メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『クレーン男』 ライナー・チムニク/文・画

2010-06-18 21:31:43 | 
『クレーン男』 ライナー・チムニク/文・画 矢川澄子/訳 童話屋
またステキな作家を発見してしまった!
素朴な青色の装丁で、ペン画みたいな手描きの絵に、思わず惹かれるこのタイトルv
パロル舎からも出てるみたいだけど、81年初版の童話屋さんのは絶版なのかな?童話屋って名前もイイね。

川岸に設置したクレーンに惚れて、その上で暮らしながら働いた男の話。
戦争が始まって、ダムが決壊してクレーンは海の中になってしまっても、なんとか暮らせちゃうのがスゴイ!
かつての親友たちもみな兵士となって消え、友だちは怪我を治した鷲ひとりだけ。
海のかなたの山に住むジャガイモを作ってる男とは、瓶につめた手紙でやりとりしている。
やがて戦争が終わり、再び町が戻ると、クレーンは片付けられそうになるが、銀色のライオンがクレーン男と鷲を助けてくれる。

こうして書くと単なるファンタジーに聞こえるけど、読後になんとも言えない感動が広がる。
ほかのもぜひ読んでみたい♪



『グーグーだって猫である3』 大島弓子/著 角川書店
こないだ夕飯をごちそうになったライブ友さんから、グーグーのつづきの3巻目をお借りしました~♪
前巻は著者の闘病日記みたいな感じだったんだけど、今回はいろんな事が起きて、内容みっちり!

まずは、前回譲り受けた全身皮膚病だったタマが立派に成長して大島さん宅の飼い猫になるまで。
そして、また5匹!(ちょう吉、たん吉、グレース、白雪姫、タビ)も拾ってきてしまい、
引き取られるまでのバタバタ騒ぎ(その1人はなんとっ!萩尾望都さんなんだって!

そして4匹の飼い猫のためにもうちょっと広い家に住みたいってゆう著者の引越し騒動話
こんなに何度もポンポン家を買い替えられるって、死ぬほど働いて、確固たるキャリアがあるからできるんだよな。すごい。。
でも、こう何度も住み替えたくなるなら、賃貸で全然構わないとわたしなら思うのだが
ガンのせいで生命保険に入れなかったため、仕事場として使ってた家を売り払ったお金を頭金にして購入。
その後「お任せパック」でのお引越し。近所のにゃんこで、いろんなおウチに自然に入ってくる銀糸ちゃんも可愛いw

あとがきにはなんとっ!!!その後またにゃんこを拾って、全員で9匹の大所帯に!!!
グーグー、ビー、クロ、タマ、ミケマル、モーモー、クリクリ、ルチル、きじ太郎。
もう誰がどんな事情で飼うようになったか忘れてきてますw
詳しい話はきっと4巻に描かれていると思われ。また、よろしくお願い申し上げます~!


コメント    この記事についてブログを書く
« 『エニグマ』(2001) | トップ | 『だけど今夜はビッグバンド... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。