メランコリア

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ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『アタゴオル玉手箱 5』

2012-08-09 16:11:41 | マンガ&アニメ
『アタゴオル玉手箱 5』

【細胞飴】
おかしなものばかり作るトラブシ博士が登場。
大食らいを見込まれて、600個の飴を食べたヒデヨシは、肉体による全天星図に変身
星座はカラダから分離して、島中で盗賊を働くが、
テンプラの知的さが加わって、知的に暮らしはじめるw


【ミイト緯度の指】
作家のクラヤモル氏は、名著『月光幻談記』を未完のままに書くのをやめてしまった。
今では島で「ミイト緯度の指」という言葉の謎解きをしている。
前回も出てきた切手収集家にも再会。
宝物も出てきたし、謎の箱の指の形を作ると、
空気の層が見えて、透明な本の言葉があふれだす。


【MOONLIGHT QUARTET】
唐揚げ丸さんは、冬になるとバイオリンのことで鬱になってしまう
火山医者がけっこうな荒療治で治して、無事もとに戻る。


【SMELL】
「鯨のため息」て煙草も素敵だけど、ヒデヨシだけが吸える「クサヤ葉巻」は勘弁
2つとも同じところで作られているというので訪ねると、
謎の良い香りが夜空から、その工房のおじさんに降っていることが判明。

「君たちが素晴らしいといった香りはな、オレが若い時に吸った、その煙草の香りさ
 オレの吸った煙も何の香りもせず銀河に流れて行き、こうしてオレの晩年になって戻ってきてるわけさ
 喜びの夜、悲しみの夜、オレが経験したいろんな想いの積み重なりが香りとなってな」(p.138)

テンプラは一人つぶやく。
「一生は・・・一本の長い煙草のようなもの。いつの日か戻ってくるオレの煙は
 どんな香りがするんだろう・・・」




「アタゴオル玉手箱」音楽パルジファル(ワーナーパイオニア)ってレコードも出てるっ
廃盤だけど、誰かは持っているんだろうなあ!聴いてみたい!


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