過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part1からのつづき。
若かりし頃のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。
■『Love Serenade』(1996)
監督:シャーリー・バレット 出演:ミランダ・オットー ほか
ありがちなまま終わるんじゃなくて「実は彼は魚だった」て展開のほうを期待してたんだけどな。
結局あの首にあったエラは妹の幻想だったのかしら?
なんだかんだいってタダのスケコマシ野郎だったのね。
J.レノンの提唱した♪All need is love はもっと誠実なものだったのよ。でも音楽の趣味はイイ。
終始流れる愛をテーマにしたナンバーが不毛の地に妙にしみ渡ってる
しかし本当にアメリカの田舎ってやっぱスケールが違う。
レストランもなに古いの出すかわかんない、とりあえずひととおり必要な店があっても選べない、
客も1日2~3人とかなりシンプルな生活。
「魚には魂はあるの?」
もし天国があるなら、きっと魚も天国にいけると思う。
ややこしい自我がない分だけ、よりた易くね。
■『ダーク・スカイ4』
第6話 古代の予言
このシリーズって真面目にミステリーなのかコメディ入ってるのかわかんないなぁ。
ローエンガードと大尉は仲良く教会で聖歌を歌うイイ仲じゃん。
インディアン部族がからんでくるあたり、ほんとXファイルとかぶってるよね。
新たな展開はグレイも他の異星人によって侵略、移植を受けていたってことくらい。
第7話 家畜大虐殺
いやーあの大尉にもあんなカワイイ女の子がいるのか。
家庭不和が問題だけどXファイルは善悪ハッキリしててスモーキングマンに温かい家庭など皆無だけど、
その点このシリーズは敵は宇宙人だからやっぱMJとジョンらは協力関係にあるのね。やり方が気に食わないだけで。
バースコントロールがウーマンリブ間で騒がれた時代だけど、こーゆーシーンがなんか今シリーズをコメディ系に感じちゃうんだよね。
■ハロルド・ロイド作品集vol.1『命知らずの喜劇王』(1989)
製作:ケヴィン・ブラウンロウ、デヴィッド・ギル ナレーション:ソンドセイ・アンダーソン
朝日新聞の提供か。いろいろやてるねぇ。図書館にあったロイドシリーズビデオの1巻目。
なるほど彼のハリウッド人生、アメリカン・サクセス・ストーリーが110分内にギッシリ詰まってて、資料価値大。
知人、有名人が次々と秘話を話して、数々の名場面と本人のインタビュー、ホームビデオ、
特別賞受賞シーン等めまぐるしいまでにつなぎ合わせてある。
みんなから好かれるユーモアたっぷりのコメディアンであり、家庭的な一面、
癇癪持ちで、勝たなきゃ気が済まない負けず嫌い、完璧主義、そしてハリウッド界きっての大金持ち。
ロイドの魅力や性格、フィルム・メイキングのエピソード等興味深い。
「演技をしない俳優は、ゴルフをしないゴルファーみたいだ。サビつくのさ」
「私の自伝を演じるのはジャック・レモンしかいない」
レモン「呆然とした。心からの尊敬をこめて、私はチャップリンもキートンもロイドも演じたくない。
偉大な成功をしたヒトを演じるのは困難だ」こんな関係があったなんて驚き。
■『ファースト・ワイフ・クラブ』(1996)
監督:ヒュー・ウィルソン 出演:ゴールディ・ホーン、ベット・ミドラー、ダイアン・キートン ほか
3人のバリバリ元気な大スター女優が顔を合わせ、それぞれのキャラを生かして暴れまわる。
キーキーとしたヒス、キャピキャピとした会話、シワや生活費、若い愛人を作った夫に捨てられた女の苦しみはリアルだけど、
報復が「金を出させることしかない」のはいまいちスッキリしない。
日本も離婚が自由になってきたのはイイけど、その後自立できないのはやっぱり女性側。
ファースト・ワイフ・クラブは結婚悩み相談所となり、「家庭内暴力」も扱うというところは現代の重要な問題のひとつ。
♪私を自由にして ていうレスリー・ゴアの曲が気になる。
終始気になったウォーホル風リトグラフは本物?
ホーンはたしか50歳過ぎでしょ? ほんと整形したみたく若いよ、まだまだ。
ひとつ言わせてもらえば、それほど若さにこだわらずハツラツと生きていきたいものだな。
■『ミスター・ビーンの悲劇vol.3』(1989~1991)
監督:ジョン・ハワード・デイヴィス 出演:ローワン・アトキンソン ほか
今回のは「ミスター・ビーンの災難」と「ミスター・ビーンのお出かけ」の2本。噂のクマくんが登場
旅行の荷物をまとめるためにズボンを半分に切っちゃうし、歯磨きチューブを半分出しちゃうコントが好き
直した船のリモコンで車イスが動いて、乗ってたおばさんも振り落として走りまくる。
ストーリー中ずっと走りまくってるのってMPに通じる笑い。
彼に起こる災難は全部自分で招いているみたい。このせこい根性が源かも。
■『ダーク・スカイ5』
第8話 宇宙船建造計画
いちいち比べても仕方ないけど、警察に頼れるだけモルダーらよりのん気でいられるよね。
まだまだ旅を続けるそうで、調査はつづく。
第9話 人類統一
今回は公民権運動をからませてきましたか。UFOとアメリカの歴史を同時に見れるんだからおいしい。
キング牧師は絵になるし、その演説はいつでも心を打つ。
宇宙人にはたしかに人種問題はなさそうだからね。見習うこともあるかも。
水飲み場すら別々で、一緒に住みながら話しかけもしない。まったくフシギな状態、
異常な生活状況が描かれている。今は少しでもマシになったろうか?
■『ミスター・ビーンの奇想天外vol.2』
ミスター・ビーンの情報としては関根勤がしきりに面白いと絶賛してたことから。
なんだかずっと前からいたような気もするけど、映像の古ぼけた感じより最近なんだ。
すごい潔癖主義らしい。親友はテディベア(今回は出てない)、今シリーズはけっこうレンタル屋に並んでた。
イギリス人?パントマイムの笑いだから世界共通で笑える。
30分番組の2回分。時々NHK深夜にも放送してるよね。
脚本は違う名だからネタは本人が作ってるんじゃないのかな?
ライトからドサッと落ちてくるなんて彼は宇宙人かも?
■『花の影』(1996)
監督:チェン・カイコー 出演:レスリー・チャン、コン・リー ほか
世界に注目される香港映画の豪華キャスト&スタッフが結集した長編大作。
話が難解なのとパーツのコラージュ風構成とで謎解きをしているような緊迫感が生まれる。
閉鎖されたかび臭い迷路のごとく広い屋敷と、猥雑で発展途上の活気あふれる上海が対照的に描かれ、
主演のレスリーの香り立つような男の色気が女優の美しさを越えている。
監督は脂が乗り切った今のレスリーをアップで撮りたかったのも。
結局は誰も愛を成就できない。ラブストーリーとしてはトレンディドラマ系といえないこともないけど、
中国の歴史的背景と舞台、しっとりした映像美で思わず惹きこまれてしまう。
「上海では男と女が戦っている。勝つ者もいれば、負けるのもいる」
■『タイタニック』(1997)劇場にて
監督:ジェームズ・キャメロン 出演:レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ウィンスレット ほか
とにかく超ド迫力の感動巨編。さすが正月映画、さすがハリウッド、さすが来日して大騒ぎされたデカプリオ!
涙ボロボロもののラブストーリー、巨額で復元した船とこの沈没シーンを再現したスタッフに感服。
劇場のサイズ、音量ならではのデラックスなものを見せてもらいました、ほんとに。
「君は今夜こんな形で死んじゃいけない。子どもをたくさん産んで、温かいベッドの中で歳をとってから死ぬんだ。そう約束してくれ!」
壮大な愛のドラマに日常がかすんじゃうくらい。
■『ボイジャー~運命の航海者』(1991)
監督:フォルカー・シュレンドルフ 出演:サム・シェパード ほか
ずっと探してたこの1本。インテリな細い線が魅力のサム。誰のだんなさんだったっけ?
さすらいの伊達男で主演。けだるいアレンジの♪Careless Love がぴったりハマル。
「オレは結婚するつもりだった!」
「あなたは“私たちの子”でなく“あなたの子”といったわ」
「それだけのために20年も別れていたのか?」
「21年よ。計算もできないの?」
このセリフが効いてる。
「どこにもいたくない。見るものは何もない。あの瞳、やさしい手の温もりはない。彼女は去ってしまったから」
自業自得とはいえ、なんと悲しい結末。でもいまいち深みがないのは愛を描いても米仏の違いか。
part1からのつづき。
若かりし頃のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。
■『Love Serenade』(1996)
監督:シャーリー・バレット 出演:ミランダ・オットー ほか
ありがちなまま終わるんじゃなくて「実は彼は魚だった」て展開のほうを期待してたんだけどな。
結局あの首にあったエラは妹の幻想だったのかしら?
なんだかんだいってタダのスケコマシ野郎だったのね。
J.レノンの提唱した♪All need is love はもっと誠実なものだったのよ。でも音楽の趣味はイイ。
終始流れる愛をテーマにしたナンバーが不毛の地に妙にしみ渡ってる
しかし本当にアメリカの田舎ってやっぱスケールが違う。
レストランもなに古いの出すかわかんない、とりあえずひととおり必要な店があっても選べない、
客も1日2~3人とかなりシンプルな生活。
「魚には魂はあるの?」
もし天国があるなら、きっと魚も天国にいけると思う。
ややこしい自我がない分だけ、よりた易くね。
■『ダーク・スカイ4』
第6話 古代の予言
このシリーズって真面目にミステリーなのかコメディ入ってるのかわかんないなぁ。
ローエンガードと大尉は仲良く教会で聖歌を歌うイイ仲じゃん。
インディアン部族がからんでくるあたり、ほんとXファイルとかぶってるよね。
新たな展開はグレイも他の異星人によって侵略、移植を受けていたってことくらい。
第7話 家畜大虐殺
いやーあの大尉にもあんなカワイイ女の子がいるのか。
家庭不和が問題だけどXファイルは善悪ハッキリしててスモーキングマンに温かい家庭など皆無だけど、
その点このシリーズは敵は宇宙人だからやっぱMJとジョンらは協力関係にあるのね。やり方が気に食わないだけで。
バースコントロールがウーマンリブ間で騒がれた時代だけど、こーゆーシーンがなんか今シリーズをコメディ系に感じちゃうんだよね。
■ハロルド・ロイド作品集vol.1『命知らずの喜劇王』(1989)
製作:ケヴィン・ブラウンロウ、デヴィッド・ギル ナレーション:ソンドセイ・アンダーソン
朝日新聞の提供か。いろいろやてるねぇ。図書館にあったロイドシリーズビデオの1巻目。
なるほど彼のハリウッド人生、アメリカン・サクセス・ストーリーが110分内にギッシリ詰まってて、資料価値大。
知人、有名人が次々と秘話を話して、数々の名場面と本人のインタビュー、ホームビデオ、
特別賞受賞シーン等めまぐるしいまでにつなぎ合わせてある。
みんなから好かれるユーモアたっぷりのコメディアンであり、家庭的な一面、
癇癪持ちで、勝たなきゃ気が済まない負けず嫌い、完璧主義、そしてハリウッド界きっての大金持ち。
ロイドの魅力や性格、フィルム・メイキングのエピソード等興味深い。
「演技をしない俳優は、ゴルフをしないゴルファーみたいだ。サビつくのさ」
「私の自伝を演じるのはジャック・レモンしかいない」
レモン「呆然とした。心からの尊敬をこめて、私はチャップリンもキートンもロイドも演じたくない。
偉大な成功をしたヒトを演じるのは困難だ」こんな関係があったなんて驚き。
■『ファースト・ワイフ・クラブ』(1996)
監督:ヒュー・ウィルソン 出演:ゴールディ・ホーン、ベット・ミドラー、ダイアン・キートン ほか
3人のバリバリ元気な大スター女優が顔を合わせ、それぞれのキャラを生かして暴れまわる。
キーキーとしたヒス、キャピキャピとした会話、シワや生活費、若い愛人を作った夫に捨てられた女の苦しみはリアルだけど、
報復が「金を出させることしかない」のはいまいちスッキリしない。
日本も離婚が自由になってきたのはイイけど、その後自立できないのはやっぱり女性側。
ファースト・ワイフ・クラブは結婚悩み相談所となり、「家庭内暴力」も扱うというところは現代の重要な問題のひとつ。
♪私を自由にして ていうレスリー・ゴアの曲が気になる。
終始気になったウォーホル風リトグラフは本物?
ホーンはたしか50歳過ぎでしょ? ほんと整形したみたく若いよ、まだまだ。
ひとつ言わせてもらえば、それほど若さにこだわらずハツラツと生きていきたいものだな。
■『ミスター・ビーンの悲劇vol.3』(1989~1991)
監督:ジョン・ハワード・デイヴィス 出演:ローワン・アトキンソン ほか
今回のは「ミスター・ビーンの災難」と「ミスター・ビーンのお出かけ」の2本。噂のクマくんが登場
旅行の荷物をまとめるためにズボンを半分に切っちゃうし、歯磨きチューブを半分出しちゃうコントが好き
直した船のリモコンで車イスが動いて、乗ってたおばさんも振り落として走りまくる。
ストーリー中ずっと走りまくってるのってMPに通じる笑い。
彼に起こる災難は全部自分で招いているみたい。このせこい根性が源かも。
■『ダーク・スカイ5』
第8話 宇宙船建造計画
いちいち比べても仕方ないけど、警察に頼れるだけモルダーらよりのん気でいられるよね。
まだまだ旅を続けるそうで、調査はつづく。
第9話 人類統一
今回は公民権運動をからませてきましたか。UFOとアメリカの歴史を同時に見れるんだからおいしい。
キング牧師は絵になるし、その演説はいつでも心を打つ。
宇宙人にはたしかに人種問題はなさそうだからね。見習うこともあるかも。
水飲み場すら別々で、一緒に住みながら話しかけもしない。まったくフシギな状態、
異常な生活状況が描かれている。今は少しでもマシになったろうか?
■『ミスター・ビーンの奇想天外vol.2』
ミスター・ビーンの情報としては関根勤がしきりに面白いと絶賛してたことから。
なんだかずっと前からいたような気もするけど、映像の古ぼけた感じより最近なんだ。
すごい潔癖主義らしい。親友はテディベア(今回は出てない)、今シリーズはけっこうレンタル屋に並んでた。
イギリス人?パントマイムの笑いだから世界共通で笑える。
30分番組の2回分。時々NHK深夜にも放送してるよね。
脚本は違う名だからネタは本人が作ってるんじゃないのかな?
ライトからドサッと落ちてくるなんて彼は宇宙人かも?
■『花の影』(1996)
監督:チェン・カイコー 出演:レスリー・チャン、コン・リー ほか
世界に注目される香港映画の豪華キャスト&スタッフが結集した長編大作。
話が難解なのとパーツのコラージュ風構成とで謎解きをしているような緊迫感が生まれる。
閉鎖されたかび臭い迷路のごとく広い屋敷と、猥雑で発展途上の活気あふれる上海が対照的に描かれ、
主演のレスリーの香り立つような男の色気が女優の美しさを越えている。
監督は脂が乗り切った今のレスリーをアップで撮りたかったのも。
結局は誰も愛を成就できない。ラブストーリーとしてはトレンディドラマ系といえないこともないけど、
中国の歴史的背景と舞台、しっとりした映像美で思わず惹きこまれてしまう。
「上海では男と女が戦っている。勝つ者もいれば、負けるのもいる」
■『タイタニック』(1997)劇場にて
監督:ジェームズ・キャメロン 出演:レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ウィンスレット ほか
とにかく超ド迫力の感動巨編。さすが正月映画、さすがハリウッド、さすが来日して大騒ぎされたデカプリオ!
涙ボロボロもののラブストーリー、巨額で復元した船とこの沈没シーンを再現したスタッフに感服。
劇場のサイズ、音量ならではのデラックスなものを見せてもらいました、ほんとに。
「君は今夜こんな形で死んじゃいけない。子どもをたくさん産んで、温かいベッドの中で歳をとってから死ぬんだ。そう約束してくれ!」
壮大な愛のドラマに日常がかすんじゃうくらい。
■『ボイジャー~運命の航海者』(1991)
監督:フォルカー・シュレンドルフ 出演:サム・シェパード ほか
ずっと探してたこの1本。インテリな細い線が魅力のサム。誰のだんなさんだったっけ?
さすらいの伊達男で主演。けだるいアレンジの♪Careless Love がぴったりハマル。
「オレは結婚するつもりだった!」
「あなたは“私たちの子”でなく“あなたの子”といったわ」
「それだけのために20年も別れていたのか?」
「21年よ。計算もできないの?」
このセリフが効いてる。
「どこにもいたくない。見るものは何もない。あの瞳、やさしい手の温もりはない。彼女は去ってしまったから」
自業自得とはいえ、なんと悲しい結末。でもいまいち深みがないのは愛を描いても米仏の違いか。