている。
2人とも学問オタクだけど、陽の湯川に対して、陰の石神の対比がハッキリしてて分かりやすい。


▼story
最初の鉄球の実験が面白い。「2355」みたい。MRIやCTスキャンにも応用されてるんだ/驚
「ドッペルゲンガー」の話も興味深い。
教師が授業中に2人に分裂して、それぞれ別のことを黒板に書いているのを生徒らが見て驚いたってスゴイ

お弁当屋を経営する花岡靖子は、一人娘の美里と2人暮らしだったが、
別れた夫・富樫が突然訪ねてきて、復縁を求めて、暴力をふるったため、
思わず美里はスノーボールで頭を殴り、2人はこたつのコードで絞め殺してしまう。
隣りに住む高校の数学教師・石神は、隠蔽工作とアリバイを作って協力する。
(こんなにコミュニケーション能力に欠けた教師はイヤだな・・・

石神は、前作「ガリレオΦ」に伏線としてチラッと出てきた、湯川の大学時代の同級生で数学の天才だった男。
湯川はこの事件に石神が関わっていると仮説を立てるも、友人として警察に話せないでいた。
薫から「湯川先生は、感情に流されないんじゃないんですか?」と言われて、
石神から真実を聞き出そうとすると、冬の雪山登山に誘われる・・・。



こんな酷い暴力夫は、第三者機関に任せたほうが身のためだな
この場合なら正当防衛で罪は軽くて済んだのでは?

石神「彼ら(ホームレス)は時計のように正確に生きている
湯川「面白い。人間は時計から解放されると、かえって規則正しい生活になるのか」

湯川「あの時、私は思い違いをした。君が言おうとしたのは、
   ホームレスの彼らでさえ、時計の部品のように、なにかの歯車となる役割を背負っているってことだったんだ」

湯川「物理学者と数学者は答えにたどり着くまでのアプローチが正反対だ。
   物理学者は観察し、仮説を立て、実験によって実証していく。
   数学者はすべて頭の中でシミュレーションしていく」

あの素晴らしい眺望の雪山登山のロケはどこだろう?
余談だけど、湯川は面食い? 美人に弱いから薫もまんざらじゃないのでは?
福山さんも柴咲コウさんも俳優もやるし、歌もうたうし、ほんとに多才だなあ!
で、結局「四色問題」って何だったのかサッパリ分かりませんでした・・・

今作もクリスマス・シーズンで、子どもの聖歌隊が歌う♪あら野のはてに が美しかった



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