メランコリア

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ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『グーグーだって猫である』(ネタばれ注意

2008-10-08 23:54:55 | 映画
『グーグーだって猫である』

けっこう「ぷぷっ!」て吹き出してしまう笑いがいっぱい詰まってて、
ところどころはやっぱり泣いた。
ひさびさヒトの手のぬくもりを感じる映画を見た。
上野樹里が「撮影終わってしまうのがほんと寂しくて、泣いてしまった」ってゆってたのもわかった気がした。

吉祥寺に住みたくなった。
本編と同時進行で、この独特の味わいを持つ街の紹介も兼ねてる。
下北沢の住民が再開発に反対して運動も起きてるけど、
そこに住む人たちが育んできたそれぞれの街の特色を消したらいかんよね。

原作者・大島弓子が15年間?一緒に暮らした愛猫サバとの日々を綴ったマンガ
『サバの秋の夜長』が大好きで、今作はサバの突然の死からはじまる。
サバと別れてから新作も描けなくなった漫画家・麻子は、迷ったあとで、
ペットショップで運命的な出会い?をしたアメショを購入し、名前をグーグーと名付けた。
ガンとの闘病とか、研修医の青年との淡い恋とか、驚くエピソードがいろいろあったけど、
ライブ友さんがゆってたように脚色も多いかもって思い直した。
そもそも大島弓子は、ライブ友さんから全集的なものを借りて読んだのがキッカケだったことを思い出した(うん、物語りはちゃんと繋がってる

吉祥寺のにゃんこは、飼い猫でも自由に家と外を行き交っているんだな/驚
吉祥寺と漫画家つながりか、楳図かずおがあちこちに出没w
途中2度ほど友情出演?してた柴わんこがたまらないっ!!!

音楽は細野晴臣。キョンキョンvoc.の歌も感動。
彼女のクリエイティブな活動は毎回注目。いくつになっても自分らしさを持ってるってステキだ。
映画の中で着ている何気ない服とかも可愛い!
上野樹里もとてもナチュラルないい女優さんだ。
これからも全く違う表情をたくさん見せてくれそうな期待大。

こんな血の通った人との付き合い方ってなかなか出来ないなあ!


追。
静かで穏やかな映画だけに、途中何度もお客のケータイが鳴ってたのが目立った
着メロが高らかに流れ出したときなんか興ざめだ。
映画を観る際はケータイの電源を切るのをお忘れなく(わたしもたまに忘れるが/謝

原作も読みたい


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