メランコリア

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ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『ラストマネー -愛の値段-』(2011)

2014-01-03 08:38:31 | ドラマ
『ラストマネー -愛の値段-』(2011)
出演:伊藤英明、田中哲司、高島礼子、松重豊、夏八木勲、伊武雅刀 ほか
主題歌:♪ひこうき雲/My Little Lover

第1話はこちら。
保険屋のいろんな仕組み、人間ドラマが垣間見れる作品。
そもそも命にお金をかけるシステムがあるから、こうゆう事件も誘発されるのでは?


●第2話 残された母子
山岡はトラックによる轢死。自殺か事故かの査定をする向島。
一方、頚椎捻挫で4ヶ月も入院しているラーメン屋の主人は、5つも保険に入ってるのが怪しい。医者とグル?
M病院(モラルリスク):診断を偽り、病院もムダな検査などを続けて保険金の一部を受け取る。
裁判になった場合、勝つ見込みがないため、請求額を渡して、契約を切るしか方法がない。
病院を保険屋のブラックリストに載せると伝える向島。
金絡みの仕事は嫌だねぇ・・・

水谷の息子は植物状態で向島は責任を感じている。

横村「あいつとは別れた。オレの本気伝わった?」6000万円の死亡保険金でも「全然足りない」というアキコ
この時点でおかしいって思わないのは人間の弱さか?

キレイな奥さんいるんじゃん。かあいいワンコもいるし。


●第3話 外れない宝くじ
車工場で焼死した磯貝。保険金受け取りが元妻から愛人ケイコに変更されていた。
磯貝には莫大な借金があり、計画的自殺か? もし受取人が殺人犯なら金はおりない(そりゃそーだ
離婚しなくても相続を放棄すれば借金を払わずに済んだ?
保険金は相続財産ではないから、離婚してたら半分になった?(意味不明。。。

新人の大野は、浜口ひろみ宅へ。父は借金を作って5年も音信不通。

 
横村「別の場所に行ってみたかったんだよ。そこへ行けば、なにか新しいことが待ってる気がしたんだ」
「しおれた菜っ葉みたい」って言われてる
家を出て、トラブルになってる様子の横村に「一緒に死のう」というアキコ。


●第4話 保険が見つけた愛
がん告知をされていない川之内。がん告知から1週間後の契約だと金は支払われない。
家は農家だが、儲け話で金を使い込んでいた。告知義務違反を証明するのは困難。
病院をかえてしまえば調べようがない? 個人情報保護は保険屋でも手が出ないのか。
「(契約者を増やすため)みんな多かれ少なかれ嘘をついて加入してるのを見逃してる」

アツシくんは呼吸器不全で入院。


横村「なんか前に進んでない気がしてな。営業のノルマは毎月リセットされる。やっても、やってもまたゼロからだ。
   10年以上も繰り返してたら、ずっと同じ場所にいるような気がして」
サラリーマンを代表したセリフだね。

「お前が着てるスーツもネクタイも靴も、ぜんぶ誰かの命を金に替えて買ったもんだろ?」
会社の金の横領がバレて、横村は消息不明に。アキコは練炭を買ってきて心中しようと誘う。


「オレは最後に本当の愛を見つけたんだよ。だからオレは幸せだったんだ」
一緒に死ぬことが本当の愛なのか? 1人の分だけ睡眠薬ってひどいなぁ・・・
横村の死後すぐアキコは息子と引っ越してお弁当工場で働く。

でも自殺じゃ保険金おりないんじゃなかった?
実際、保険金目当ての殺人事件てよく起きてるもんね。良心の呵責がないにせよ、捕まらないだろうって自信はどこからくるんだろ?
友だちからあんないかにも死んじゃいそうな電話があったら、すぐ警察に届けるなぁ。


●第5話 愛なのか、金なのか
横村は妻に無断で籍を外していた(相手のサインもなく籍を外すことなんてできるのか?
アキコは工場でイジメられ、かばってくれた若い主任・奥井が次のターゲット。

アキコはこれまで2回、7000万、3000万、婚約者として保険金を受け取っていた。詐欺事件か?
上司から5日間で証拠を探せといわれる向島。
「あなたが受け取りたかったのは愛なのか、それとも金なのか?」

犠牲者の1人目は80代で老衰による死、2人目は教授で飲酒運転による事故死。奥井はバツイチ。
新規だと金がおりるのに2年かかるから名義変更させた。
松重さんの脅しにも揺れないアキコはすごい。横領が世間にバレたら信用をなくすと心配して訴えられない会社側のことまで計算づく。

水谷の長男は3度も入院して保険金がおりた後に亡くなった。夫も亡くなっている。
次男もスープに洗剤を混ぜていたのは母親で、金は男に貢いでいた。

向島への横村の手紙には「一緒に逝ってくれる人がいる」と書いてあった。


●第6話 保険が殺した愛
アキコは横村から「ここまできたら、お前は生きろ」と言われたという。そうきたか。すべて想定内?
奥井は「自分が保険に入って証明してみせる」という。こうなると、騙される男のほうにも問題ありだな。

上司「死んだ人間が渡したい人間に渡す。横村はその女に残してやりたかったんだろ。それでいいじゃないか」
老人も教授もアキコに感謝して亡くなっていた。

アキコ「(横村は)生活費を渡す時、ちょっと得意気な、男らしい顔をしていた」
なんだか複雑な悲しい話だ。幸せってもうちょっと違うんじゃないかなあ

一之瀬「これは保険制度そのものに対する挑戦なの。
    それと男に頼らないで正々堂々と生きてる私たち女に対する挑戦でもある」


アキコは向島に自分は酒造りの家のお嬢さまで、息子ショウが生まれる前に男は逃げたと話す。
ショウくんがプールで溺れても、おにいちゃんは海猿だから大丈夫v

「罰は罪が犯した人間が償うべきよ。保険なんかなければ誰も苦しまずに済んだのに」
如月はショウくんを連れ去って、請求を取り下げろと詰め寄り、頭を殴られる。


●第7話 命の金
如月がゆった新潟に行く向島。アキコは酒造りの家の娘の同級生だった。
父1人子1人で、父は大酒飲み 小学2年の時に亡くなり佐渡の叔父夫婦にもらわれた。
叔父夫婦はアキコに働かせていた。冴えない男・野沢と結婚、その後夫は自殺した。
保険金は愛人を受取人に変えられていた(あれ、借金は断れるんじゃ?
佐渡金山懐かしいな。

アキコ「私は望みを叶えてあげただけ。その見返りに保険を受け取るのはそんなに悪いこと?
    保険なんてただの紙切れ、そこに期待するほうがおかしい」

奥井「僕だけは違いますよね?!」騙されたほうは、自分が騙されるはずはないって過信があるんだな

上司「社会正義と、会社の正義は違う。世間の常識を考えてみたまえ」

犯罪を犯したアキコは愛する息子に保険を残してやれるのか? アキコが向島に出した最後のお題。
「愛情に値段なんかない。でもそのお金にはお母さんの愛情がつまってる」

向島「誰1人救えなかった」
水谷「救う? たかが保険屋が何を思いあがったこと言ってるんだ。そんなに簡単に救えるもんじゃない!」
Schleichのグーズー、私も好きだな。リアルで、手ごろな値段だしv

「保険て何ですか? 自分が愛する者を守れなくなった時、代わりに守ってくれるものじゃないんですか?」
「目先の評判、株主のご機嫌で決めたら仕事の意味さえ見失う。保険の意味を考え直してください」

だから、会社は守ってくれないんだってば。どこも利益重視なんだもの。
お金が幸せにしてくれるって価値観からどーにかしないとだな。

奥井「横村さんたちは騙されてるって知っていながら、彼女にすがって幸せだったんです。僕がそうだったように」
自分ありきってことか。それも別に悪いことじゃないが。横村は喜ぶかな?




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