メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『トラと人間』(宝島社)

2013-01-11 14:11:33 | 
地球の自然と環境を考える絵本3『トラと人間』(宝島社)
ヘレン・カウチャー/作 まちこうじ/訳

▼あらすじ
お腹を空かせた3頭のトラの家族は、ヒトが飼っている家畜の匂いを嗅ぎ付けてやって来る。

 

子牛やラクダを殺された貧しい生活者たちは、トラがエサを取りに来る前に
死んだラクダに毒を塗って殺してしまおうと言うが、
森林監視員はトラも家畜もどちらも助ける方法を考える。
そして、トラが近付いてきたとき、花火を何発も爆発させて驚かせ、
二度とヒトの住む地域に近寄せないようにする。




『南極のペンギン』につづく3冊目で、「地球の自然と環境を考える絵本」シリーズのラスト。
なるほどラストでは、動物保護区と、ニンゲンが住む地域それぞれのテリトリーを守るために
ヒトが知恵を絞るってゆう終わり方。

動物の命も、ヒトの命と同等に尊重して守る。ヒトの知恵にはこんな使い道もある。
それが自然との共存であり、結果的にニンゲンにも良いことにつながるんだ。


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