メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

ドラマ『雲の階段』(2013)

2014-02-04 10:22:53 | ドラマ
ドラマ『雲の階段』(2013)
出演:長谷川博己、稲森いずみ、木村文乃、萩原聖人、キムラ緑子、内藤剛志、田中哲司 ほか

●第1話 渡辺淳一究極傑作~無資格医 背徳のメスを愛し抜く2人の女


「優秀な外科医は指がキレイなんだって」

高卒の三郎は、1年半前に島に来て、診療所の所長に気に入られ、無資格でオペまで手伝うようになった。
小さい島では深刻な医師不足に悩んでいたため、「若先生」と呼ばれて有り難がられている。
友だち同士で島に遊びに来た田坂亜希子が自殺を考えていると分かった三郎は思いとどまらせる。

「医者がこの島に来たがらないのは、遠いからだけじゃない。
 自分が病気になった時、診る者が誰もいないからだ。医者なら余計にそれが怖い」

亜希子は子宮外妊娠で病院に運ばれてくる。
あんなに血が出ちゃうのか? 腸とかいっぱい出したのに、縫っておしまい?
それでよく助かるもんだな。


●第2話 看護師VS令嬢!無資格医が陥る禁断の三角関係

「けして私から追い求めたわけじゃない、そう思っていたかった」

島で生まれ育った鈴木明子は、学生時代レイプされて、子宮外妊娠手術を受けたことがある。

「気づいたんだ。自分の人生の中で一番いらないものは、自分の意思だって」

亜希子は東京に帰るが、メールが来て、父の大病院に来ないかと誘われる。


明子「こうゆう自分がイヤになる。自分がなりたくない自分に近づいていた」

「いいネコは白かろうが黒かろうがネズミを捕る」

高卒でも勉強して資格とってからでも遅くなかったのでは?


●第3話 本物の医者登場で無資格医最大の危機
●第4話 無資格医大病院へ!裏切りと野望のキス
この2話は以前も見たけど、もう一度見てみた→here

所長は前立腺がん。病院を三郎に任せたいと思っていたが、山中医師がやってくる。
さらに肩身が狭くなった三郎は、亜希子の申し出を受ける。
三郎の子を妊娠した明子は、そのことを告げないまま別れ、その後流産し、姿を消す。

このドラマの萩原聖人さんの役がイイ。
これまでダークな役ばかり見てたけど、明子を想ってさり気なく支えてあげてる。


●第5話 偽りの結婚式…母の涙に決死の心肺蘇生!
当直を他の人に代わってもらって、別荘に行くと、亜希子の金持ち友だちが遊びに来ていた。

「あなたに会ってなかったら、私は死んでた。お願い、私を一人にしないでください!」

って・・・ちょい待ち、『セカンドバージン』と同じ展開だね。
『キャンディ・キャンディ』のスザナを思い出しちゃった

明子から電話がある。
「その時、オレは心の片隅で思っていたのだ。どうせなら死んでいてくれたら」
田坂病院に新しく入った看護士は、明子だった。

母には息子が医者だと口裏合わせてくれと頼む。

「あんたはニセ医者だ。だから絶対人を死なせちゃダメだ。
 人殺しになったらダメだ。もしそうゆうことになったら逃げ出しなさい。母さんが守ってやるから」
加賀まりこさんの母親役もステキ。白髪は似合わないけど。

外傷性ショック状態になって2時間も経つ患者を「受け入れ困難」として断ろうとする野上に
「あなたは患者と自分どっちを助けたいんですか?」と言って引きうけ、根性で生き返らせる三郎。
執刀中の長谷川くんの目、すごいイッちゃってるね


●第6話 棄てた女が復讐!?正体バラす謎の怪文書

「その時はまだ分からなかった。彼女が何を考え、何について考えるのを止めてしまったのか」

関東医大卒と誤魔化す三郎。35歳で副院長に選ばれる。
院長「つまらんことでつまづくな。君はもう階段をのぼりはじめているんだ」

高岡は診療所を辞めて、東京で暮らしてる。
喫茶店の中で中島みゆき♪この空を飛べたら が流れてたw

明子は、一緒に逃げてあげるから、もうニセ医者はやめろと忠告する。
「三郎について調べてみろ」とメモが入れられる。
亜希子も2人の仲を知ってるし、高岡からも恨みを買っちゃったし、四面楚歌だな。
亜希子と明子のバトルも怖いよ~~~

「扉の向こうにある風景は、扉を開けることでしか確かめることはできない」


内藤さんの激怒っぷりがお見事!
理事長である妻の権力を弱めるために三郎を利用して政治家狙い?


秋山菜津子さん、看護士役も似合っててカッコいい!
「私と同じ年下趣味か」てw


●第7話 最後は医者らしく…無謀なオペで大失態


「いつのころからか、オレはいつもオレの外側にいて、そこからオレを眺めていた。
 オレはオレの傍観者になっていた」

名誉教授の診断に異議を唱えてセカンドオピニオンを申し出る三郎。

「その日1日医者でいられるかどうかの俺にとって、未来への不安など何の意味もなさない」

学閥ばかり気にして患者のことを無視する医学界を批判してるんだな。
自分の身を守ると言ってくれた院長に逆にプレッシャーをかける三郎、ヤルねv
でも、昔、三郎と店を立ち上げた?男・龍二に恐喝される。
父の借金でヤミ金から金を借りてた三郎が店の金を盗んだと言いがかりをつける。
「どうよ、警察つきだされるより苦しいでしょ」て、やっぱり萩原さんはダークだなw
亜希子は妊娠する。

緊急患者が来てから本読んで手術するって無謀すぎるよ
野上が代わってなんとかなる。


●第8話 俺に島の恩師の命を救う資格があるか!?


「副院長でもあり医師でもあり続けたければ、今後一切医療行為をするな」

高岡は三郎の手を刺そうとして明子の手を刺してしまう。
三郎が帰ってきた日に高岡も、明子も帰ってるっておかしいよね
山中医師は、母親の具合が悪くて休んでるんだって

所長が倒れて、三郎が手術することに。
「オレはこの手に惚れ込んだ」
また手を褒められる長谷川くん。足の指も細くて長いからビックリ/驚

「僕にはまだのぼらなくてはならない階段があるんです」


●第9話 妻と胎児を救え!! 逮捕直前のラストオペ
これから自分の自由にさせてもらえなきゃ、いつでも自首すると言う三郎。
「救命救急センター」設置の提案をムリヤリに通す。
手先が器用だから縮小模型も完璧な仕上がりv

久恒「今からでも彼を警察に出して、こちらもある程度の制裁を受ける道もありますが?」
院長「すまん、聞き取れなかった」て、この徹底ぶり。逆にかっけえ。
理事長にも話し、人事決定権は理事長にあるからそっちの責任と押しつける。

ドア向こうで院長の恋人・麻里も聞いていた。


「パートナーにどれだけ自分の秘密を話せるか」「秘密なんてない」「あ、そう」
「さすが、政界に入る前の身辺整理ってやつね」「さすが、頭のいい女はいいな」
サバサバしていそうで、意外と真剣に好きだったんだね。
脇役ながら市川実和子さんの芝居のほうが悲しくて泣ける/涙

マスコミが騒いで、明子は自分の部屋に三郎を隠す。
病院の工事現場が崩落し、理事長や亜希子らが重傷を負い、三郎も手術に参加する。

「その時、君に聞きたいことがあった。僕と出会ったことを後悔した?」

いつも、ここぞというタイミングで流れるB'Zの曲がハマってる。


●第10話 衝撃の結末!!無資格医の僕が帰る場所

「もうウソはつかなくていいから」

理事長は急に改心して、病院を売り払い、地域密着型の診療所を開こうと夫にもちかけるが拒否され、解雇する。

「誰のお陰で命が助かったと思ってるんだ!」
「今のひと言で分かりました。あなたはもう医者ですらない!」

なんだか院長まで可哀相になっちゃう。
最初は普通のお医者さんだったろうに、30代で結婚し、副院長を任されて、
おだてられたら性格も変わっちゃうだろうよ・・・

長谷川くん、また留置所に入っちゃったね
「こいつに医療を教えるのが楽しくて、楽しくて・・・」
裁判の証言でこんなに泣かせる話をする人も珍しくないかい?
ほんと、元はと言えば、所長のせいだよ。

「僕はずっと自分が何者なのか考えていました。
 お前は嘘つきだ。お前は何の価値もない。僕はそうゆう人間なんです。
 今だからハッキリ分かります。僕は医療行為をやらされていたわけではありません。
 むしろ、やれることが嬉しかった」

あれ?明子らは罪にならないんだ/驚
2人の独白が延々続く。
「許してもらえますか?僕が帰ることを」


美しい島だね


田坂雄一郎は、小説『檸檬』を引き合いに出して、
「お前はまだニセ医者という檸檬を握っている。オレには分かるんだよ。俺はお前だ。お前は俺なんだよ」

ラスト、外国の島で医者をする日本人男性。三郎か? 息子か?





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