■『小学館版 学習まんが人物館 南方熊楠』
荒俣宏/監修 みやぞえ郁雄/まんが 千葉幹夫/シナリオ
水木しげるの書いた『奇人怪人大図鑑』を読んで興味を持ったので、児童向けまんがで借りてみたv
水木さんの絵は、かなりデフォルメされてて、エキセントリックな逸話のみの抜粋だったから印象が全然違った
写真を見たら意志の強そうな精悍な青年で、小学館風に描くと爽やかなイケメンに変身してるw
▼主な経歴
1867年生まれ。神童と呼ばれ、大学まで行くが中退し、19歳でアメリカに渡って6年間過ごす。
キューバ島で慣れない靴を履いて脚を悪くしたのかな?サーカス団とともに各地を回ったってスゴイ!
25歳でロンドンに行き8年過ごす。大英博物館で資料を読みまくり!
論文『東洋の星座』が科学雑誌「ネイチャー」に掲載される。
14年ぶりに帰国。ディキンズと『方丈記』を翻訳&出版。田村松枝と結婚。
「神社合祀令」に反対して投獄される。柳田国男と交流し『南方二書』を出版。
「神社がなくなると、人びとの心のふるさとがなくなる。人びとのふるさとを愛する心がなくなれば、自然が枯れる。大切な史跡や動植物がなくなる」
神島はのちに天然記念物に指定された。
昭和天皇に粘菌などのご進講をする。1941年、74歳で亡くなる。
「この部屋の天井に美しい紫の花が咲いている。この花が消えてしまうから(医者は)呼ばないでくれ」が最期の言葉だったという。
天皇陛下にご進講した際に、もろもろの研究材料をキャラメルの箱に入れたエピソードは、
そう言えば、町歩きで「昭和天皇記念館」に行った時に見た気がするな・・・
昔は本が貴重で高価だったし、図書館やコピー機なんてないから、
学びたければとにかく本を持ってる人のところへ行って書き写して、丸暗記するしかなった/驚
南方の「抜き書きノート」は無数にあって、絵も上手かったんだな。
「南方の研究は21世紀の宿題だ」と言われているそうな。
合理思想をはるかに通り越して、エコロジーを明治から一貫して貫いてた人だったんだ。
エキセントリック(中心から外にいる)な人柄は、当時の日本では全然理解されず評価もされなかった。
何度も学校を退学したり、させられたりしてるけど、本当に学びたい人にとっては、
社会の規律や、集団ルールなんて邪魔で無意味なものでしかないんだな。
明治維新とともに生まれ、大戦直前に亡くなるタイミングや、
商売のうまくいってる商家(なべ屋)の、比較的自由のきく次男坊に生まれたってゆうのも、運命なのかも。
ちなみに、お父さんと弟さんが始めた酒屋(南方酒造)は、世界一統として続いている。
アジア人で初めて西洋において新種を発見したり、投獄された牢屋でも新種発見!驚
幽霊も観察して、幻覚と区別したってすごすぎ・・・
▼参考資料
『南方熊楠アルバム』八坂書房
『縛られた巨人』新潮社
『朝日ジュニアブックス科学者・探検家120人物語』朝日新聞社
『猫楠』水木しげる(講談社)
『南方熊楠』岩波ジュニア新書
ほか
▼関連メモ
カーソン『沈黙の書』
柳田国男『遠野物語』
ジョン・ミューア:ヨセミテ国立公園を守った。
南方熊楠顕彰館
追。
飼っていたカメが平成12年まで生きていたってのもすごい!驚
荒俣宏/監修 みやぞえ郁雄/まんが 千葉幹夫/シナリオ
水木しげるの書いた『奇人怪人大図鑑』を読んで興味を持ったので、児童向けまんがで借りてみたv
水木さんの絵は、かなりデフォルメされてて、エキセントリックな逸話のみの抜粋だったから印象が全然違った
写真を見たら意志の強そうな精悍な青年で、小学館風に描くと爽やかなイケメンに変身してるw
▼主な経歴
1867年生まれ。神童と呼ばれ、大学まで行くが中退し、19歳でアメリカに渡って6年間過ごす。
キューバ島で慣れない靴を履いて脚を悪くしたのかな?サーカス団とともに各地を回ったってスゴイ!
25歳でロンドンに行き8年過ごす。大英博物館で資料を読みまくり!
論文『東洋の星座』が科学雑誌「ネイチャー」に掲載される。
14年ぶりに帰国。ディキンズと『方丈記』を翻訳&出版。田村松枝と結婚。
「神社合祀令」に反対して投獄される。柳田国男と交流し『南方二書』を出版。
「神社がなくなると、人びとの心のふるさとがなくなる。人びとのふるさとを愛する心がなくなれば、自然が枯れる。大切な史跡や動植物がなくなる」
神島はのちに天然記念物に指定された。
昭和天皇に粘菌などのご進講をする。1941年、74歳で亡くなる。
「この部屋の天井に美しい紫の花が咲いている。この花が消えてしまうから(医者は)呼ばないでくれ」が最期の言葉だったという。
天皇陛下にご進講した際に、もろもろの研究材料をキャラメルの箱に入れたエピソードは、
そう言えば、町歩きで「昭和天皇記念館」に行った時に見た気がするな・・・
昔は本が貴重で高価だったし、図書館やコピー機なんてないから、
学びたければとにかく本を持ってる人のところへ行って書き写して、丸暗記するしかなった/驚
南方の「抜き書きノート」は無数にあって、絵も上手かったんだな。
「南方の研究は21世紀の宿題だ」と言われているそうな。
合理思想をはるかに通り越して、エコロジーを明治から一貫して貫いてた人だったんだ。
エキセントリック(中心から外にいる)な人柄は、当時の日本では全然理解されず評価もされなかった。
何度も学校を退学したり、させられたりしてるけど、本当に学びたい人にとっては、
社会の規律や、集団ルールなんて邪魔で無意味なものでしかないんだな。
明治維新とともに生まれ、大戦直前に亡くなるタイミングや、
商売のうまくいってる商家(なべ屋)の、比較的自由のきく次男坊に生まれたってゆうのも、運命なのかも。
ちなみに、お父さんと弟さんが始めた酒屋(南方酒造)は、世界一統として続いている。
アジア人で初めて西洋において新種を発見したり、投獄された牢屋でも新種発見!驚
幽霊も観察して、幻覚と区別したってすごすぎ・・・
▼参考資料
『南方熊楠アルバム』八坂書房
『縛られた巨人』新潮社
『朝日ジュニアブックス科学者・探検家120人物語』朝日新聞社
『猫楠』水木しげる(講談社)
『南方熊楠』岩波ジュニア新書
ほか
▼関連メモ
カーソン『沈黙の書』
柳田国男『遠野物語』
ジョン・ミューア:ヨセミテ国立公園を守った。
南方熊楠顕彰館
追。
飼っていたカメが平成12年まで生きていたってのもすごい!驚