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常識を疑え! ボクシング編(と言うか村田諒太編かな?)

2020-07-28 22:34:17 | 格闘技

このひと月は毎日体育館でトレーニング。(と言ってもコロナ対策で1時間限定ですが)

バイク漕ぎながらのユーチューブ観るのが日課でして、昨日見つけたのが村田諒太のチャンネル!

村田選手は試合後のインタビューも出版されてる本も、すごく面白くて謙虚で飾らない「頭のいい人」なのがよくわかるしファンです、ほんと。

 

その村田選手が始めたチャンネル!「ビレッジ フィールド」期待しました!

それも「右ストレート」の打ち方ですよ!

ミドル級の現役王者が公開するとは期待するなとは無理な話ですよね、そりゃ期待して見ました、

が、しかし!!

 

「下半身主体でパンチ打つのは間違い」

「体の回転で連打はできない」

「脇を締めて小さく打つのはダメ」と僕(いやほとんどのコーチか?)が最初に注意するポイントを完全否定でした!!

村田選手ほどの良識人紳士がここまで否定するとは!
(多分頭のいい人ですから、冒頭でエモーショナルな事を言って盛り上げるプランもあったかもしれませんね)

昨日読んだ時点で、頭に血が上り、こと細かに反論などを書き込んでいたのですよ〜

で今日もう二度ほど内容を確認してみれば。。。

は〜、なるほど、それも一理あるかも!の内容でした。

結局、村田選手の一番言いたいことは「体打ち」がダメということ。

確かにボクシングが少し身につき出したボクサーに多い「体打ち」
猫背で小さく構えてシッ、シッ、シッ、シッ、シッと拳が体から離れないシャドーしてる人を「体打ち」と呼ぶのでしょう。

対する「手打ち」はボクシング上級テクニックです。

 世界ランカーの知り合いのトレーナーはミット時に「腰を回すな、手だけで打て!」とやってるの見て、僕は「なんで手打ちですか?」と聞くと「世界レベルで腰回していたらパンチ当たらないですよ」との答え。

確かに、足〜腰〜肩〜拳と動くのは確かに極端だし実際実戦で使えてるのは手の長いメキシカンくらいか。

 

僕ら普通のトレーナーが教えてるのは下半身にも意識する「ノーマル打ち」というべきか。

 僕の想像ですけど村田選手は天性のパンチャーで上半身の動きだけで強打てる体を持ってるのだと思います、僕も長年ミットを持ってますが数年に一人、体硬くてフォームも無茶苦茶、下半身回ってないけど、恐ろしく凄いパンチ打つ人いるんです、あれは教えても身につかないものだと思います。

そういうタイプには村田理論は有効だと思います。

でも普通の体の作りの人は下半身の力も動員した方がいいと思います。

 昔ボクシングトレーナーに右脇付近を土台にして、その回転で右パンチを打つ練習方法を教えてもらいましたが、腕壊れるくらい強いパンチ打てます(実戦では使えませんが)それくらい体全体を使った方がいいと言う事です。

 登山に例えると目指す頂上は同じでも、コースはいく通りもあるので、よっぽど自分には合わないと思わない限り根気よく登って行くのがいいですね、途中でコース変えると時間がかかりますよ!

 

 ユーチューブでマネージャーに打たして「上半身の動きについてくる下半身の動きでいい」と言ってましたが、僕の経験だと初心者は下半身が一切動かない人の方が多いです。

村田選手の理論も腰は回すのですから、初心者には体の回転から教えて「体幹」を感じてもらう方がいいと思いますけどね。

「体の回転だと連打打てない」のシーンはモデルの方は頭が動きすぎて「体の回転の検証」になってなかったような。
下半身が安定してないから、そうなるのでしょうね〜

 

 トレーナーの数だけ打ち方があると思いますが、右ストレートみたいなシンプルな技でさえ理論が無数にあるのですから、ボクシングはまだまだ深いですね。

 ボクシングは技術の事を「テクニック」と言わず「アート」と言うのも頷けます。

 今週もキックボクシング練習あります、こんな刺激的な画像があるとまた一段と楽しみですね!!

 

 

 

 

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