メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

notes and movies(1996.6~ part4)

2013-07-12 10:03:20 | notes and movies
過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part3からのつづき。
若かりし頃のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


『SATURDAY NIGHT LIVE 1975-1980 BEST SELECTION 1』(1992)

監督:ローン・マイケルズ
出演:ジョン・ベルーシ、ダン・エイクロイド、チェビー・チェイス、ビル・マーレイ、ギルダ・ラドナー、
ゲスト:ポール・サイモン、ジョージ・ハリソン、シシー・スペイセク、マーティン・シーン ほか
やっぱ笑える!これが今でも毎週土曜日に観れるなんてイイなあ。長寿番組(しかもアメリカで)だけある。
プロのコメディアンから、伸び盛りの登竜門として、濃い笑い満載。ゲストも豪華。
バカ演技するところなんか普段とても観れないよね。

ギャグメモ:
七面鳥のコスチュームにノリ気じゃないポールがStill Crazy を歌うw
ギャラを交渉するJ.ハリソン。人形と遊ぶスペイセク。
Soul Man/ブルース・ブラザース


『classic film collection Buster Keaton's SHERLOCK Jr. キートンの探偵学入門』(1924)

監督・出演:バスター・キートン ほか 総監修:淀川長治
これは文句なく完璧に完成度の高い、素晴らしく面白いキートン作品
様々なカラクリが魔法のようで、今もその感動は変わらない。
若々しく駆け回るキートンもキュートで、監督業も見事!

仕事中に居眠りすると透明なバスターが出てくるのはどーやったのかな??
綱引きを邪魔して、橋の切れ目に同じ高さのトラック2台が通る上を走り、
橋が倒れて着地!すっごいスタント、今でも危険極まりない瞬間のタイミングと技が必要/驚

この映画を盗み観る表情がなんともユーモラスでカワイイ。
恋人の髪をちょこっと触るだけの純粋なヒーローなんだよね
このヒロインはんだかカツラみたく豊かな髪形をした、ちょっと太めで大きな瞳がマンガ的な女の子。
キートン映画のヒロインって、チャップリンのと比べるとちょっと独特w
でも、この1~2分足らずのラストシーンはなんともいえない魅力たっぷりのエンディング。


『ムッシュー』(1989)
監督:ジャン・フィリップ・トゥーサンン 出演:ドミニク・グールド ほか
1シーン毎にポストカードみたいに整った美しさのあるモノクロ映像。
トゥーサンの主人公の男は、いつも無機質で空気のように実体がない。
このムッシューも彼が愛読する「静かな生活」「心の平静」そのままに水面のように静か。この本面白そう
音楽が懐かしくメランコリックでラストも甘い
ドミニクはK.マクラクラン風の美形で彼の穏やかな表情にみとれているだけでも面白い。
彼より学者を選ぶなんてリタは趣味悪いんじゃない?
これで2作目。『カメラ』も映画化されたかな?観てみたい。ちょっとしたリラクセーションになる。


『インモラル・マーメイド』(1992)
監督:エックハルト・シュミット 出演:イザベル・パスコ ほか
やっぱ『ロザリンとライオン』の女優だよね。ドイツ人だったの?
最初、妙に口とセリフが噛み合ってなくて、フランス映画のドイツ語吹き替えかなにかか?って思っちゃった。
すこし描写の繰り返しがくどいところもあるけど、スイス?現実離れした壮大な景色と、人魚の美しい映像は一見の価値あり。
パスコのクリクリの豊かな金髪と、豊満でしなやかなヌードは、『スプラッシュ』の趣とは異なっている。
自然保護をいくら訴えても文明の進化は逃れられない必要不可欠だと信じている人がいるかぎり、壊された自然は二度と元には戻らない。
そういうわたしも文明の利器に頼っている1人だけど。なんたる矛盾!


『007/カジノ・ロワイヤル』(1967)
 
監督:ジョン・ヒューストン 音楽:バート・バカラック、ハル・デビッド
出演:デヴィッド・ニーヴン、ピーター・セラーズ、ウディ・アレン、オーソン・ウェルズ、
デボラ・カー、ウィリアム・ホールデン、ジャン・ポール・ベルモンド ほか
125分もかけて、この豪華キャストに、たぶん相当お金のかかったセットの数々は、本家007と著者もビックリの番外編は、
スパイ・アクションあり、もちろん美女は無数に登場、コメディあり、SFまで飛び出すなんでもありの
出演者、スタッフ、観客、みんな楽しい完全娯楽作品

それぞれのスターがそれっぽい役を演じているのがなにより。
セラーズは意味もなく変装してるし、アレンは相変わらず臆病な女好き、
太りすぎたO.ウェルズは美術コレクターのマジシャン&ギャンブラー、
テクニカラーでブッ飛んだ世界は『バーバレラ』を思わせる。

セラーズ変装コーナー:
彼の好きなロートレックはじめ、ヒットラー、ナポレオン、カーレーサー、水平さん、縞々パジャマ姿もなかなかキュートでアレンにも似てる。
突如現れるUFOはよくできてる。アレンが処刑場で「妊娠してるかも。こんな事すれば、後で投書するからな!」w
ピンク・パンサーのケイトーも出てる?! それにピーター・オトゥールも!


『SATURDAY NIGHT LIVE 1975-1980 BEST SELECTION 3』(1992)
監督:ローン・マイケルズ
ゲスト:リチャード・ベンジャミン、クリストファ・リー、アンソニー・パーキンス ほか
このヴィデオシリーズは、1975-1980の間だけなのね。SNLが始まったのが1975年なのかな?
この5年間にこれだけのスターが生まれたんだ。その後も同じスタイルで、メンバーは変わっただろうな。

ギャグメモ:
「ペプシシンドローム」核炉コントロールにコーラをこぼして放射能が大量に漏れ、大統領が巨大化。
ラドナーのリポーターが「30mですか?」「とんでもない!」「27m?」「ノーコメント
ラストのヒッチコックは似てないけど、ダン・エイクロイドは本当に何でも演れる芸達者だね。


『the best of SATURDAY NIGHT LIVE hosted by BILLY CRYSTAL』(1993)

監督:デイヴ・ウィルソン 出演:ビリー・クリスタル、エディ・マーフェ、ロビン・ウィリアムズ、スティーヴィ・ワンダー、マーティン・ショート ほか
それぞれSNLから出たスターのベストパフォーマンス集かと思いきや、「BEST SELECTION」のほうとあまり主旨は変わらない。
でもビリーは比較的新しいメンバなんだね。やっぱり一番充実してたのは1975-1980なのか?
エディが唯一盛り上げてる。ビリーは物まねとスタンダップコメディが得意。

ギャグメモ:
「十戒」でのユル・ブリナーのマネは爆!
M.ショートのシンクロナイズド・スイミングでの妙な演技も爆
40年前ゲシュタポからかくまってからすっかり忘れてた家族エディの老男が妙に遠慮するのが笑えた。
「40年何も食べてないが構わなくていいんだよ。お手数でなきゃねえ、何とか食うよ。チキンか、出されたら文句は言えまい」


『SATURDAY NIGHT LIVE 1975-1980 BEST SELECTION 4』(1992)
監督:ローン・マイケルズ
ゲスト:エリオット・グルード、リック・ネルソン ほか
「コーンヘッズ」の主題歌が入り、私の個人的な疲れと退屈さでテンション落ちてる気がした。

ギャグメモ:
「激安革ジャン」:「君が牛を選び、気絶させて、皮を剥いで、我々がなめす
「陸上ジョーズ」:「水道局です」「電報です」などと言って、戸が開いたら食われちゃう。


ロザンヌ・ロザンナダナはサイコー
「大英美術館に行って、ケースに近付いて気がついたの、舌がミントアメですっかり緑色で死んだかと思った!
 この世で一番ゾッとするものは舌の下! 青や白やピンクで柔らかでデコボコで薄くて破けそうな皮があって・・・」
て、いつも話がどんどんあらぬ方向にいっちゃう/爆×5000


『ジュニア』(1994)
監督:アイバン・ライトマン 出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、ダニー・デヴィッド、エマ・トンプソン ほか
なかなか笑えるシチュエーションコメディ。あの筋肉ムキムキアクションスターが売りの
シュワちゃんが母性丸出しの妊婦になるってシチュエーションだけで当たり。
マストロヤンニの時よりリアルで共演者もそろってる。
ラストの甘いシナトラI got you under my skin にいたるハッピーエンドまで丁寧なつくり。

「もう1人産んだら?」「あの痛みはもう・・・」「別に女である必要はないもの。夫に頼めば?」

こんな画期的な新薬があったら素晴らしいだろうね。男も女も子どもを生む権利を持てるなんて!
映画やイマジネーションで可能なら、いつの日かそんな時代がこないとも限らない。
出産率低下のニュースが飛び交う日本でも一挙に問題解決か!?
イメージ一新中のシュワちゃんのうろたえぶりや、すっかり主婦になってる健気な演技がサイコー。
お腹の特殊メイク?もスゴイし。生まれた子どもがシュワちゃん顔じゃなくてホッとした(?)


『the best of SATURDAY NIGHT LIVE hosted by STEVE MARTIN』(1992)
製作:ローン・マイケルズ 監督:デイヴ・ウィルソン
けっこうベスト版とダブってる。とっても濃い笑いがスティーブ・マーティンの信条。

ギャグメモ:
ツタンカーメンの歌とダンスも濃いねえ!
その昔。牛車に轢かれて脚を折った患者に、医師が「瀉血すれば治る」「もう出血してます」「鳥からも1リットル血をとれ」
「待てよ、科学的な方法が人々を救うのかも・・・んわけないかあ!」て、このシリーズはいろんなバージョンがあって好きw


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