メランコリア

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アルプスの少女ハイジ(31話~40話)

2010-03-01 10:42:12 | マンガ&アニメ
アルプスの少女ハイジ(31話~40話)
第31話 さようならおばあさま
とうとうおばあさんが自分の家に戻る日がやって来た。悲しむ子どもたちを元気づけようと外に出かけると、街の教会で結婚式が行われていた。感激した2人に「家に帰って、クララの結婚式ごっこをしよう!」ともちかけるおばあさん。サーカスも呼んで、音楽とダンスでとても楽しい時を過ごしている間におばあさんは馬車で出発してしまう。また暗い生活の再開か・・・凹凹凹

第32話 あらしの夜
おばあさんがいなくなって心のよりどころを失ったハイジは毎日山のことばかり考えて完全に鬱状態。食事もノドを通らず、ロッテンマイヤーさんが「あなたはクララお嬢様のお相手をするためにいるのだから、今後一切山のことは考えてはいけません」と脳の中まで支配しようとする。ハイジは心を閉ざしてしまい、その日から夜中になると怪しい白い人影が階段に現れるようになって、セバスチャンと馬車の運転手ヨハンは見張りをするが白い影を見てすっかり震え上がってしまう。ヤヴァイ・・・あれはきっとハイジが夢遊病のように無意識に歩き回ってるんじゃないかな。人はココロとカラダが別々になってしまうと精神が病んでしまう。まさに分裂症の症例そのものだ。

第33話 ゆうれい騒動
やっぱりユウレイの正体はハイジだった。山の夢を見て夢遊病となって屋敷内を歩き回っていた。騒動で帰ってきたゼーゼマンさんはハイジを山へ帰すことを決める。クララは泣くが、「わたしがアルムに訪ねていけばいいんだわ!」と思いつき、来年の春には必ず行くと約束。お土産に白パン、煙草、帽子などをもらって、ついにハイジはスイスを目指してセバスチャンと出発する。はぁ・・・ホッとした

第34話 なつかしの山へ
汽車の乗り継ぐのも慌しく、セバスチャンをせかすハイジ。近くの村までは馬車に乗っけてもらって、あっさりとセバスチャンに別れを告げ、充分に山の自然を満喫しながら、まずはおばあさんのところへ。白パンを渡すと美味しそうに食べてくれるが、「ハイジが帰ってきてくれたことが一番嬉しいよ」といってくれる。そして、とうとう山小屋に着き、おじいさんと再会。泣けた~!!!

第35話 アルムの星空
チーズ作り、乳搾り、モミの木の鳴る音、すべてが以前通りだけれど、以前着ていた服がもう小さくて着れなくなっていたり、ヤギのシロのお産が近かったり、ユキちゃんがすっかり大きくなって!驚 その子どもが小さかった頃のユキちゃんにソックリだったり いなかった間に少しずついろんなことに変化があったことを知るハイジ。ペーターはほんとうにハイジがもうどこへも行かないことを確かめにやってきて、木の実をくれたので、お返しに籠バッグをあげたハイジ。

第36話 そして牧場へ
翌朝、ペーターと一緒に久しぶりに牧場へ行ったハイジは空、雲、緑、石を積んだ上にたてられた旗も元のままと知って大喜びする。ペーターはハイジにピッチーの雛のいる場所に案内する。その間にアトリが大角のだんならと共に高い崖の向こうまでついていってしまい、追いかけるとその上には冷たい水の張ったキレイな湖が広がっていた。山が夕焼けで燃え上がり、ハイジは感動に包まれる。おんじは村にスーツケースを取りに行き、パン屋の主人にお礼を言う。すっかり人が変わったおんじにパン屋夫婦はびっくり。町で仕立て直した服を着て、元のハイジに戻る。

第37話 山羊のあかちゃん
山羊のシロが赤ちゃんを産むのを今か今かと待ち望むハイジ。クララから手紙が届き、ゼーゼマンさんはまた仕事で家を空け、ロッテンマイヤーさんと家庭教師の生活で寂しいと書いてあり、ハイジは早くこっちに来てと手紙を書く。ペーターのおばあさんにも聖書を読んであげ、クララのおばあさんからもらった本も楽しそうに読む姿を見て、やはり学校へ通わせるべきだとおんじは村の空き家を貸してくれるよう頼む。シロの赤ちゃんが生まれたら、そのコを売って前金にするつもりだったが、ハイジに訳を話すと泣いてしまう。おんじは赤ちゃんを売る代わりに、村の廃墟をタダで借りることにする。

第38話 新しい家で
秋の間中ハイジは家のことを、おんじは廃墟を住めるように改造することに専念し、とうとう初雪が降った日引越しが始まる。廃墟は屋根がないものの中は広く、大きな暖炉があってとても住みやすく改造されていた(さすがおんじ!)翌日から学校へ行くことをペーターと約束するが、ペーターはせっかく1番乗りしたのに近所のおばさんに届けものを頼まれて、カバンを届けたおやじさんに食事をごちそうになり、学校に遅れてしまう。ハイジは心配するが事情を知ってペーターが約束を破っていたのではないと喜ぶ。

第39話 がんばれペーター
すっかりデルフリ村の生活にも馴染むハイジ。冬には学校のソリ大会があるが、競争用のソリが買えないペーターは出られないという。「だったらおじいさんに教えてもらって自分で作ればいい!」とハイジが言い、おんじも道具を使っていいと言ってくれる。ペーターは木工道具を器用に使い見事なソリを作って、大会で同着1位をとる。その腕を買われて、学校の帰りに木工細工の彫り方を教えてくれるとおんじは約束。ペーターは優しくて、頼りになるし、カッコいい! ああ、ここにクララがいたら、あんな閉じ込められた生活より全然違うのに!

第40話 アルムへ行きたい
春になり、父との約束でアルムに行くことを願うクララはロッテンマイヤーさんに手紙を書いてもらうために食事を断ってしまう。ゼーゼマンさんはお医者さまに相談すると、アルムの厳しい自然の中で車椅子のクララが果たして暮らせるものか疑問だという。休暇の予定が決まっていないお医者さまにゼーゼマンさんは娘のためにアルムに行って様子を見てくれと頼む。お医者さまがやって来るという手紙をクララが来ると思いこんで大喜びのハイジ。

これはクララの「自立」の話でもあるんだな。母を早く亡くして、父は家を空けてばかり。
愛情に飢えた少女は歩けなくなることである意味自分に関心をひきたかったのかもしれない。
でも引きこもることで勇気を失くして、ロッテンマイヤーさんのキツイ言い方にも萎縮し、すっかり自信を失って、
自分の気持ちを主張することもできないでいた。
けど、奔放で自分の意志を固く持つハイジと出会うことで、そんな自分に気づいて変わろうとする。
だからクララにはロッテンマイヤーさんみたいな人も必要だったってことだ。

シロの赤ちゃんの名前がチーちゃん ユキちゃんの子どもも、ユキちゃんにソックリだからって同じユキちゃんてw ハイジのネーミングセンスがすごいv


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