四柱推命≪詩子の推命日記≫

四柱推命に関する日々の命理的考察およびフリートーク

本日命(庚日干申月金旺生まれ!)

2017年08月31日 08時29分11秒 | 命理

★夏の間、花たちが焦げ付きそうだったのですが、さすがに秋の夜風に元気を取り戻しつつあります。

★命理
おはようございます。
昨夜はうっかりでした。疲れなのか、年のせいなのか・・・不安です(苦笑)

 さて、前回は特別格を扱かってしまったのですが、昨日はどうであったのでしょう?先日、生まれた赤ちゃんは丁日干の綺麗な従勢格のお生まれでした。お名前もそのように考えて今、提案中です。そこに気が取られていた!・・・というのが本音かも!でないと忘れることはないですよね。
 昨日は己丑日でした。
丁酉
戊申
己丑
癸酉  としましょうか!!

 これは比劫の幇助ありとみたほうが良いでしょう。丑中己土は生金した弱化しますが、月干に戊土ですし、丁火が弱くても戊を生じ、丑に微根!ほんのわずかでも日干側ですので日干が従するのは無理かと推します。普通格です。

 では本日命です。
丁酉
戊申
庚寅
丁亥  としましょう。

 庚日干は申月金旺の生まれです。旺令も極みに達する時期かと思います。今から酉月に入ればさらに・・・です。庚金帯殺と言われますように陽干には陽干の丙火の剋を最喜とします。丙でなくても丁火でも有情で有力な丁火は煅金して喜象となります。甲木引丁 丁火煅金です。そういった観点から本命は寅中甲木があって丁火を生火しますが、肝心の丁火が弱いのです。亥が巳火であったらと思いますが、そんな配合はありえませんから、運歳で木火が巡るのを待つ以外にありません。
 八字は申酉あって庚金は旺令の金に通根しており、おまけに天干に戊土の印があります。かなり日干は強いと思われます。また地支は申寅の冲が日月地支にあります。旺金が死木の寅を剋しますので寅が主に痛むのみで庚や申は傷んでもわずか!どうしても木火の財官が欲しいです。大運は逆旋して南方から東方に巡るのが喜でしょう。
 喜忌を取ります。
格:建禄格
用神:丁
喜神:木
忌神:土金
閑神:水火
調候:不要  と取ります。

※水は天干に壬や癸水は丁火を剋して忌。地支なら旺金を洩らして喜。
 また火も天地に透るような丙午などは戊に化殺もないでしょうが、軽く丙戌などくれば日干と剋よりは戊に化殺となりますので案じられますね。で、閑神です。喜とされてもいいですが・・・

 本日は異例で朝のブログ更新でした(笑)。
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本日命(乙日干申月金旺生まれ!・・・棄命従格?)

2017年08月26日 20時33分21秒 | 命理
★命理
本日は明け方にザア~っと雨が降ったせいか、気温が低くて過ごしやすかったです。30℃以下でしたね!!
 昨夜はWAKAちゃんといっしょにお風呂に入りました。WAKAちゃんとは初めてでしたね!!パパもママもそれぞれが忙しくて遅かったのです。「遅いね~!!」と二人で言い合ってたのですが、親がいないといい子にしてるもんですね(笑)。
 さて、本日は乙酉日です。久しぶりに特別格を!
丁酉
戊申
乙酉
乙酉 としましょう。

 棄命従格の一つです。旺じているのは殺です。従殺格とみるのが適切な八字です。従殺格の成立条件は日干を幇助する印も比劫も一点もなく、また食傷がなく旺神と剋戦しないことです。問題は乙が時干にありますが、瑕疵ではあるのですが陰干で弱く日干には無情無力としか言えませんし、旺神と剋戦することもありえません。よって従殺格ととるには十分な八字です。丁火にしても旺金を剋すほどの力はありません。成立するでしょう。
 このような一見、官殺大過で極弱の八字は依るべないのですが、普通格であれば問題発生となりますが、日干を捨てて他行に従する場合は依るべないということでの忌象は起きないものです。喜忌が全く逆になりますから、時干支を見ないで3柱推命をするような場合には非常に危険だと言えます。世間にはまだまだ3柱推命の類が多く見受けます。本日命を時干支なしでみたら、わからない!!と思わなければならないですね。
 喜忌を取っておきましょう。
格:従殺格
用神:庚
喜神:土金
忌神:木
閑神:水、火
調候:不要
と取ります。
 閑神ですが・・・水は旺神を洩らすので喜なのですが、日干を生身してはまずいのです。配合が問題となりますが、運歳での水はほぼ日干を生じることになって忌ですね。八字内で水があるとすれば日干に無情な位置なら喜神です。

ちょっとだけ・・・
丁亥
戊申
乙酉
乙酉
 このような配合なら水は喜神なのです。ただ運歳での水は喜忌あるでしょう。とにかく乙ですから、いくら棄命従格の部類とは言え、水多で浮く場合は問題ですし、上手く慈木培木となる適切な癸水なら日干が立てるので破格となります。それこそ水の在り様を精査しなくては・・・となります。

 次のような時干支はどうでしょうか!!
丁酉
戊申
乙酉
丙戌
 です。
従殺格とするなら食傷の在り様を問わねばなりません。年干の丁は戊に流れて弱化しますので旺神の金を剋せるとは思いません。時干の丙です。さて、どう考えるか・・ちょっと迷う人もあるかも!戌中蔵干にも辛金がありますので天干から日支と戌中辛金は剋戦しますね。ですが、戌中の戊土がありますので火→土→金と流通もあります。
 こんな場合は従勢格とみたほうが良さそうです。食傷、財、官の3行に従する場合は3行が綺麗に流通してそれぞれが均等な強さをもっているのがベストなのです。こちらのほうが適切だと感じますし、おそらく事象からもそうなるように思います。
 本日命は架空ですので、事象と合わせることができませんのでしかたないです。悪しからず・・・
 とりあえず、喜忌だけでも取っておきましょう。
格:従勢格
用神:戊
喜神:火土金
忌神:水木
閑神:なし
調候:不要  以上です。
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中医でいう「精気」とは・・

2017年08月23日 21時05分12秒 | 中医・漢方
★中医
今日は処暑だったのですね。暑さがおさまるところっていう意味なのでしょうが、ますます猛暑ですね。関東は久しぶりの猛暑とか・・・こちらは毎日ですから、体も慣れていて暑いのが普通!!ってところです。毎年、お盆も過ぎて暑さがおさまってくると早く秋にならないかなあ!なんて残暑が疎ましく感じるのですが、もうそんな発想はしないことにしています。まだ耐えれるぞ!ドンとこいって意気込みです。
 とか、言いながら暑さに身体もアップアップなのでしょうか!最近は朝から眠いです。とにかく夜間の睡眠、昼寝、たっぷりと取りたいと思います。無理ですけど・・・・私は元来、不眠には縁のない体質のようです。夜も興奮して腹が立つことがあってもスッと寝つけて朝がくるから自分でも呆れます。その傾向が夏は拍車がかかるように思うのです(笑)。

 さて、昨日はこちらは受講生たちの研究会でした。提示命を紐解きながら、皆さまも解命も伺うのですが、そんな中で病源のお話が出ました。命理での病源はやはり中医学に少し通じているほうがわかりやすいですよ!!というお話になりました。滴天髄にしても疾病論を読むにあたっては中医の知識があったほうが読みやすいです。特に陰陽論・五行説は中医学の理論体系であり、人体の組織構造や生理機能、疾病の発生や進行を説明するに使われますし、診断や治療の方針など様々な分野で使われています。
 人体の構成も五行説で木火土金水の相互作用として説明しているのですが、西洋医学では全く使われない臓器や人体の流通経路があります。本当にびっくりされていましたが・・・
 今日はそんな中で一つ・・・
滴天髄に「精神」というところがあります。広義の精神は辞典を引けばわかるでしょうが、そうではなく命理でいう精神は任氏の解説によれば「精」と「神」に分けての解説がありますが中医理論を後ろ盾に言っているとしか思えません。任氏は精とは我を生じる神だと言います。そのあたりは非常に難解なのでブログなどでお話することではないですが、中医でいう「精」とは何なのか、以下に少しだけご紹介しましょう。理解していただければ幸いです。

 人体は気、血、津液によって構成されているのですが、血はいわゆる血液です。津液(しんえき)は人体を構成している水分全体をさす総称です。中でも「気」は経絡を通して体中を巡っている眼には見えないものですが、人体の中で物質が変化したり、代謝するのに関わるものです。
 気の種類は大まかには宗気、営気、衛気、元気などです。これらの気を作るもとになるのが水穀の精微、自然界の清気、先天の精気です。この先天の精気とは何かといいますと両親という陰陽の精子と卵子が生み出すものでDNAによる生得的な気のことです。また精微とは水穀のことを言っているのですが、生を受けた後に飲食によって体に取り込んでいく栄養のことです。自然界の清気とは太陽や自然界の水、土壌を指すのだと思われます。
 また「精」とは人体の作用の中でも生殖に関わるものでもあり、生の根源でもある「腎」の気にもつながります。生命は腎にあり!と言われますから。ともあれ、精気のもつ深い意味を中医的観点から理解しておくと命理でいう精神の解釈がとてもわかりやすいかと思うのです。
 というように「精」とは親から受け継いだものや、自然界から受ける恩恵を指すものだということがわかりますね。そんな意味合いから今度は滴天髄を読んでみたら、なるほどと思うところがあります。解釈はいろいろですが、興味深いです。
 何のこっちゃ?と思われる方もいらっしゃると思うのですが、頭の片隅にちょっとだけおいてくだされば嬉しいです!!


★実父の三回忌でYORIと私の弟の孫と。こんな写真も記録しておきたいので・・・・
実はブログ本が5冊めもできて、私個人の日記として保存しています。誰にも見せたことがないのですが、こういった写真など
記録したいなと思って・・・
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本日命(戊日干申月金旺生まれ:組織配合)

2017年08月19日 23時19分41秒 | 命理
★命理
こんばんは!
今晩は珍しく外出してました。ブログ更新、うっかり忘れそうでした。丸亀の花火大会でした。20数年ぶりに行く気になっただけなのですが・・・・花火、綺麗ですね~!写メを撮ろうとしたのですが、綺麗なのは撮れないです。やめて花火観賞に専念しました。あまりに近くで観たので首が痛くなりました(笑)。

 さて、万年暦を開きますと本日は戊寅日です。10日前に本日命として挙げましたのは戊辰日でした。
 丁酉            
 戊申            
 戊寅
 壬戌  です。
以前に提示したのは
 丁酉
 戊申
 戊辰
 壬戌  でした。

辰が寅になっただけです。日支が寅になっただけで一気に八字の様子が変わりました。寅になると申寅冲で減力しますが双方が残りますので寅中甲木は戌中戊土を剋して弱化させます。日干戊は、本日命は根が弱く月干の戊の幇とわずかに戌中戊に通根する程度となります。また、戊辰日に見られるような日干の強さがあっての食傷生財はみられません。本日命は、日干戊土は弱の部類でしょう。
 日干弱
 用神:戊
 喜神:火、燥土
 忌神:金水木
 閑神:湿土
 調候:不要
と取ります。

 日干戊土は極弱というわけではないですが天地に透る戊辰日とは違いますね。
おまけに日支寅は忌神ですので忌の申と剋となり、忌が忌を制するのは悪くはありません。ですが、金木剋戦して弱日干を救うのは良いとしても八字の金木が運歳でいろいろと形を変えますので事象としては出るかもしれません。
 仮に日干が戊申日であれば、どうでしょうか!!
丁酉
戊申
戊申
壬戌

 日干の強弱については寅日もあまり変わらないかもしれません。戌中戊は日干の根とはなりますが、こちらは上記の2命と比較すれば、食傷がいずれも強いですが、さらに大過となる命です。土はいずれも閑神となるでしょうか!!丙火の病薬が欲しい八字となります。
 以上、本日は簡単ですが、日支の一字が変わるだけでも大きく違う事例です
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八字の組織配合!!

2017年08月16日 21時28分38秒 | 命理
★命理
本日は乙亥日です。いつもどおりの解命も良いですが、本日は少し組織配合について述べておきたいと思います。
命を看るときは日主を中心として八字をみることは誰しもご存じです。その他、勘案すべきことは五行十干の特性、生剋制化の様子、干どうしの有り様(上下、左右、遠近など)を見ながら、八字の組織構造をきちんと看なくてはなりません!!また最初は数値から入って日干強弱に明け暮れるものですが、ある程度わかって来はじめますと気が付くのですが、数値のみでは計れないなという点に気が付き、愕然となるものです(笑)。私などはこの愕然の連続でしたが・・・
 
 さて本日命を・・・
丁酉
戊申
乙亥
丙戌としましょう。
 日干乙木は根なく申月金旺の生まれで弱木です。亥水の生木とはいえ亥の蔵干は壬水ですから干の特性上は慈木の癸水とは違います。官殺との通関程度です。乙木は湿を嫌いますので丙火との相性は良いですから時干の丙は反生の効を望めて喜の関係です。調候ではありませんのでご注意ください。干の特性上、欲しい干が丙火であるということです。
 八字の年月は申酉官殺が団結しますが天干に透らないのが救いです。年干の丁火は火源も根もなく弱いですし陰干なので丙火のような病薬の作用はありません。戊は日支の亥水にあたって湿の気を帯びますから地支申酉を生金します。乙とは無効の剋とはいえ、任じられない戊土財です。
 喜忌を取りますと・・・
日干弱
用神:丙
喜神:水木
忌神:土金
閑神:火
調候:不要
と取ります。
火は過ぎれば洩身大過して忌。程よく反生の効を望めるのがよく、一方、運歳で巡る庚金が透れば丙が病薬としてわずかでも作用できるというわけです。水は喜神ですが、亥水では通関程度ですので慈木もなく丙火ほどの喜の作用は望めません。もっとも欲しいのは寅卯の根か甲木の幇、さらに丙火によって燥の気を帯びれば言うことないですね。注文が多くなる八字とは思います。

 少し配合を変えて見ましょう
壬子
戊申
乙亥
丙戌 
とします。年干支を壬子にしました。
本日命と違うのは年干支です。本日命では日干乙木は戊土財には任じられませんでした。この命ではどうでしょうか?戊は年干の壬と相打ちますが双方残って固有の干です。生剋制化はあるのですが、湿土化して申金に流れて年干の壬子に流通して日干からエネルギーが遠ざかります。もちろん日支の亥水にも流通はしますが年干支の壬子が強いのでそちらの方への流が優先されます。結果、乙日干は戊土財にはそれほど任じる責はなくなるのです。こういった違いが生じます。
 また大運が逆旋しますと、丁未、丙午、乙巳・・と火旺運を行きます。
火は閑神ですので大過すれば本日命では洩身の忌です。この命ですとその点はどうなるでしょうか?年干の壬子は補正修正するばかなりエネルギーが溜まって膨らみ、木へと流通しないだけです。日干とは遠隔無情なので子水の慈木もありません。ところが丙午大運では乙日干が洩身大過となるところを壬子干支が丙午大運干支と相打ちます。無くなるのではないですから、弱化して生剋制化します。つまり日干が洩身するのが減じられるという結果です。
 年干支が違うだけでも日干の負担は全くちがってきますので解命そのものが違うのです。八字のうち一字違っても解命は違うということです。それがどの位置にあるのかということで全く違うと言うことです。
 戊申
 壬戌(金)
 乙亥
 丙戌  でしたら、組織配合がまた変わります。
こちらでは壬が直接に日干と関わりますね。上掲のように遠隔無情ではありません。浮木的となるでしょうか!!解命は水多の忌を意識することになり、戊土財は金水と流通して忌の原因を作ることになるのみで日干が任じる責はないのです。こうなると財より印の壬水の忌象を問うことに終始しそうです。乙の燥湿も気になります。水勢はいずれも変わらないのですが、解命は違いますね。
というように組織配合で解命が違ってくることを少しだけ見て頂きました。
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