メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『何もしない贅沢』

2010-04-01 20:04:22 | 
『何もしない贅沢』 ヴェロニク・ヴィエン/著 エリカ・レナード/撮影 岸本葉子/訳 光文社
たくさんの写真も視覚的にも癒されるものばかり。
ちょっとの時間も惜しんで、「これもやらなきゃ、あれもまだだし」て動く前に、
用事の多い時こそ敢えて先延ばしにしてひと休みすることが書かれてる
忙しい現代人への戒めみたいなものかな。国によってインドなどはもっとゆっくり時間が流れてることも書いてある。

呼吸を深くしたり、安楽椅子に寝たり、思い切りあくびをしたり、口笛を吹いたり、昼寝をしたり、、、
「なにもしないこと」に対する罪悪感をとりのぞけば、もっと自由にリラックスできる。発想の転換も必要。
心理学、哲学、生理学、人類学などあらゆる方面からのアプローチなのが説得力となって、
本書を読むことそのものがもう、リラクゼーションの暗示にかかりそうな感じv

こないだの町歩きで、サケ友も同じような内容の本を読んでるって教えてくれて、偶然とは思えずに笑ったw


『おとなになる本』 パット・パルマー/原作 広瀬弦/画 径書房

p.48 「決断するときには、自分の頭、心、身体、すべてで決断しよう。感情的になって決断したり、頭だけで考えて決断したりすると、どうしても失敗することが多い。心も身体も頭も、すべてがイエスと言うまでは、ムリをして決断することはない。そのうちに、あなたの中のすべてがイエスと言うときがきっと来る。そのときが決断のときだ。決断のチャンスを逃さないように、注意深く自分を見つめていよう」


p.50 「あなたが頭も心も身体も全部でそうしたいと望み、決断したことは、たいてい“良いこと”なんだ。(中略)どういう人生を送りたいのかよくわからないときでも、決断をしなければならないときがある。そんなときは、自分のやりたくないことをはっきりさせてみよう。その中で、どうしてもやらなければならないことと、やらなくてすむことを分けて考える。そして、やらなくてすむことはできるだけやらないようにする。自分がどんなことを面白がっていて、どんなことをつまらないと感じているか、きちんと観察しよう。自分の中にこそ、答えはあるのだ」


p.56(訳者あとがき)「“大人になることは夢をなくしていくこと”そんなふうに思っていませんか?もしそうだとしたら、あなたはSelf-direction(自己決定)のやり方を知らずに、あるいは忘れて、毎日を生きているのだと思います。本書は自分の現在地を知り、他者や社会と出会い、新しい関係をつくり始めるために、Self-directionがどんなに大切かということを改めて教えてくれているのだと思います」

『自分を好きになる本』は姉妹本みたい。たしか読んだことあるw


▼photo;「猫は瞑想の達人」by『何もしない贅沢』・・・たしかに。

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