語る、シェフ

小さなレストランのオーナーが、日々の出来事を語ります。

  初めてのお店2

2009-05-21 02:50:01 | シェフが店を持つまで
遅くなってしまった・・。
まいちゃん!!とても可愛いコメント、ありがとう。
またいつか会おうね。

そんな訳で、僕にとって初めてのお店、「ティファニー」での仕事は、僕にいろんな事を教えてくれた。

僕の計画では、最初はスタッフのたくさんいる、ある程度大きなお店で働き、
飲食店の全体的流れをつかみ、徐々に小さい店に移っていきながら、責任あるポジションに就いていく・・・。
そして、30歳後半で店を持つ。そんなイメージを描いていた。
大丈夫、努力さえすれば何でもできるんだから・・・。
 
 

「ティファニー」には、丸2年いる事になるのだけれど、当時は、あっという間だった。

入ってすぐに、僕は恋に落ちた。あっさりと7歳年上の女性が好きになってしまった。
もしもの事があるので、彼女の事は詳しく書かないけれど・・・
ちなみに29年たった今でも、彼女とは連絡しあってる。(そんなに頻繁って訳じゃないけどね)
この年になってしまえば、7歳上なんて、同い年みたいなものだ!?
でも当時は、就職したての19歳と26歳の女性といったら・・・ため息が出るほどの違いだった。
 
 

僕はあの頃彼女の事が好きで、明治神宮前駅で待ち伏せして、
「僕はあなたが好きです!!でも、どう考えても無理なので、やめます。でも、気持ちは分ってください!!」
と、ホームで叫んだのだ。今思うと、本当に思い切ったことをしたもんだ。
彼女にしてみれば、いい迷惑だっただろうに、その後も何かと気遣ってくれて本当に素敵な人です。
今は、20歳になる娘さんと御主人3人で東京で暮らしています。
ただ、あんまり体が丈夫じゃないので、少し心配です。

僕が店をオープンした時も、籐で出来た三輪車にポトスが入った贈り物をくれて、
電話で、[とにかく長く続けるのよ。頑張ってね。」と言ってくれた。
でも考えてみれば、彼女とはもう、25年ぐらい会ってないかな?
懐かしくてちょっと赤面しちゃう思い出ですね。

   それでは、また。
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