メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『見知らぬ島への扉』(アーティストハウス)

2016-08-19 11:45:35 | 
『見知らぬ島への扉』(アーティストハウス)
ジョゼ・サラマーゴ/著 黒木三世/訳 初版2001年 838円

※2002.5~のノートよりメモを抜粋しました。
「読書感想メモリスト」カテゴリーに追加しました。


あらすじ(ネタバレ注意

『好意は最高の所有の形、所有は最低の所有の形』


男が王に一艘の舟をお願いする。
理由は「知らない島を探す」ため

その気持ちに惹かれて、掃除女は同行する決意をする

でも、実際、出発するとなると準備が必要で難関がいくつもあって、
初日から男はくじけてしまうのに、
女のほうがやる気まんまん

「焦らないこと」

夜、別々の船室で眠る2人

船出する夢を見る男


結局、この続きはなくて出発もしないんだけど、
手続きがたらい回しの官僚への皮肉やら
いろんな哲学が平易でシンプルな文章の中に詰まっている


「離れてみないと実体(自分も)見えてこない」もしかり



コメント    この記事についてブログを書く
« 『写歌集 小さな友だち Lit... | トップ | 『カクテル・アンコール in ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。