メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

北の国から'98時代

2009-10-03 15:33:23 | ドラマ
北の国から'98時代 (2枚組)
前編は、シリーズ中一番笑えた。長~~~い枕のシチュエーションコメディみたいだ。笑えて泣ける。
まずは、純がシュウの家族に挨拶に行く場面から。炭鉱一筋の不器用な父と大勢の親戚
結局、純はあまり頼りなげに見えたのか、兄に上砂川のコンビニを手伝えと言われ、離れ離れになってしまう。

雪子は、とうとう相手と別れ、一人息子は父方に引き取られてしまった。
「わたし、お姉ちゃんと同じ立場になっちゃった。自分でやったことって戻ってくるのねぇ…」
そしてまた蛍も不倫相手と終わりがきて、妊娠も告げずに、札幌で一人で育てることを決心する。
草太は考え抜いて、正吉に「結婚しろ。黒板家は家族だろ?」とけしかける。

正吉は、長年秘めてきた想いを告げる。これがほんと格好いいっ!!!
丸太小屋が焼けた罪を背負って純をかばいつづけていることも、
蛍への想いを秘めつつも只黙って見守り続け、地元に咲く花を贈り続ける熱いエネルギーも。
札幌にプロポーズしに行く時はナチュラルな色合いと素材のシャツとパンツでキメテ、まるで韓流ドラマみたいだ。
さりげなく熱い男気っぷりに完全にノックアウトです
飾り気がなくて、真っ直ぐで、人の喜びも悲しみも解っているからどっしりと頼りがいがあって。
・・・どこかにいないかなあ~?
純の素なリアクションに笑えて、五郎の感激っぷりに泣いた。あんなに全身で喜んでいる人は見たことがない。


後編は絞るほど泣いた。なんと草太はトラクタの下敷きになって急死してしまった/驚
草太は大規模な農地と牛舎で近代的なシステム化された酪農を営んでいて、純や正吉に手伝わせたがっていた。
完次の畑に疫病が出た時は無理やり農薬を散布し、結局借金を残して完次一家は麓郷を出た。
草太が変わってしまったと責めた純は後悔の念で押しつぶされ、棺の前で慟哭する。

草太が計画した蛍の盛大な結婚式にしぶりながらもみなは出席するが、花火やリムジンに五郎は怒って口もきかない。
でも、最後に流された草太が生前練習して吹き込んだスピーチのテープの中には、
彼がどんなに純や蛍を弟妹のように可愛がり、行く先を心配していたかが詰まっていた。
残された広大な農地を草太のために跡を継いでやってくれと頼まれる純と正吉。


それにしても、コツコツと造り上げて、手を入れ続けてる五郎の家はやたらと居心地よさそうだ
よりパワーアップしてる。とゆうより、すでにパワースポットと化してる?!
自然とまさに一体になって完全に溶け込んでいる。
五郎らは炭や木酢液、生ゴミや堆肥などで有機栽培に勤しむが、草太は「農業はそんなに甘くない!」と怒る。
真剣に農家をやって生計を立てている人たちを考えたら、どちらが正しいかなんてカンタンには言えない問題だ。


とうとう残すところはあと1本のみ。はぁ~いつも物語の終わりまで急いて見るものの、
どんな終わり方が待っているのか気になる半分、終わって欲しくない気持ちでいっぱいになる
タイトルがまた悲しいしね ウィキにはスタッフの高齢化で終結としたとかって書いてあった。
ヘタに新しいスタイルで続けられるよりは、純粋な倉本ワールドのまま有終の美を飾るほうがいい。



「わたしの昭和歌謡史」
高校時代はほかにバンドブームなんかが入って(それは以前書いたとおり)、遊びに行った友だちの家で
The Beatles の『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』をLP盤で聴いた。
サイケデリックなジャケデザインとともに、イッちゃってる音に衝撃を受けた。

She's Leaving Home

A Day in the Life
I read the news today, oh boy...

コメント    この記事についてブログを書く
« 共済 | トップ | 『連合艦隊』(1981) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。