メランコリア

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ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『小学館版 学習まんが人物館 ゴッホ』

2011-06-27 17:05:33 | マンガ&アニメ
『小学館版 学習まんが人物館 ゴッホ』
こないだ『アートコミック まんが西洋美術史3』で大まかな伝記を読んだけど、
もうちょっと突っ込んだ人物伝があったから、こっちも借りてみた。
気の短い(気性の激しい)、怖いイメージがあったけど、信仰心の篤い人でもあったんだな。

27~37歳の間に描いた絵は2000点以上。(あれ?上記には6000点て書いてあったけど
子どもの頃から短気だったが、弟のテオとは仲良し→セント叔父の仕事をして、画商として有能だった。
→ロンドンの下宿家の娘ウージェニーに失恋→牧師の勉強でラテン語、ギリシア語でつまづき断念
→ベルギーの炭鉱町で伝道師の助手をするが、貧しい人に衣服など与えたため、「身なりがふさわしくない」と言われ断念
→いとこのケニーに告白して断られる→タンギー(印象派画家を支えた画材商)から浮世絵を買う
→弟の結婚を機にアルルへ→ゴーギャンと共同生活し、ケンカして耳を切り落とす
→サン・レミの病院に自ら入院→テオに息子が生まれ、兄と同名をつける
→弟が生活費に困っている原因が自分だと責め、銃で胸を撃つ→数日後死去→テオも半年後に亡くなる
→テオの妻ヨハンナは、ベルナールの協力を得てゴッホの展覧会を何度も開き、評価が高まる

シニャック=19世紀~20世紀のフランスの新印象派の代表的画家。穏やかな性格からゴッホとも親交があった。
タンギー=ゴッホを高く評価し、のちに高値で売れるようになっても、ほとんど手離さなかった。
フィンセント・ウィレム・ファン・ゴッホ=テオの息子。のちにアムステルダムにゴッホ美術館を作った。

生涯に650通もの手紙を書いた。手紙を書くことで心の平静を保っていたと思われる。
1996年度のギネスブックに、世界で一番高値がついた絵として、ゴッホの「医師ガシェの肖像」が記録された。

ひまわり=花がつねに太陽を向いて咲く。人もまた神、愛する人に自然と顔が向くことから、信仰心・愛を象徴。
ピエタ=聖母子像のうち、死んで十字架から降ろされたキリストを抱く母マリア(聖母マリア)の彫刻や絵。


「一枚の絵の中で、ぼくは音楽のように、心をなぐさめるものを語りたい。
そのためにぼくは、いつも色彩のかがやき、色彩のふるえを探し求めているのだ」
(フィンセント・ファン・ゴッホ)


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